シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

日本の航空産業

2006-08-28 22:28:27 | Weblog
今日も特にネタがないので、日本の航空産業について語りたいと思います。

戦中、数多くの航空機を開発した日本ですが、戦後はGHQに航空機の開発が全て禁止となり日本の航空産業は衰退してしまいました。
その後、航空機開発が解禁となりましたが空白期間の影響は大きく、航空機の開発は進んでいません。
現在、純国産の航空機で日本の空を飛んでいるのはごくわずかです。

旅客機:YS-11(H18年9月で退役)
自衛隊機:T-5初等練習機、T-7初等練習機、T-4中等練習機、US-1飛行艇、C-1輸送機

他にあったっけな?
昨年までは、F-1支援戦闘機やT-2高等練習機、T-3初等練習機があったんですが・・・。

F-2はアメリカの横槍でF-16ベースの日米共同開発だったし・・・。
まぁ、対艦攻撃に関しては世界トップの性能の機体になったのでいいんですけどね。
ちなみに共同開発と言いながらアメリカはF-16のFBW(フライ・バイ・ワイヤ)のソースは開示されなかったりしました。
幸い日本はT-2CCV(T-2高等練習機のCCV試験機)でFBWとCCVの研究がされていたため自主開発で何とかなりましたが。

現在、大型旅客機の世界は、ボーイングとエアバスがシェアの大半を占めています。
今更、大型旅客機の市場に参入するのは難しいので、小型~中型旅客機の市場は十分狙えるのではないでしょうか?
YS-11の時は国(当時の通産省)の支援もあり国産旅客機の開発に成功しました。
YS-11は間もなく日本の旅客線から姿を消しますが、海外ではまだ飛行しています。

航空機開発は一朝一夕ではできません。
技術の積み重ね、研究が必要です。
自国で開発技術があるという事は、機種選定交渉でも交渉材料になります。
無駄な公共工事をする位なら、技術開発にもっと投資いて欲しいものです・・・。

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