先日、ニューヨークに住む友人と代官山でランチをした。
その友人が思いがけず、
生粋のニューヨーカーである息子さんを
連れて来たから、このブログに
書かずにはいられなくなった。
彼女は40才過ぎて私と同時期に子供を生んだ。(つまり、彼女の息子さんは
我が娘とは同い歳)
かたや向こうは、
アメリカのマンハッタンで
最新の医療のもと、
私はといえば、世田谷の
おじいちゃん産婦人科から
最新とも言い切れない、昔ながらの
医療と感覚のもと妊婦として過ごした。
当時、もっとも驚いたのは、
アメリカでは高齢出産の場合、
染色体異常(ダウン症など)や奇形の有無を調べる検査を前もって義務
づけられている、ということだった。
友人はもちろん、
その検査を受け
大丈夫と分かった上で
臨月を迎えたわけ。
私の方は、
「高齢出産なんだから、階段は1日1往復以上はしないで、
じっとしてて下さいね」なんて、
言われてしまい・・・
それもこれも、
針の先くらいの出血が
妊娠初期にあったからなんだけど。
お医者様から何度も何度も
「高齢出産だから」と
言われ続けたので、
もともと能天気な私ですら、
だんだんだんだん
予定日が近づくにつれ、
不安になっていったのを
思い出す。
「異常のある子が生まれたら、
どうしよう~
大丈夫、ちゃんと育てられる」
なーんて、自問自答しつつ、
自分で自分に言い聞かせる毎日だった。
うちの子のように
不安な心持ちの母のお腹にいた
おことは違って、
友人の息子さんは本当に
堂々としていてたくましい。
更に、娘の同級生たちの
割と裕福で恵まれた男の子達とは
全くメンタリティが違うんである。
その友人の息子さんが、
自分で釈明するところによれば、
「おれ、ハーレムに
住んでるんだよ、
半端ないから。
強くなきゃ、生きていけない」
とのこと。
私はこの前の3月に
ハーレムにある彼女の
アパートを訪ねたばかりなので、
断言出来るが、
今やニューヨークの
ハーレムといっても、
昔のようにはすさんでいない。
むしろ、コロンビア大学の
すぐそばで素敵なお住まいだった。
とはいっても、
黒人がいっぱい住んでいることには
変わりないので、
彼は黒人相手にいつも
気を張って
生きていかねばならないのだ。
「お母さんはいいよね、
おばさんだから何着て歩いてても
平気だけど、
僕なんかちょっとかっこいい
スニーカー履いてると、
絡まれたり、取られそうに
なるんだ」
てことらしい。
さて、その子が
友人の実家、つまりおばあちゃん宅に
夏休みを使って滞在しているわけ。
日本人の子達と接してつくづく
可哀想になってしまったらしい。
いやいや、
ハーレム育ちの苦労話のが
私としては、
おー、たーいへん!
て思ってしまうわけなんだけど~
どうやらイジメの話を散々
聞かされたらしいのだ。
そこで、私も娘の学校で起きた
某有名女優の娘さん主犯の
レイプ事件をいい気になって
話してしまった。
その女優の娘が、
ライバルの女の子を
男の子を使ってレイプした、
という小説「白夜光」のような
おぞましい話、なんだけどね。
(散々週刊誌で取り上げられた)
黒人ですら、そこまでひどくない!
とニューヨーカーをのけぞらして
てしまったわけで、エヘン❗️
とにかく、日本だと
人と違うだけでいじめられるのが、
可哀想、なんだという。
確かに、レイプ事件の被害者の
女の子、芸能界からお声がかかるほど
可愛い子なのだという。
人と違う悲劇、と言えなくはない。
その某女優が
逃げるようにKOニューヨーク校に
娘を留学させようとしたら、
流石に落とされたらしい、と
話しをすると。
「その学校の子達、
変な子達だよね、僕、JFK空港で
話したんだよね。
航空会社からKOニューヨーク校様とか
アナウンスされて、先に搭乗してったよ」
「えっ、どんな風に変なの?」
と前のめりになる私。
どうやら、集団で
いじめてくる感じだったらしい。
多分、友人の息子さんはジャニーズ
並の可愛い顔ゆえ、
よわっちく見えたのだろう。
でも、実はハーレム仕込みの
逞しいストリートボーイなわけで、
ちょっと威嚇しただけで、
KO軍団は途端に
黙ってしまったという。
いゃあ、
日本を代表するお坊ちゃん軍団、
