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随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

救急車事件 -Alfordのあぶない友人話 その2-

2009-01-23 | あぶない友人話
こっちのパトカー、救急車や消防車のサイレンは日本と比べて非常にけたたましいというのは誰もが感じることでしょう。まあそのくらいのやかましさがあるから、誰もが「事件」だ「火事」だの緊急事態を認識するわけで、大切なことは大切だと重々承知はしているつもりです。でも静かな夜にいきなり轟音がとどろき、ベットから飛び上がったりすることもあるので、困ることもあります。

NYに泊まったことのある方はよくお分かりかと思いますが、ここは始終昼夜問わずサイレンやらクラクションやらでうるさいです。特にマンハッタンの真ん中に行けば行くほど・・・。だから私はいつもイーストサイドのホテルを取るようにしています。

さて、そんなことを考えていたら、ずいぶん昔のことを思い出しました。まだ大学生のだったころの話です。その時代私はサークルでバンドをやっており、不規則な生活に明け暮れていました。もちろんこういう音楽関係になると昼夜はありません。だいたい練習と言えば夜中なんてこともざらでした。パック料金だと当時は日中や夕方に借りるよりもはるかに安かったのです。練習が終わればファミレスで反省会兼ダベリんぐの時間です。まあだれもがそんな生活をしていたとは思いませんが、きっとそれに近いことは学生時代にあったのではないかと思います。

ただ、夜行性だったものですからどうしても車を使った移動が多く、結局アルコールとは無縁の生活だったというのはよかったかもしれません。

でもある日のこと、練習の後、友人の家に集まりました。まあ夜も遅かったのでその日はそこに泊まることになり、それじゃあということで酒盛りになりました。たまに飲む酒って当時は本当においしかったのです。ついつい4-5人いる仲間うちと酌が進み、みんないい気分になってしまったのです。

ところが、しばらくするとその家の主が、突然「寒いよ~!」といって、ベットにもぐりこみ震えだしたのです。今までそういうことがなかったものですから、一堂騒然としてしまいました。それだけ彼の様態が変だったのです。今まで良い気分で酔っ払っていたのが急に皆真っ青になってしまいました。「これはいかん!」と誰かが思ったのでしょう。救急車を呼びました。それほど事態は深刻な様相だと我々は認識してしまったのです。これは決して酔っていたからというわけではないのです。

時間がなかなか動きません。どれだけの時間を待ったのでしょうか?

実際には優秀な日本の緊急体制なので、おそらくは10-15分くらいでしょう。でも顔面蒼白な我々にはとても長い時間に感じました。それでもやがて、どこからともなくあのけたたましいサイレンが鳴り響いてきたのです。このときは天使が舞い降りるチャイムに我々は聞こえたかもしれません。

とりあえず救急車に彼を積んで、一路病院に行きました。何人かは彼につきそい、残りは自分たちの車で・・・。そのときには我々の体からアルコールは完全に消滅していました。「まさか、急性アルコール中毒? 大丈夫だろうか? ここで新聞の社会面を飾ったら洒落にならん!」とそばにいた誰もが思ったことでしょう。病院で待つことしばし、治療にあたった先生が出てきました。そして吐き捨てるように一言・・・。

「単なる酔っ払いだ! 早く連れて帰れ!」 彼は何とも人騒がせな奴だったのです。一同唖然!

ちなみに彼はこの日のことをネタに後々ぼろぼろにされました・・・。「本当にもう!」という感じです。

あれから時間が何年たったでしょう? でもこういうことをふと思い出すのは何か懐かしい友人にあったような気分でよかったです。今は奴はどこで何をしているのでしょうか?

吉野家の人-Alfordのあぶない友人話 その1-

2009-01-08 | あぶない友人話
先日昔の友人から新年の挨拶メールをもらいました。米国にいると年賀状とかを書かないわけですし、代わりにクリスマスカードをかかなくちゃならないのですが、とはいえいつも忙しく、本当に身内のひとだけにしか送らないような感じです。更にE-mailが発達したことから、今ではカードを作ったらそれをpdfファイルにして送るという状態になってしまっています。

手を抜いてごめんなさい!

さて、その中の一人にずいぶんとすごい人間がいます。まあ元々私の友人というのはどいつもこいつもろくでもない人間ばっかしなのですが、まあ敢えてS,A,B,Cとランクをつければ、恐らくはAランクに属するやつかもしれません。(笑)

彼はうちの業界きっての「あぶない奴」、敢えて言うなら「XX業界のやしきたかじん」みたいなやつです。(こいつがまた、やしきたかじんが好きというのだから、おもしろいのですが・・・。)

元々学生時代にボクシングをやっていたそうですが、副業で吉野家でアルバイトをしていたそうです。それも関西地区の中でも危ないところで・・・。それこそ暴走族やら何やらがたむろするようなところで・・・。普段はやさしいおにいちゃんなのですが、案外気性もあらいものですから、何かあるとこういう連中をぼこぼこにしたんだそうです。(確かにその実力はあります。)でも想像するととっても面白いかもしれません。因縁つけた怖いお兄ちゃんに、吉野家のエプロンをつけたお兄ちゃんが厨房からおたまを持って現れて、相手をぼこぼこにする、というのが非常に滑稽です。多分ちょっとしたストーリーにしたら受けるかもしれません。(今度日本に戻ったら、本人に武勇伝をしっかり聞いて、ノンフィクションのショートストーリーとして、書いてみようかと思います。笑)もしかしたら、そういう人にあったことがあるという方もいるかもしれません。恐らくは25年前くらいの大阪界隈の話だったと思います。

ちなみに、こやつは本当にボクシングをやっていて、網膜はく離の危険も持っていた奴です。まさに歩く凶器ですえねぇ・・・。でも酒を飲んでいると私同様おもろい人なのですが・・・。ちなみに彼が酒を飲む理由のひとつに、「お酒を飲むと眼球が膨張するから? 剥離しにくい状況になる。」というわけの分からん理論を展開していたような気がします。

たまに日本に帰ってこういうやつらとお酒を飲んで昔話をするのも悪い気はしません。昔は昔でよかったこともあるものです。感傷にひたるのも悪くないなぁ、とちょっと思った次第です。