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お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

子供と携帯

2011年01月26日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
大学時代、社会学部だった私は
岩波文庫の本だっと思うが、
いかにマスコミが子供や女性、若者たちを過剰にあおって
消費をうながしているか、という本をゼミで読まされたことがあった。

つまり、私たちは流されているのである。
テレビや雑誌、あるいはネットにふわふわと。
自分の意志のように錯覚しているが、
実は単に流された結果、”あれ欲しい””コレ欲しい”と購買意欲をかき立てられている。
よーく考え抜かれたプロたちが作る刺激に素人の私たちはつい反応してしまうのだ。
満たされれば、さらに更なる欲望を抱き、
満たされなければ、満たされないことでストレスを抱いている。

このアホらしいメカニズムは誰かのふところを肥やし続け、
社会貢献だとか善とかいう観念とは真っ向から対立する。

そう、今、親として”携帯”というモンスターと対峙している。
便利なツールなはずの携帯が、人間の根本的素様を阻害していくことに
子供たちは気づかない。
だいたい携帯を使って、ソーシャルネットワークにアクセスし、
悪口を書く時代なんだから。

今朝も、娘が「ママ、今日は携帯持っていっていいじゃん。
学校にばれないように隠しておくから」と言って来た。

塾があって夜遅くまで勉強するので、
危ないからと携帯を持たせる親が多いらしい。
さて、だからこそ、私は娘の塾まで迎えにいっている。
それを娘は拒否して、代わりに携帯を持たせて、というのであった。

狂った時代だといえば、簡単だが。
時代のせいにもできず、
娘に今の現状を説明するしかない。
つい先日もこのままだと高校に内部進学するのは
難しい、と言われたばかりの娘が。
「みんな携帯を持ってくるんだから、持っていきたい」
と主張するのだ。
校則違反をしたい、と言ってくるその甘さに辟易する。
東京で子育てしていると、(多分地方でもお金持ちの倫理はこんなものかも)
貧乏では子供に携帯など持たせられないので、
お金持ちの親がいかに、傲慢で無節操かを思い知る。
(そうでないお金持ちは一流の上流階級なんだろうが、
なかなかお目にかかれない)

その傲慢さが子供を増長させ、甘えた豚にするんである。

といいつつ、さて、我が子も甘えた豚へと急成長中なんだから、
ほんとに嫌になる。

わたしも十分腐った豚に違いない。
子豚も親豚をみて育つんであるからなあ。




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