KOニューヨーク校のお子達が
そんなんじゃ、
日本の未来は暗いよね。
「でも、その子たち
英語はペラペラだったでしょ?」と
一応、フォローしたつもりが、
裏目に・・・
「ぜんぜん、あいつら
英語なんて喋れなかったよ」
その途端、
私の頭にある1人の女の子の
顔が浮かぶ。
娘の同級生で、
高校からKOニューヨーク校に
出ていった子の顔が。
あー、確かに~、
もしももしも問題がなければ、
日本の学校辞めてまで
ニューヨークに行かせないかも、
て思ってしまうような
女の子なわけなんであった。
中には
英語ペラペラの子もいるだろし、
ましてや、
私の同級生で2人の
おっとさんが子供を
KOニューヨーク校に
入れているからして、
あんまり残念な
学校であってほしくない。
確かにその学校の評価は
昔からそんなに芳しくはない。
お子さんを
KOの小学校に入れた知り合いの
何人かに
「いいわね、高校で
ニューヨーク校に行かせれば」と
言うと、大抵、
顔を歪ませて、「な、なんてこと、
いうの❗️」という反応だったのを
思い出す。
その友人が思いがけず、
生粋のニューヨーカーである息子さんを
連れて来たから、このブログに
書かずにはいられなくなった。
彼女は40才過ぎて私と同時期に子供を生んだ。(つまり、彼女の息子さんは
我が娘とは同い歳)
かたや向こうは、
アメリカのマンハッタンで
最新の医療のもと、
私はといえば、世田谷の
おじいちゃん産婦人科から
最新とも言い切れない、昔ながらの
医療と感覚のもと妊婦として過ごした。
当時、もっとも驚いたのは、
アメリカでは高齢出産の場合、
染色体異常(ダウン症など)や奇形の有無を調べる検査を前もって義務
づけられている、ということだった。
友人はもちろん、
その検査を受け
大丈夫と分かった上で
臨月を迎えたわけ。
私の方は、
「高齢出産なんだから、階段は1日1往復以上はしないで、
じっとしてて下さいね」なんて、
言われてしまい・・・
それもこれも、
針の先くらいの出血が
妊娠初期にあったからなんだけど。
お医者様から何度も何度も
「高齢出産だから」と
言われ続けたので、
もともと能天気な私ですら、
だんだんだんだん
予定日が近づくにつれ、
不安になっていったのを
思い出す。
「異常のある子が生まれたら、
どうしよう~
大丈夫、ちゃんと育てられる」
なーんて、自問自答しつつ、
自分で自分に言い聞かせる毎日だった。
うちの子のように
不安な心持ちの母のお腹にいた
おことは違って、
友人の息子さんは本当に
堂々としていてたくましい。
更に、娘の同級生たちの
割と裕福で恵まれた男の子達とは
全くメンタリティが違うんである。
その友人の息子さんが、
自分で釈明するところによれば、
「おれ、ハーレムに
住んでるんだよ、
半端ないから。
強くなきゃ、生きていけない」
とのこと。
私はこの前の3月に
ハーレムにある彼女の
アパートを訪ねたばかりなので、
断言出来るが、
今やニューヨークの
ハーレムといっても、
昔のようにはすさんでいない。
むしろ、コロンビア大学の
すぐそばで素敵なお住まいだった。
とはいっても、
黒人がいっぱい住んでいることには
変わりないので、
彼は黒人相手にいつも
気を張って
生きていかねばならないのだ。
「お母さんはいいよね、
おばさんだから何着て歩いてても
平気だけど、
僕なんかちょっとかっこいい
スニーカー履いてると、
絡まれたり、取られそうに
なるんだ」
てことらしい。
さて、その子が
友人の実家、つまりおばあちゃん宅に
夏休みを使って滞在しているわけ。
日本人の子達と接してつくづく
可哀想になってしまったらしい。
いやいや、
ハーレム育ちの苦労話のが
私としては、
おー、たーいへん!
て思ってしまうわけなんだけど~
どうやらイジメの話を散々
聞かされたらしいのだ。
そこで、私も娘の学校で起きた
某有名女優の娘さん主犯の
レイプ事件をいい気になって
話してしまった。
その女優の娘が、
ライバルの女の子を
男の子を使ってレイプした、
という小説「白夜光」のような
おぞましい話、なんだけどね。
(散々週刊誌で取り上げられた)
黒人ですら、そこまでひどくない!
