むたむたな毎日

新米ママの育児と日々のささいな出来事を書いていきます。

卵巣と子宮粘膜の周期的変化

2008-06-16 21:31:07 | 不妊治療ノート
お勉強です。
今回のホルモン補充周期にあたって、薬の使い方とか
ホルモンのこととかいろいろ調べました。
学生時代の教科書が結構役に立っています。
この程度の知識があれば充分、いい勉強になりました。


 卵巣と子宮粘膜は互いに密接に関連し、およそ4週間ごとに周期的に変化する(性周期)。この周期的変化は、下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)によって支配されている。
 月経終了後、FSHは卵胞の成熟を促し、またしだいに成熟する卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される。これら両ホルモンのはたらきによって子宮粘膜は基底層から再生し子宮腺も新たに作られて粘膜の厚みを取り戻す(増殖期)。
 卵胞が成熟して胞状卵胞になると、FSHとLH、エストロゲンの分泌が急増し、排卵を促す。排卵後の卵胞はLHの作用によって黄体に変化し、黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される。そのため、子宮粘膜の機能層では腺細胞の増殖、腺の迂曲延長、血管の拡大などがおこり、子宮粘膜は充血・肥厚して海綿状を呈してくる(分泌期)。このような子宮粘膜の変化は、受精した卵すなわち胚が着床し発達するのに都合のよい条件となる。
 受精がおこらなければ、黄体はしだいに吸収されて小さくなり、黄体ホルモンの分泌もとまり、子宮粘膜の機能層は剥離して出血がおこる(月経)。月経は3~4日続き、約50mlの出血を伴う。排卵は月経の約2週間前におこる。


(系統看護学講座 解剖生理学より)