秋津蛉のモンスターリスト

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飛竜種の書 金火竜 リオレイア希少種

2024-05-09 23:04:35 | 飛竜種











「金火竜」

リオレイア希少種
Gold Rathian
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
全長約1543.85〜2192.96cm
全高約577.22〜582.17cm
脚の大きさ約260cm
・狩猟地
現大陸…森丘、大社跡、渓流、古代林、水没林、密林、遺群嶺、城塞高地、砂原、溶岩洞、塔など
新大陸…龍結晶の地、導きの地





・概要、特徴
存在が非常に稀なリオレイアの希少種。 金色に輝く甲殻が最たる特徴であり、その見た目から 「金火竜」 の別名が付けられている雌の個体。
その神々しい形貌が知られてからは地上に降りた「黄金の月(ゴールドルナ)」とも称される。



この金色に光る特異な体色に、「天より与えられし色だ」と信じて神格化する者までいるという。
骨格を含め、外見的にはリオレイアやその亜種と大きな差異は見られない。毛質や翼膜の文様などに多少の違いは見られるものの、これらは外殻の硬質化する部分が広がるにつれ、一部が変化した形であろう。
他に類を見ない黄金の鱗は分厚く、陽光を浴びて更に神々しく煌めく。
それが集合した外殻も黄金もかくやという輝きを放つと共に通常種とは比較にならないほど堅牢で、貴金属性の成分が含まれている可能性が高いと目されている。
龍属性による影響を受けない一方で雷属性には脆さが見られるが、これは貴金属成分への通電性が影響しているのだろうか。


棘はリオレイア希少種にだけ生える貴重なものであるために金火竜の秘棘と呼ばれ、背や尻尾にごく稀にしか生えないが、極めて高い毒性と鋭利さを誇り、通常種の棘とは比較にならない危険性を持つ。
眩い金色の外殻はいかにして形成されたのか、いまだ研究の成果は出ていない。
飛竜の祖から脈々と受け継がれている遺伝子が突然変異を起こし、それが体現した結果という説が有力視されていたが、近年では身体的な変化を最小限に留めた多様種への派生は、生活環境のなかでも専ら食性に起因すると考える研究者が多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1788546412512469037?s=19
いずこかの特殊な土地の特殊な動植物を摂取し、 突然変異とも言える進化を遂げてきたのだと推測されている
秘境などと呼ばれる隔絶された土地を生息地とした個体が、そこに生きる動植物を摂取していくうちに希少種となったのだろうか。食肉に混ざって摂取し続けた、鉱石などの成分による変容すらも考え得る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1788546082529751052?s=19









「あがめる者もいるほどに美しい」と評されるリオレウス希少種とリオレイア希少種。
その理由は神秘的に輝く金銀の外殻と「劫炎状態」によって増す凄艶さに尽きるであろう。
体内に超高温を溜め込む劫炎状態の謎を解く鍵とされているのが、火竜の希少種その体内でのみ精製される液体「煌液」である。
特に頭部から集中して採取されるため、髄液の一種ではないかと推測されている。
これによって爆発的な高温の発生と、それに自身を焼かれないた止めの体組織の保護を可能にしているという説があり、今後の研究によって思わぬ利用価値が判明するかもしれない。
・生態
通常種が「陸の女王」と呼ばれるように、リオレイア希少種もまた地上で縄張りを支配することを好む。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1788546825311650010?s=19





一度縄張りと定めた地に対しては、たとえ古龍が相手であろうと居丈高に振る舞うといわれ、実際にクシャルダオラを撃退したという報告もある








リオレウスとリオレイアは一組の番として行動すると知られ、亜種、希少種もまた同様と考えられている。
このつがいと見られる2頭は、外敵の排除を何よりも優先し、互いに協力体制で事に臨む。
リオレウス希少種とリオレイア希少種がつがいとして縄張りを築けば、そこは何者も立ち入ることの出来ない危険な領域となる。
新大陸にて確認されたリオレウス希少種とリオレイア希少種は共に「劫炎状態」と呼ばれる特殊な強化形態を獲得していた事から、両者は同様の環境下ですでに長らく生活していた可能性がある。
導きの地における溶岩地帯で両者の生活圏が重なっており、そこで出会った2個体が龍結晶の地にて巣作りをはじめた、という特殊な例が見られた非常に貴重なケースなのかもしれない。
火竜が炎を操る源である爆炎袋は、外気に触れるだけで発火する粉塵が詰まった内臓器官である。
特異な地脈エネルギーが巡る新大陸一帯を生息域としたことで、環境や食性がこの器官になんらかの増強効果を与え、劫炎状態の獲得に繋がったのではと考えられている。
行動に際して口腔から空気を取り込みながらも、 発火寸前の状態を体内に留められるようになり、それに耐えうる身体の強化へと繋がったのであろう。
新大陸の他に特異な環境下を持つ他の土地でも同様の変異が見られる可能性が考えられていたが、近年では現大陸の各地においても、劫炎状態を発現する個体が確認されている。






・危険度、戦闘能力
陸の女王と呼ばれるリオレイア、及びその亜種を大きく凌駕する膂力や走力、毒性を持ち、 強力な火炎を放つほか、 空戦能力においても抜きんでた力を発揮する。
それゆえ、俊敏かつ複合的な動きを見せる連携攻撃に警笛を鳴らす。
死角へ回り込んでの噛みつき攻撃から続けざまに単発もしくは3連の高火力ブレスを放ち、 軽い威嚇から素早いダッシュで接近して尻尾で前面を薙ぎ払う攻撃など、 外敵を翻弄する執拗な排除行為に希少種ならではの特色が見られる。










猛毒ほとばしる尻尾を振り回し全方位を薙ぎ払う通称「サマーソルト」も、亜種に比べて厚みのある攻撃となっている。こうした攻撃に続けて滞空姿勢へと移ることもあり、息つく暇のない緊張感が続くとの報告が上がっている。










本種における最大の特徴として、体内に超高温の火炎を溜め込み滾らせる、極めて危険な強化能力が挙げられる。
口元から首、胸元にかけて高熱の青白い輝きを漏らすこの姿をギルドでは劫炎状態と呼び、特に注意を呼びかけている。激しい運動量によって生じた熱を、 体内の爆炎袋に蓄積しているようだ。











このとき放たれる炎ブレスは青白い輝きを生み、凄まじい燃焼性を伴う。
地面に残るその炎は、さらなる劫炎ブレスの接触により、極めて激しい爆発の連鎖を引き起こし、一帯を焦土と化すという。
怒りによる昂りは攻撃の威力や連係の巧みさを向上させる。
そこに劫炎状態を伴えば、 サマーソルトに続けて高出力火炎ブレスを吐くなど、立ち回りは一層激化する。





・利用
黄金のような輝きを放つ甲殻は見た者のため息を誘うほどに美しく、それ自体が黄金の塊から打ち出されたかのような輝きを放つ厚い翼膜は、翼膜ならではの滑らかな手触りと美しい光沢は絶品で、好事家の貴族が衣装のために取り寄せるという。
金火竜の素材から作られた武具は美しさにおいて右に出るものは無いとも言われ、金火竜素材由来の防具「ゴールドルナ」は闇の中でも光り輝き、その美しさはモンスター達すら虜にすると言われている。
金火竜の素材を用いた武器は輝く月の力を宿すとされ、古代の王墓などから同様のものが出土することもあり、それ等は古代の王が神に奉納した神器であるとされる。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全pg.141
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.108.109.122.123
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集pg.234〜241