こっちのパトカー、救急車や消防車のサイレンは日本と比べて非常にけたたましいというのは誰もが感じることでしょう。まあそのくらいのやかましさがあるから、誰もが「事件」だ「火事」だの緊急事態を認識するわけで、大切なことは大切だと重々承知はしているつもりです。でも静かな夜にいきなり轟音がとどろき、ベットから飛び上がったりすることもあるので、困ることもあります。
NYに泊まったことのある方はよくお分かりかと思いますが、ここは始終昼夜問わずサイレンやらクラクションやらでうるさいです。特にマンハッタンの真ん中に行けば行くほど・・・。だから私はいつもイーストサイドのホテルを取るようにしています。
さて、そんなことを考えていたら、ずいぶん昔のことを思い出しました。まだ大学生のだったころの話です。その時代私はサークルでバンドをやっており、不規則な生活に明け暮れていました。もちろんこういう音楽関係になると昼夜はありません。だいたい練習と言えば夜中なんてこともざらでした。パック料金だと当時は日中や夕方に借りるよりもはるかに安かったのです。練習が終わればファミレスで反省会兼ダベリんぐの時間です。まあだれもがそんな生活をしていたとは思いませんが、きっとそれに近いことは学生時代にあったのではないかと思います。
ただ、夜行性だったものですからどうしても車を使った移動が多く、結局アルコールとは無縁の生活だったというのはよかったかもしれません。
でもある日のこと、練習の後、友人の家に集まりました。まあ夜も遅かったのでその日はそこに泊まることになり、それじゃあということで酒盛りになりました。たまに飲む酒って当時は本当においしかったのです。ついつい4-5人いる仲間うちと酌が進み、みんないい気分になってしまったのです。
ところが、しばらくするとその家の主が、突然「寒いよ~!」といって、ベットにもぐりこみ震えだしたのです。今までそういうことがなかったものですから、一堂騒然としてしまいました。それだけ彼の様態が変だったのです。今まで良い気分で酔っ払っていたのが急に皆真っ青になってしまいました。「これはいかん!」と誰かが思ったのでしょう。救急車を呼びました。それほど事態は深刻な様相だと我々は認識してしまったのです。これは決して酔っていたからというわけではないのです。
時間がなかなか動きません。どれだけの時間を待ったのでしょうか?
実際には優秀な日本の緊急体制なので、おそらくは10-15分くらいでしょう。でも顔面蒼白な我々にはとても長い時間に感じました。それでもやがて、どこからともなくあのけたたましいサイレンが鳴り響いてきたのです。このときは天使が舞い降りるチャイムに我々は聞こえたかもしれません。
とりあえず救急車に彼を積んで、一路病院に行きました。何人かは彼につきそい、残りは自分たちの車で・・・。そのときには我々の体からアルコールは完全に消滅していました。「まさか、急性アルコール中毒? 大丈夫だろうか? ここで新聞の社会面を飾ったら洒落にならん!」とそばにいた誰もが思ったことでしょう。病院で待つことしばし、治療にあたった先生が出てきました。そして吐き捨てるように一言・・・。
「単なる酔っ払いだ! 早く連れて帰れ!」 彼は何とも人騒がせな奴だったのです。一同唖然!
ちなみに彼はこの日のことをネタに後々ぼろぼろにされました・・・。「本当にもう!」という感じです。
あれから時間が何年たったでしょう? でもこういうことをふと思い出すのは何か懐かしい友人にあったような気分でよかったです。今は奴はどこで何をしているのでしょうか?
NYに泊まったことのある方はよくお分かりかと思いますが、ここは始終昼夜問わずサイレンやらクラクションやらでうるさいです。特にマンハッタンの真ん中に行けば行くほど・・・。だから私はいつもイーストサイドのホテルを取るようにしています。
さて、そんなことを考えていたら、ずいぶん昔のことを思い出しました。まだ大学生のだったころの話です。その時代私はサークルでバンドをやっており、不規則な生活に明け暮れていました。もちろんこういう音楽関係になると昼夜はありません。だいたい練習と言えば夜中なんてこともざらでした。パック料金だと当時は日中や夕方に借りるよりもはるかに安かったのです。練習が終わればファミレスで反省会兼ダベリんぐの時間です。まあだれもがそんな生活をしていたとは思いませんが、きっとそれに近いことは学生時代にあったのではないかと思います。
ただ、夜行性だったものですからどうしても車を使った移動が多く、結局アルコールとは無縁の生活だったというのはよかったかもしれません。
でもある日のこと、練習の後、友人の家に集まりました。まあ夜も遅かったのでその日はそこに泊まることになり、それじゃあということで酒盛りになりました。たまに飲む酒って当時は本当においしかったのです。ついつい4-5人いる仲間うちと酌が進み、みんないい気分になってしまったのです。
ところが、しばらくするとその家の主が、突然「寒いよ~!」といって、ベットにもぐりこみ震えだしたのです。今までそういうことがなかったものですから、一堂騒然としてしまいました。それだけ彼の様態が変だったのです。今まで良い気分で酔っ払っていたのが急に皆真っ青になってしまいました。「これはいかん!」と誰かが思ったのでしょう。救急車を呼びました。それほど事態は深刻な様相だと我々は認識してしまったのです。これは決して酔っていたからというわけではないのです。
時間がなかなか動きません。どれだけの時間を待ったのでしょうか?
実際には優秀な日本の緊急体制なので、おそらくは10-15分くらいでしょう。でも顔面蒼白な我々にはとても長い時間に感じました。それでもやがて、どこからともなくあのけたたましいサイレンが鳴り響いてきたのです。このときは天使が舞い降りるチャイムに我々は聞こえたかもしれません。
とりあえず救急車に彼を積んで、一路病院に行きました。何人かは彼につきそい、残りは自分たちの車で・・・。そのときには我々の体からアルコールは完全に消滅していました。「まさか、急性アルコール中毒? 大丈夫だろうか? ここで新聞の社会面を飾ったら洒落にならん!」とそばにいた誰もが思ったことでしょう。病院で待つことしばし、治療にあたった先生が出てきました。そして吐き捨てるように一言・・・。
「単なる酔っ払いだ! 早く連れて帰れ!」 彼は何とも人騒がせな奴だったのです。一同唖然!
ちなみに彼はこの日のことをネタに後々ぼろぼろにされました・・・。「本当にもう!」という感じです。
あれから時間が何年たったでしょう? でもこういうことをふと思い出すのは何か懐かしい友人にあったような気分でよかったです。今は奴はどこで何をしているのでしょうか?