武侠ドラマはハマル!

武侠ドラマを中心に韓国歴史ドラマ&映画、そして近年話題になっている中国歴史ドラマ&映画を取り上げていきます!

これがワイヤーアクションを取り入れた映画の最初の作品だった!

2010年05月25日 23時37分14秒 | 映画

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー





チン・シウトン監督が世界で初めてワイヤーアクションを用いて大ヒットを記録したホラーファンタジー映画である。

ワイヤーアクションといえば1999年のハリウッド映画「マトリックス」が有名ですが、それ以前の1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」ですでに世界的に高い評価を受けていました。

当時の香港映画に多大な影響を与えたこの映画のワイヤーアクションは武侠小説の世界における軽功などを表現するために盛んに使われるようになりました。

私の好きな武侠ドラマの武芸シーンなどで臨場感溢れるカメラワークはワイヤーアクションあっての画ですからね!

以前、TVシリーズ版を数話みたことがあるのですが(この時は面白さから言うともう一つ)、最近になってこの映画版のシリーズ3作品を観ました。
最初の「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」は23年前の映画なんですが、今観てもビジュアル的に素晴らしい印象でしたね。
この当時に”チン・シウトン ”はこれだけの迫力ある画づくりができたのですね。
だから、この映画はストーリーをそっちのけにして映像だけでも楽しめる要素が多いと思いますよ。

”レスリー・チャン ”が演じる主役の”ツォイサン ”と”ジョイ・ウォン ”が演じる幽霊役の”シウシン ”が出会いそして惹かれ合うようになるのだが・・・。
怖いというよりはお茶目なお色気を振りまく幽霊に翻弄される主人公の描写がとてもおもしろかったですね。

この映画で発見したことといえば”シウシン ”が着ていた白の衣装は「「神侠呂」で”小龍女 ”が着ていたのとよく似ていたし、”ロウロウ ”のイメージは「笑傲江湖」の東方不敗のイメージに近かったですね。
そして魔物がゴジラに似ていたように思えたのですが!(気のせいでしょうか?)
”チン・シウトン ”は”金庸 ”の武侠小説を参考に衣装やキャラを作り上げたのかな~?


2作目も”レスリー・チャン ”(張国栄)が演じ3作目は”トニー・レオン ”(梁朝偉)が演じたこの映画!
全体的な出来の良さからいうと私は最初の作品、次に3でしょうか!2はダメですね!
皆さんはどんな評価でしょうか!


さて、日本映画でもワイヤーアクションを使ったりCGを駆使して映像を作っていますが、派手なばかりで内容とのミスマッチを感じて失望するばかりです。

そういえば「どろろ」ではアクション監督に”チン・シウトン ”を招いて映画制作していましたが、彼の良さが出ていたのでしょうかね~。疑問です!



倩女幽魂  主演 張国栄





倩女幽魂3 道道道  主演 梁朝偉



最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どろろは (根無し草)
2010-05-26 11:46:28
ダメ・・・・・というか、論外ですね(笑)

だって俳優がそこまでトレーニングしてないんですから。釈由美子の修羅雪姫もせっかく
ドニー・イェンがアクション監督なのに
上下に飛ぶだけだったし(爆)

この辺が以前書いた役者のプロ意識の差と
業界(芸能界と電影界)の違いですね。

所詮日本人なんて島国根性ですから・・・

衣装云々はそら時代劇だから似てるのは当然
というか、日本でもそうでしょ?

もっとも中華なドラマ&映画にもまだまだ
ダメな部分はありますよ。ドラマなら全編
通して整合性がないとか、ワイヤー相変わらず
見えてるし、スタントの顔見えるとかハイビジョン撮影してないとか、音楽は借りモノだとかね。
僕はB級だからこそ好きという感性は持ち合わせていないので。

なので低次元ではありますが一丁一端です。

この映画の原作は聊斎志異の1エピソードで
画皮なんかと同じです。

日本でいえば四谷怪談とか番町皿屋敷みたいに
有名な古典小説で、ここ数年ドラマ版も作られましたけど当然日本でリリースされていません。
個人的には聊斎2の台湾盤DVD BOXの発売待ってるんですけどね。

最新のシリーズにもアレックス・マサさんが観たら安心するようなお馴染み過ぎる役者さんたくさん出てますよ。

映画、画皮もDVD国内リリースナシが決定しました。

今度のリメイクはどうなる事やら???

