舌ってあまり意識して観察したり、手入れしたりしない人が多いと思いますが
実は健康状態を把握するのに舌の状態ってすごく重要なんです。
舌の大きさ、色、形状などから健康がどうなっているか分かります。
舌が大きく腫れているようなときは体のどこかで炎症が起こっていたり、
胃腸の状態が悪くなっている可能性があります。
また、色が赤すぎるときは発熱の兆候が見られることがあります。
あと、形状がいびつになっていたり、びらん状になっているときも
胃腸の状態を疑う必要があるでしょう。
舌の観察で最も重要なのが舌苔(ぜったい)と言われる舌表面にできる
白っぽい層です。
これは細菌が繁殖することで出来るコロニーのようなもので、苔のように見えることから
舌苔と言われています。
通常のどのような人にも舌苔はあるのですが、その状態によって体の健康が把握できます。
薄い白い苔が全体的についている場合
特に問題はありません、口臭に影響が出るほどでもありませんが
油断すると苔が分厚くなっていくので注意しましょう。
白い苔が分厚くなっている場合
唾液が減少したり、胃腸の消化機能が低下していると分厚くなります。
口臭の原因にもなりますし、口の中に細菌が繁殖している状態なので
あまり良い状態ではありません。
黄色い苔似なっている場合
白い苔が発熱や免疫の低下などの影響で黄色っぽくなります。
また、喫煙やコーヒーなどを量が増えてくると黄色くなることがあります。
生活習慣の見直しが必要になってきます。
黒い苔
完全に口の中の細菌バランスが崩壊してしまっています。
直ぐに内科を受診することをオススメします。
全く苔がない場合
栄養不良が考えられます。
ミネラルや鉄分などが不足すると、全く苔の無い状態になりやすいです。