「甲虫」
オルタロス
Altaroth
甲虫種
殻虫目 棘虫亜目 オルタロス科
全長約139.02〜162.6cm
全高約86.4cm
脚の大きさ約16.6cm
(小型個体)
全長約239.1cm
全高約127.1cm
脚の大きさ約24.4cm
(大型個体)
・狩猟地
孤島、モガの森、遺跡平原、大社跡、水没林、密林、渓流、地底洞窟、原生林、古代林、未知の樹海、遺群嶺、 天空山、火山、地底火山、溶岩洞、砂漠、砂原、旧砂漠、寒冷群島、氷海など
・概要、特徴
現大陸に幅広く分布する小型の甲虫種で、ギルドでは「甲虫」と呼ばれる。
アリに似た姿と生態をしているが、カンタロスに比較的近縁な種で、形状こそ違うが発達した後脚と大きな突起を備えた前胸が共通する。
頭部には甲虫種の中でも特に大きく発達した大顎をもち、餌を食べる時は勿論、地面に潜る際や攻撃の際に用いられる。
腹部は付け根に柔軟に向きを変えることができる節が二つあり、先端には蟻酸を噴射する棘を備える。
また、孤島地方に生息するオルタロスは巨大に成長する傾向があり、生物学者の研究の的となっている。
甲殻は脆く、ハンターの武器で倒すとバラバラに砕けて素材を剥ぎ取れない事が多いため、素材を得る際には毒で仕留めることが推奨されている。
・生態
夥しい数の群れで生活し、地中に巣穴を掘って生活するが、建造物の遺跡を利用して巣を作ることもあり、その場合は中の空間をそのまま巣穴として利用している。
砂原に生息するものは大きな蟻塚を築くが、時折引っ越すこともあり、古い巣穴はジャギィが連絡通路として利用することもあるという。
木の実やキノコ、ハチミツを主な餌としており、数頭で行列を作って採餌する様子がよく観察される。餌は大きく膨らむ腹部に溜め込んで巣へ持ち帰る。
この透明な腹袋は薄いながらも極めて靱やかであり、決して破れることは無いとされている。
飲み込んだ餌によって腹部の色は変化し、ハチミツだと黄色、キノコだと青、木の実だと緑になる。
なお、同じ餌を蓄えた場合でも腹部の色が個体によって異なる場合があるが、そのうち金色の腹袋の個体は良質な餌を、灰色の腹袋の個体は質の低い餌を溜め込んでいる。
天敵はボルボロスやアケノシルム、ラングロトラ、ケチャワチャなどで、巣から直接捕食されてしまう。
・食性
ウチケシの実やペイントの実といった木の実類やハチミツ、キノコ類など。
・危険度、戦闘能力
危害を加えられない限り性質は基本的に大人しいが、巣を防衛する大型の個体は他の個体より大きく強靭な大顎による噛みつきや、防具の強度を損なわせてしまう蟻酸で通りがかった者を執拗に攻撃してくる事もある。
また、小型の個体でも自らや仲間を攻撃されると一斉に反撃を仕掛けてくる。反面、餌を腹に蓄えている時は一切の攻撃を行わず、帰巣を最優先する。
・利用
オルタロスが飲み込んだ特産キノコはマカ漬けの壺で熟成したものを凌ぐほどの風味の逸品とされ、これを目的としたクエストが提示されることもある。
また、餌を溜め込んだ腹袋は高級食材として取引される他、腹袋そのものも武具の素材として需要がある。
モガの村ではオルタロスが持つ培菌をキノコ類の栽培に利用する他、オルタロスそのものも漁業のまき餌として利用している。
また、近年では強靭な大顎を刃として利用した操虫棍が開発されている。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全pg.261