とニューヨーカーをのけぞらして
てしまったわけで、エヘン❗️
とにかく、日本だと
人と違うだけでいじめられるのが、
可哀想、なんだという。
確かに、レイプ事件の被害者の
女の子、芸能界からお声がかかるほど
可愛い子なのだという。
人と違う悲劇、と言えなくはない。
その某女優が
逃げるようにKOニューヨーク校に
娘を留学させようとしたら、
流石に落とされたらしい、と
話しをすると。
「その学校の子達、
変な子達だよね、僕、JFK空港で
話したんだよね。
航空会社からKOニューヨーク校様とか
アナウンスされて、先に搭乗してったよ」
「えっ、どんな風に変なの?」
と前のめりになる私。
どうやら、集団で
いじめてくる感じだったらしい。
多分、友人の息子さんはジャニーズ
並の可愛い顔ゆえ、
よわっちく見えたのだろう。
でも、実はハーレム仕込みの
逞しいストリートボーイなわけで、
ちょっと威嚇しただけで、
KO軍団は途端に
黙ってしまったという。
いゃあ、
日本を代表するお坊ちゃん軍団、
KOニューヨーク校のお子達が
そんなんじゃ、
日本の未来は暗いよね。
「でも、その子たち
英語はペラペラだったでしょ?」と
一応、フォローしたつもりが、
裏目に・・・
「ぜんぜん、あいつら
英語なんて喋れなかったよ」
その途端、
私の頭にある1人の女の子の
顔が浮かぶ。
娘の同級生で、
高校からKOニューヨーク校に
出ていった子の顔が。
あー、確かに~、
もしももしも問題がなければ、
日本の学校辞めてまで
ニューヨークに行かせないかも、
て思ってしまうような
女の子なわけなんであった。
中には
英語ペラペラの子もいるだろし、
ましてや、
私の同級生で2人の
おっとさんが子供を
KOニューヨーク校に
入れているからして、
あんまり残念な
学校であってほしくない。
確かにその学校の評価は
昔からそんなに芳しくはない。
お子さんを
KOの小学校に入れた知り合いの
何人かに
「いいわね、高校で
ニューヨーク校に行かせれば」と
言うと、大抵、
顔を歪ませて、「な、なんてこと、
いうの❗️」という反応だったのを
思い出す。
あくまでも海外校は、
最後の最後に仕方なく行かせる所、
本筋ではないらしい。
庶民からしたら、
お金があったら(年間うん百万かかる)、
ニューヨーク校に行けて、
そのままK大学いけるんだもん、
イイなイイな、て感じだけど。
親の思惑はいざ知らず、
そこに行かされた本人達の前途は
そんなにもバラ色ではなさそうだ。
「あいつら、ヘナちょこ」
と言っていたその友人の息子さん!
そうは言っても、
K大学にそのまま上がれることを
知って、
「なんで入れてくれなかったの?」
と言い出したから、
ズルっとしてしまった。
素直でイイよね。
ちなみに友人は
マンハッタンのど真ん中、
リンカーンセンター界隈に
コンドを所有して、
半端なく高い賃料を得てるはず。
経済力でいえば、
問題ないわけ~
でも、バッサリと友人は言った。
「そんなお金で解決して、
子供の生きる力をそぐようなこと、
するの、意味ないよね」
いやあ!おみそれしました。
かくして、私は
(実は資産家の)友人の息子さんが、
世界政治のこと、
経済のことなどを問題意識を持って
話してくれるのを、
へえーへえーと聞き入ってしまったのであった。そして、
偏差値も学校も関係ない、
熱い夢だけが彼のエナジーの源泉、
といった感じの男の子なのだ。
同じ時期に妊婦で、
同じ時期に子を生んで、
男の子と女の子の違いはあるものの
こんな風に子供の意識に差があるのは、
一体どういうことなのだろう。
平和ボケは
我が家の子育てにしっかりと
反映され、意識することもなく
その実しっかりと
巣食っていたのだ。
とほほ~
庶民からしたら、
お金があったら(年間うん百万かかる)、
ニューヨーク校に行けて、
そのままK大学いけるんだもん、
イイなイイな、て感じだけど。
親の思惑はいざ知らず、
そこに行かされた本人達の前途は
そんなにもバラ色ではなさそうだ。
「あいつら、ヘナちょこ」
と言っていたその友人の息子さん!
そうは言っても、
K大学にそのまま上がれることを
知って、
「なんで入れてくれなかったの?」
と言い出したから、
ズルっとしてしまった。
素直でイイよね。
ちなみに友人は
マンハッタンのど真ん中、
リンカーンセンター界隈に
コンドを所有して、
半端なく高い賃料を得てるはず。
経済力でいえば、
問題ないわけ~
でも、バッサリと友人は言った。
「そんなお金で解決して、
子供の生きる力をそぐようなこと、
するの、意味ないよね」
いやあ!おみそれしました。
かくして、私は
(実は資産家の)友人の息子さんが、
世界政治のこと、
経済のことなどを問題意識を持って
話してくれるのを、
へえーへえーと聞き入ってしまったのであった。そして、
偏差値も学校も関係ない、
熱い夢だけが彼のエナジーの源泉、
といった感じの男の子なのだ。
同じ時期に妊婦で、
同じ時期に子を生んで、
男の子と女の子の違いはあるものの
こんな風に子供の意識に差があるのは、
一体どういうことなのだろう。
平和ボケは
我が家の子育てにしっかりと
反映され、意識することもなく
その実しっかりと
巣食っていたのだ。
とほほ~