秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
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甲虫種の書 徹甲虫 アルセルタス

2024-01-09 23:37:51 | 甲虫種















「徹甲虫」
アルセルタス
Seltas
甲虫種
甲虫目 食肉亜目 セルタス科
全長約541.99〜769.88cm
全高約292cm
脚の大きさ約38cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661719801964773382?s=19
・狩猟地
遺跡平原、天空山、地底洞窟、原生林、古代林、密林、未知の樹海、旧砂漠
・概要、特徴
森林地帯や高地に棲息する、雄の中型甲虫種。
巨大な尖った角を具えた、白い縞模様が無数に入る緑色の前胸と長大な鎌状の前脚が特徴。
前脚は先端がブレード状になっており、普段は内側に折り畳んで格納されている。
発達した翅と大きな複眼、鋭利な大顎を持ち、流線型の体型から飛行速度は極めて速い。
先端が針状になった腹部には水袋を備えており、腐食性の体液を貯めている。




・生態
甲虫種の中でも極めて高い飛翔能力を持ち、上空から獲物や外敵を発見するや鋭い胸角を向けて高速で突撃して攻撃することから「徹甲虫」の別名がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661722214344036353?s=19





その飛行能力は急旋回からホバリングまで自在にこなすほどだが、突撃を獲物に躱されると急には止まれず、壁や地面に角が突き刺さってしまい、少しの間身動きが取れなくなったという報告もある。


飛行に適した流線型のフォルムや自在に空中を飛び回るその姿から、子供たちやアイルーの中にはある種の憧れを抱く者もいるという。
肉食性で、空中から鋭い角で突進し、獲物を串刺しにする事で狩りを行う。



体内には腐食作用のある体液を生成する器官を持ち、外敵への威嚇として針状の腹部の先端から腐食液を噴射する他、獲物にこの腐食液を吹き付けて腐敗させることもある。






重甲虫ゲネル・セルタスとは雌雄の関係で、アルセルタスは雄の個体である。
ゲネル・セルタスに随伴して行動している事も多く、雌がフェロモンを放出すると敏感に反応、すぐさま誘き寄せられて極度の興奮状態となり、胸殻に乗る行動を取る。 この状態のアルセルタスは眼を輝かせ、腹部が猟虫のように赤く光る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1667527417001578496?s=19
この状態となったアルセルタスはゲネル・セルタスの攻撃を補助し、巧みな連携で外敵を追い詰める。








なお、アルセルタスの外骨格は多層構造で衝撃を逃がしやすい造りとなっており、アルセルタスが角を地面に突き立てながらゲネル・セルタスが突進を行ったとしても、アルセルタスの角が折れることはない。
特筆すべきは、自身の凡そ3倍の全長を誇るゲネル・セルタスを掴んだまま飛行、あまつさえそのまま突撃を繰り出す事すら可能であるという、脅威的な膂力と飛行能力である。
ゲネル・セルタスがハンターの仕掛けた落とし穴に嵌ったとしても、合体中であればアルセルタスがゲネル・セルタスを持ち上げることで救出する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1661729155036377090?s=19
このようにゲネル・セルタスにの傍らで配下のように振る舞う習性から「軽量級の兵士」の異名をもつ。
しかし、ゲネル・セルタスが極度に疲労すると、栄養源として捕食されてしまうこともある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489078654525054976?s=19
また、アルセルタスの個体数に対してゲネル・セルタスの個体数は非常に少なく、雄同士は伴侶となる雌を巡って闘争することも珍しくない。








高い飛行能力は生まれて間もなくから存在し、セルタス種は孵化して間もなくから捕食者として活動するため、アルセルタスはすぐ雌に捕食されてしまわないよう飛行して散らばり、成長して力をつけた個体から雌に随伴、兵士として仕えるようになるという。
アルセルタスはゲネル・セルタスと比較して個体数が多いことに加え、前述の通り高い飛翔能力を有するため、ゲネル・セルタスよりも広い範囲の地域で目撃されており、ゲネル・セルタスの生息しない地底洞窟や旧砂漠でも発見された例がある。
休息は崖などの垂直な地形にとまって行う傾向が強い。
・食性
肉食性。草食種の死骸を食べる様子がよく観察される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1472151793865936896?s=19
・戦闘能力、危険度
外敵を発見すると前脚を振り上げて金切り声のような咆哮をあげ、威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487254366172053509?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1487255009162973189?s=19
巨大な角を突き出しての突撃を主な攻撃手段とし、腐食液で相手の防御力を下げてから繰り出される突撃の威力は決して侮れない。また、長大な前脚の爪を振り回して接近戦を仕掛けてくる事もある。





普段は閉じている前脚の先端の3つの節は攻撃時は大きく展開され、殺傷能力とリーチを大幅に上昇させたブレード状の形となる。
これは通常ゲネル・セルタスのフェロモンによって雄の本能が刺激されることで展開されるが、力をつけた個体であれば自らの意思で自在に展開する事ができる。




ゲネル・セルタスとの連携時は浴びた者のスタミナを奪う体液を噴射して動きを鈍らせることでゲネル・セルタスの攻撃をサポートする他、雌の攻撃に応じて角を突き出すことでゲネル・セルタスの突進の威力を大幅に向上させるなど、ゲネル・セルタスの攻撃を補助する。
また、雌と分離した際も外敵を前脚で捕縛して動きを封じ、常にゲネル・セルタスの補助を行い続ける。
このように、単体では他の中型モンスターと同じ程度の戦闘能力であるが、一度ゲネル・セルタスと連携すれば真の脅威を発揮し、その危険度は跳ね上がる。
しかし、単独での戦闘能力はさほどでもなく、体力も少ないことから単体での危険度は他の中型モンスターと同程度とされる。




・利用
高速飛行に適したアルセルタスの甲殻は衝撃を逃がす多層構造になっており、高い強度を誇りながら重さを殆ど感じない程に軽く、そして滑らかな質感となっているため、その性質から武具の素材としても優秀である。
特に角は加工せずとも殺傷能力が高く手間いらずなため、職人には人気の素材の他、羽は日用品方面での需要が高い。
特に機械的で複雑な内部機構を備える武器の生産や加工において重宝されており、アルセルタスの素材をベースに開発された武器の多くは、搭載された機構による回転や加速が加わる事で驚異的な威力を生み出す設計となっている。

余談だが、近年では本種の肉を珍味として評価し、食用とする目的でギルドに狩猟依頼が舞い込むという珍事が増えている。
・ソース
MH4G
MHXX

ハンター大全4 pg.89

モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.130〜131

https://youtu.be/lTY2lsErYmc





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