日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

---コルマール(仏)に到着

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
ストラスブールから約30分で、コルマールに到着。

ホテルのあるバーゼルには少し近づいたことになる。

さて、車中、一人で旅行中のおばさんと話をすることが出来た。
旅なれていて、
アルザス地方に詳しい様子。

「スタラスブールでは大聖堂を見たかしら?」と
聞いてきたので、
「いいえ、運河のまわりを散策しただけ」
と答えると、
「大聖堂が本当に素晴らしいのよ」
と教えてくれた。

そうか、運河とその周辺だけで
お腹いっぱいになり、
ついぞ、聖堂まで気持ちがいかなかった。

でも、どっちかというと
立派な聖堂というのは苦手。
シンプルで十字架だけが
飾ってあるような、
質素な教会が好みなのだ。

それは多分、自分がプロテスタントな
せいだと思う。

さて、コルマールに着いたのは
既に夕方の5時半頃。

効率よくまわりたい。
そう思っていた私に
救いの手があらわれた。
今度はハンサムさんではないけれど、
体力抜群で私たちを運んでくれる。

そう、プチ・トレインだ(写真)。
これに乗れば町の主要な場所を
全部回ってくれる。

即決でトレインに飛び乗った。
でも、この時できれば
「おたくたち、これが最後のトレイン
だからね、一度降りたらもう次はないよ」
とか教えて欲しかった。
海外でこれを期待するのは
愚かなことと、知っているけど・・・。

というのも
プチトレインには日本語の音声ガイド
(イヤホンで聴きながら回る)も付いていて
「このプチ・トレインは何度でも乗り降りができるので、
ゆっくり観光したいときは自由に降りて、
また次の列車に乗ることができます」
とアナウンスがまず、入ったからだ。

すっかりその気になって、好みの質素な教会の近くで
降りてしまったのだから。
その教会は好みだっただけあって、
やはりプロテスタントの教会だった。
フランス全土では2%しかいない
プロテスタント人口が
ここアルザス地方では25%にも及ぶことを知ることができた。
(フランスではカソリックがメジャー)

教会内では人々がパイプオルガンの
音色に聞き入っていた。
一曲終わるごとに拍手が入る。
私はもっともっとそこにいて
その魂を振るわせるようなオルガンの響きに身を任せていたかったが、
時間がないので、拍手の間に席を立った。
そして、入り口で売っていた
バッハのCDを購入した。

そのCDはその教会のパイプオルガンで
演奏したものを録音したものだという。

これは、夫へのいいお土産になるだろう。

さて、プチ・トレインを
降りたところに戻る。
次のトレインを待つためだ。
待ちながら、
次の到着予定の看板をのぞく、
あれ、あれ、あれ、、、、
既に最終のプチ・トレインの
時間が過ぎていた。

今、思えば
このことは次に起こることの予兆であった。
でも、その時の私がそんなこと知るわけがない。

楽して回るはずが・・・・。と内心がっかりした。
自分のチェックの甘さに、であるが。

さて、すべて見て回ることは
不可能になった以上、
ひとつだけ、絶対行きたい所へ行こう。

母は「プチ・ベニス」
娘は「お寿司やさん」
と意見が割れた。

こんな時、自分では知恵を使ったつもりで、娘に提案するのが常。
今回はこんな風に知恵を使った(つもりであった)。

「あのね、じゃ、両方とも叶えるいい方法を考えましょ。
プチ・ベニスに向かいながら、お寿司屋さんも同時に捜すの」
と。

もちろん、プチ・ベニスへの道すがら
お寿司やさんを見つけられる確率は極めて低そうだったが。


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