日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

浅草浅草寺、お台場の浜辺、東京が東京じゃなかった日-銀世界

2014年02月09日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
うっかり白昼夢を漂って、
ハッとして起きると
既に日が沈んでいた。

そんな体験は誰しもあるはず。
ただ、その間に愛犬が、
いなくなっていた、となれば
話は別だよね。

昨晩の私がまさしく、その
まさかまさかの真っ青ものだった。

天気予報通り、降り続いた雪で
真っ白に染まったお台場、
その浜辺の美しさ、たら心臓が止まるほど~。
それを知ってる娘が張り切って、
「ママ、ちよっと浜辺の写真撮ってくる」と出かけて行ったのが、
お昼頃。そして、

かような景色をゲットして
お披露目してくれた。
これらの雪を1人じめするかのように、
足跡をつけていくのは、
確かに楽しそうだ。

そう思っても、普通は
寒い中、ワザワザそうは出かけない。

が、我が娘は違った。
「また、お台場を歩いてくる、
雪なんて珍しいんだから」
とはしゃいで、再び出かけて行った。

最寄りの交通機関、
ゆりかもめは
既に朝から止まってしまっていたけど
お台場内だったら、
困ることもないだろう~、
私はそう思って、
快く娘を見送った。

心の中で、
「お前は、よっろこっび、庭かっけ回る~イヌか!」
とつっこみを入れたけどね。
まっ、娘が喜び飛び出すイヌなら、
丸くなる猫が私、てことかな。
ちなみにコタツは我が家にはないので、ベットに横になり、
iPadでネットサーフィンを
することにした。

そして、きっとあっと言う間に
夢の中へと落ちて行ったんだと思う。

ところが、
主人からの電話で起こされた。
「えいみが無事家に帰ってきたら、
連絡ちょうだい」
と、なんか切羽詰まった調子。
部屋から見えるのは
暗闇と遠くのビルの光のみ。
えっ、と思って時計を見ると、
もはや夜の9時少し前だった。



それからが、
旦那の心配が伝染して、
生きた心地がしなかった。
ファミリーで使っているラインには、
娘からは能天気に、

↑な写真を送られており、
「浅草に行ったよ、今は渋谷~」
というようなメッセージがあり・・・

そこに刻まれていた時間は
19:46だったのだ。

娘からの写真送信から
2時間も経って、ようやく
それを見る私も相当な能天気なママなんだけど。
そこは絶妙なコンビネーションというやつで、仕事中の旦那が
娘のラインに速攻で返事を出し、
「お台場までは、ゆりかもめは止まってるけど、りんかい線は動いてるから、渋谷から大崎に出て、りんかい線で、帰ってこい」と
指示を出している。

が、その夫の指示を最後に
娘からの連絡が全くないのである。

それで心配でたまらなくなった
主人が、
私に電話をしてきた
ということなのだった。

そうしたら妻は寝ていたわけで。

いやいや、あいすいません。

起きてからは
何度も何度も娘に電話をし、
何度もラインでメッセージをした。
でも、全く返事がない。



脳裏には、娘が泣きべそかいている
絵が浮かび、
まさかのまさか、転んで歩けない?
何かあったのかしら?
と不安で
いても立ってもいられなくなる。

でも、友達と一緒なことも
分かっていたので、最悪は
そのお子さんのお母さまに連絡を
とってみようと、決めていた。

ただ、ラインは相手が
メッセージを読んでくれたかどうかも分かるのだが、
既読になってなかったので、
単純に、
娘が携帯のライン(のアプリ)を
開けていない
だけのことかもしれなかった。

で、
「雪の中、友達とカラオケでもしてたら殺す、電車が動いているうち帰ってきて」というような、文面を
送ってみると、何故か
娘から突如として返事が来た。

脅しがきいたわけじゃあるまいし!?

「カラオケなんかしてないし。
ぜんぜん問題なく、電車
動いてるし、もう高2だし、
浅草の浅草寺
すごく風情あったよ」
的な、
これまた親の心配もどこ吹く風、
反省のかけらもない
メッセージだった。

さて、娘が家に辿りつけたのは
10時を少し過ぎていた。

どうやら、電車は動いていたものの、
ちょいちょい止まるので
遅れるし、いつもの倍時間が
かかったとのこと。

それでも、
「ママ、こんなに雪で綺麗なのに、
家にいたらもったいない。
いつもは人だらけの
渋谷のスクランブル交差点
誰もいなくて・・・
真ん中で寝転んだら
雪がフワフワで気持ちよかったよ」
と能天気な娘なのである。

しかも、
「今だったら、積りたてでフワフワ
な雪だから、楽しいよ」
と目を輝かせるのだ。

ただ、もう雪の中、電車では
出かけない、と懲りた様子。

本当に、愛犬が、もとい娘が
家から逃走し、帰れなく
なっていると思った時の、
あの蒼白な思いは何だったんだろう。

さて、娘の目の輝きに
触発され、私もお台場を少し
散歩することにした。

誰も踏んでないフワフワな雪の上を
踏んで歩く楽しさ。
ズボッと足が地球に入り込むかのような、確かな感触。
雪が足の下で一瞬飛び跳ねてるような、あの微妙な音。

本当に楽しい。

よく寝られた日の、
白昼夢の後の悪夢は本の幻で、
踏みしめる雪の感触は
現実の重みと
同じく確かなものだった。

娘にほんの少しだけ感謝してる、
そんな自分にも苦笑いした。












コメント (4)
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