昨日も今日も、そして明日も

自分にとって、とっておきのことを残しておきたいなっ。

母の決心

2007-07-20 16:42:41 | ひとりごと
母は今年79歳になる。
40の時に私を出産したから、同い年のお母さんたちに比べれば
一回りは上になるかな。(ちなみに同い年の旦那の母は66だから)

高齢出産がたたってか、私が子供の頃から病気がちだった母。
ぎっくり腰、膠原病、など。寝込む事はそれほど記憶にないけど、
高校時代の恩師は未だに「お母さん体調どう?」と聞かれるほど。

そんな母がここ2年ぐらい前から、足の付け根を痛がるようになった。

つい最近まで聞いていた病名は坐骨神経痛。
しかし、最近聞いたのは変形性股関節症。

あまりの痛さに、痛み止め・睡眠薬を飲んでも11時に寝ても、夜中の
2時、3時には目が覚めてしまうと聞かされるとほんとうに
何か良い方法は無いものかといろいろ探してみた。

しかし、変形性股関節症は進む事はあれど、自然治癒はしない病気らしく
あまりの痛さで、母は人工関節の手術を考え始めた。

ところが、同居の兄が首を立てに降らないのだ。
手術をしたら、それこそ動けなくなる。手術をしても痛みは取れない。
下手したら寝たきりになる・・・と。

人工股関節手術に対しての知識が無く、いきなり兄から
手術はしない、手術をして後悔している人の話ばかりネットで見るなどと
言われては、じゃ私は母に手術は勧めない方がいいの?と聞くと

「いや、おれは手術は賛成しない。どうしても本人が手術をしたいと言うので
あれば、反対はしないけど・・・」と。

しかし、調べてみてもそういうマイナスな話は出てこない。
むしろ、早く手術すれば良かったという話ばかり。

母を唆したワケではないが、手術した方がいいんじゃない?
今はこういう手術法らしいよとか、以前テレビで北海道の病院が
股関節の手術で取り上げられていたのを真剣に見ていた母は

「北海道に行ってでも手術したい」

などと言うし・・・

でもね、いざ身近な兄(同居中)に
「痛みが取れなかったら、今より歩けなくなったら、寝たきりになったら...」と
言われ、すぐまたぐらついちゃう。(ま、確かにそうだよね。大きな手術だもん)

そして、また私の電話で

「自分の足なんだよ。手術失敗したら・・・なんて考えるなら、成功して
また大好きな旅行に行って、楽しんでいる所を考えてみたら?」なんて言われて

どうしよう・どうしようと思いあぐねていた母も、私がここの病院の先生に
話を聞いてみようよと送ったファックスを見て決断。電話して予約を取ったのだ。

そして、同時に今掛かっている整形外科の先生の紹介でも手術が出来ると
言うので、比較対照するためにそちらも聞いてきてみたらと、早速昨日聞いて来た。

当初手術は50%の成功率(今掛かっている整形で)と言われていたのに
成功率は95%に
何よりも、兄の手術否定論を先生が「どこを調べてそうお思いになるんでしょうね
」とばっさり。(私の調べ方が甘いのかと思っていたが・・・
私だけじゃなかったぁ~専門家だしぃ。ホッ)

昨日の夕方整形から帰ってきた母は、「手術する事に決めたわ
そして、朝一で母から電話があり、(声はちょっと暗くてそれが心配だけど)
「お兄ちゃんも同意してくれたわ」と。

そうだよそうだよ!頑張ってよ。
高齢出産で母と過ごす時間は只でさえ少ない私なんだから、
まだまだ母と楽しい時間を過ごしたいし。
何より痛みでこれからの人生過ごすなんて、可哀想過ぎるし。

ったく、兄ちゃんは何を考えているんだろう
って私が怒っても仕方ないんだけどね。

後は早く手術する日が決まって、成功を祈るのみ