最後に邦画がダメ、という意見に同意ついでに、低予算の単館系映画が一番ダメというのも付け加えておきましょう。

これらの作り手は自分の半径5m以内しか描いてないし、見てないからです。

で、そういう映画や監督のファンというのは
常に斜に構えてしか映画や物事を観てない人
多いです。





返信する
アクションのレベル (アレックス・マサ)
2010-05-27 00:31:13
いくら素晴らし監督・スタッフに恵まれても演じる俳優たちのアクションのレベルが低ければどうにもなりませんね。

中国・香港のホラー映画はアクションシーンも迫力あるし演じる俳優さんたちの本気度も映像を通じて伝わってきます。

日本で高度なアクションをこなせる俳優は少ないんでしょうね~!
マッスルミュージカルの舞台俳優さんに演じてもらう方がバッチリ決まるでしょうけどね。

「画皮」のキャストを見てみると豪華な面子が揃っていますね~。
怪談物の映画は苦手ですけど観てみたいような気もします。
えっ、日本でDVDのリリースはないことが決定しているんですか?残念!

私もB級映画、Vシネマなどは観ることはほとんどないですね。
何が嫌いというわけではないのですが、自分の関心あるジャンルでいっぱいいっぱいですから~。でもその中にB級といわれる作品があったりしてね!(笑)
返信する
中には (根無し草)
2010-05-28 11:39:43
おっと思わせる作品や、いい監督もいるんですけどどうしても内々で盛り上がるだけになるので・・・・・

『画皮』はホラーといっても武侠アクション映画になっています。今度続編も作られます。

聊斎のドラマは比較的原作に忠実に作っているんですけどね。

6/3に香港で公開される『打擂台』という映画が今個人的に気になっていまして、予告編がまるっきり70年代の功夫片みたいなんですよ。バックに流れてる主題歌も含めて(笑)

久々のツイ・ハークの新作も武侠映画で、これも予告編観た感じでは良さそうです。

中井貴一が出てる『戦国』という春秋戦国時代
を描く映画も楽しみではあります。

チョウ・ユンファの『孔子』は短時間で分かる
孔子講座のような映画でした(笑)

ユエン・ウーピンの『新笑傲江湖』はまだクランクインしてません。この分だと『風雲Ⅲ』
の方が先に撮影にはいるんじゃないでしょうか。

個人的意見ですが映像媒体はドラマばかり観てても目は肥えませんよ。

例えば特撮とか武侠なんてのは、画面の中でいかに嘘を付くか、というのがミソで、ワイヤーとかスタントの顔なんてモノは本来見えちゃいけないものなんですよ昔ならいざ知らず。

それがあいも変わらず解消されてない中国はちょっとねぇ(笑)

あんなのCGで消して、顔は俳優の顔貼り付けたら終わりなんですよ。

で、最近CGとか技術ばかりの映画と批判する人多いですけど、その人のどれだけがそれらの映画を観てるのか疑問に思います。

観てない人ほど文句をいう、これどんなジャンルでも同じです。

こういう人達も斜に構えた人達なんですね。

こういう人達に支持されてる作品、監督は可哀想です。勘違いに気が付かないから・・・






返信する
Unknown (Unknown)
2018-12-23 21:23:07
ブロードウェイのミュージカル(ピーターパン1954)→日本のSF映画(地球防衛軍1957)→香港の武侠映画→日本のファンタジー映画(里見八犬伝1983)→香港のファンタジー映画(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー1987)

ワイヤーアクションの歴史知らずにデタラメ書いたあげく、日本下げとか笑わせるww
単に個人的に好きな作品に日本作品が1作も無い、ってなら個人の嗜好だから、それは構わん。
だが、「映画史」を論じるなら事実無視すな。
返信する
ワイヤーアクションの件 (アレックスマサ)
2019-01-29 00:39:04
ダメ出しありがとうございます。
昨日拝見しました。
確かワイヤーアクションの記事はアジアの情報サイトから引用して「チャイニーズゴーストストーリー」を紹介しました。
この情報が違ってたのは残念ですがこのようにご指頂いたのは収穫です。
たくさんの情報の中から引用したり自分の思いを作品の紹介と共に載せてます。
その中には意に沿わない内容があるかもしれません。
そのような時には今回のようにダメ出しは確かな情報得れたり訪問者の意見などがわかりありがたいです。
中国、韓国の映画やドラマを中心に載せてるので日本の映画やドラマを紹介することはありませんが何かの関連で作品名を載せたりします。
私は日本人なので子供の頃から色々な映画やドラマを観て楽しんできまいた。
ハリウッド映画も色々なジャンルの映画を観て楽しみました。
多少飽きてきたときに「風雲」を観たのをきっかけに中国の武侠ドラマや映画を観てハマルようになりこのようなブログを始めました。
つまり日記みたいなもので自分の思いを好き勝手に載せながらまだまだマイノリティな分野の世界を知って頂きながら情報の共有できればとやってます。
映画やドラマはひとそれぞれで楽しめる要素は違います。
関心持ってる要素が多いほどその作品に楽しめる部分も多いかと思います。
何気に観るより興味を持てる情報を当ブログで知っていただければ嬉しいですね。
返信する

コメントを投稿