![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/c3/df940fac6490b3275df73db4bf45f3cf.jpg)
【パリのマルシェの様子。バスティーユ広場近く。娘は帽子をゲット】
昨日のブログで何故、子連れ旅行にいそしむか?
を私には珍しく本音で熱く、うっとうしくも書いてしまった。
2006年の春に続いて、その年の夏はさらに図にのって、
最大にして最高の母からの娘への教育的な体験をプレゼントした。
それは、夏休み中、ヨーロッパ、それも地中海沿岸を旅して回る、
ということだった。途中で、コモ湖やスイスにも立ち寄ってね。
さて、予算が約100万円、憧れのエルメス・バーキンすら買えない額だ。
でも、ケリーバックなら十分に手に入る!
物欲を押さえ込んでお子のために夏の旅行を立てたのだった。
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【上はアルルのコロッセオ。闘牛などを見れる。下はニームのコロッセオ】
娘が赤ちゃんの時、2歳までの間に2本編集の仕事をした。
その時に稼いだお金・・・は、2百万を超えていたので、
本当に私の金銭感覚はずれているのかもしれない。
一般の主婦とはやっぱり違うのは認めざるを得ない、2006年の段階ではね。
でも、結局株で大損をし(夫にお金を貸して、夫が株を買ったんだけど)
さまざまなお不幸(人にだまされるとか、貸したお金が返ってこないとか)
を経験した現在では、案外立派な普通の主婦感覚を持ちつつあると思う。
周りの友人たちが、別荘を持っていようが(別荘を売る羽目に)
ステキな一軒家を建てようが(一軒家を売り出し中)
高級車を乗り回そうが(国産車に乗ってます)
張り合えるわけもなく、我が道を行っている。
結局、人間最後には内面の平安しか求めないのではないのだろうか。
欲は欲を生み。その欲には限りがない。欲にかき立てられず、
生きることは、限りない欠乏感から解放されることを意味する。
お釈迦さまや聖フランシスコは
物欲はもちろん、あらゆる煩悩から解放され、
本当に平安を持つに至ったからこそ、神々しいのだ。
イエス・キリストは生まれた時から人間的なあらゆる欲とは無縁の神の子だ。
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【サント・マリー・ド・ラ・メール。3人のマリアが地中海を渡ってイスラエルから逃れてきたという伝説を持つ町。】
やっぱり、内面の平安を歳を経るごとに得ていきたい。
そんな私の思いは聖なるものへの憧憬を強めていく。
だから、どうしても聖なる香りを嗅ぐための旅となってしまうのだ。
ひとつ問題がある。
夫の理解がいるのである。夫は仕事で休みもままならず、
結局、彼だけが旅をできないのだから。
私は幸い、心の広い、理解のある夫を持った。
でも、それはそういう関係を私たちが培ってきた、とも言える。
もっと言うなら、夫を無理やりにでも理解させてしまったというわけだ。
「夫が許すわけないから、夫ぬきの旅なんてできないわ」
と言う人はたとえ夫が許しても、
夫のいない子連れの旅など結局する気がないだけなのだ。
真理はいつもこうだ。言い訳をつくって何かをやらない時、
それは心底から(潜在意識も含めて)そのことをやりたいと
思っていないだけのことなのだ。
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【カマルグの白馬。野生の馬たちの元気な様子】
だから、「英語ができないから、海外には行けないわ」
というのも同じ。本当に旅をしたければ、英語ができなくたって、
平気で海を渡ってしまうだろう。
私は幸い30歳から4年間マンハッタンで暮らした経験がある。
だから今は生活するのに困らない程度の英語はできる。
でも、マンハッタンに住み始めたときは英語は少しね、と言う程度だった。
今でも思い出す。部屋の電球が切れたので、
電気屋へ行ってみたものの、電球をなんて英語で言うのかも知らず、
本当に大変だった。RとLの発音だって違いを意識すらしてなくて、
正確になど発音できなかったしね。
マンハッタンへと単身乗り込んだのは、若げのいたり・・・。
(しかし、そのマンハッタンで今の旦那に出会ったのだから、
まったく人生は分からない)
当然、地中海沿岸の国の言葉、
イタリア語もフランス語もしゃべれない。
英語がどこまで通じるのかも予想できず、期待はできなかった。
それでも旅に出てしまうのは、本当に心から旅をしたいからに他ならない。
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【ニーム。デニム発祥の地】
行き先を地中海沿岸にしたのは
聖パウロがローマから地中海沿岸を旅して
アルルから内陸に入り、スペイン(当時のイスパニア)へと向かった、
という伝承があるからだった。
パウロという人に何故、こだわるかは明日のブログで書きまする。
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【アヴィニョンの有名な橋】
この旅では娘と同い年のお嬢さんを持つ
2組の家族(父抜きだけど)がそれぞれ違う時に
わたしたちに合流して旅の友となった。
そのいきさつはあさってのブログでとっくり
本音で書いてみよう。ああ、醜い本音、をね。
この地中海の旅で訪れた町は
パリ、アルル、サント・マリー・デ・ラ・メール、カマルグ、ニーム、
アヴィニョン、ディアノ・マリーナ、コモ(コモ湖)、
ルガーノ(ルガーノ湖)、ジェネバ、ラッパロ、ポルトフィーノ、
チンクレ・テッレ、イェール、ミモザ、サン・トロペ、ニース、
マルセイユ、モナコ、エクス・アン・プロバンス、リヨン、ローザンヌ、
ジュネーヴ、ベルン、チューリッヒ、インターラーケン、
ユングフラウヨッホ、グリンデルワルト、ルッツェルン、モントルー、
エビアン、カードラッツ・・・
ざっと、34ヵ所くらいだろうか。
それを約6週間くらいの間に回ったのだ。
ご苦労であったねえ、と今更ながらに思う私です。
(変人、奇人、ノーテンキな私としかいいようがない)
ああ、もう一回同じ旅ができるかと言えば、
娘と2人での旅はもうできないだろう。
今度は夫と2人で、地中海の旅をしてみたいなあ。
間違いなく、そこは別天地なのだから。
今年の夏は、3匹の子連れヨーロッパの旅はきついとあきらめていたけれど。。。心はバカンスに向いてしまいますね。
ふ~、アッキーのブログで行った気分味わうとしますか。
いやいや、達人なら知恵があるはず!
バカンス推奨人としてはどうよ?? 我が家用のプラン、何か無いかしら? 夫は相変わらず南イタリアに行きたがっていますが。。。うちの場合、日程がお盆限定、夫付き(これは普通か!?)ってのがつらいところなのです。ご指南くださいませ。