中東・西アジアのレバノンにある宗教都市バールベックの遺跡には、世界最大を誇る巨石オーパーツが複数ある。
バールベックの巨石は世界遺産として登録され、ジュピター神殿の土台として使われている「トリトン」と呼ばれる巨石です。その重さはおよそ950トンといわれており、人力で動かすなら15000人が必要な計算になるのだそうです。
写真中段にある長方形の石がトリリトン
この巨石は現在の重機でやっと動かせるほどの重量なので、約2000年前の人々がどのようにしてこれを運搬したかは謎とされています。
一方、建築物には使われていない切石として世界最大を誇るのが、通称「南方の石」と呼ばれる巨石だ。
世界最大の切石といわれる「南方の石」。上にのっている人と比べるとその巨大さがわかる。
これはジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所に存在している。その大きさは、長さが約21.5メートル、高さ4.2メートル、幅4.8メートル、重さはなんと2000トンもある。
一体、これほど大きな石をどうやって運んだのだろうか? イギリスBBC放送で行われた実験では、丸太のコロを使い、1トンの切石を1日1マイル(1.6キロ)運搬するのに16人必要だという試算が出ている。
この試算に基づけば、トリリトンのような最大970トン級の巨石では1万5000人以上が必要となり、南方の石では3万2000人も必要になってしまう。
しかもこれだけの規模になると、ロープの強度の問題や、多くの人たちの力をひとつに集中させることの難しさなども出てくるため、現実には運搬不可能といえる。
また一方で、人力ではなく現代の最新技術を用いても巨石の運搬は不可能である。世界最大のクレーン運搬装置の吊り上げ可能な重さの限度は、NASAがロケットの移動に使用しているもので700トンしかないからだ。
したがってバールベックの巨石に対しては、人力も最新技術もまったく歯が立たないということになる。これぞまさに驚異の巨石オーパーツといえるだろう。
バールベックの巨石は世界遺産として登録され、ジュピター神殿の土台として使われている「トリトン」と呼ばれる巨石です。その重さはおよそ950トンといわれており、人力で動かすなら15000人が必要な計算になるのだそうです。
写真中段にある長方形の石がトリリトン
この巨石は現在の重機でやっと動かせるほどの重量なので、約2000年前の人々がどのようにしてこれを運搬したかは謎とされています。
一方、建築物には使われていない切石として世界最大を誇るのが、通称「南方の石」と呼ばれる巨石だ。
世界最大の切石といわれる「南方の石」。上にのっている人と比べるとその巨大さがわかる。
これはジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所に存在している。その大きさは、長さが約21.5メートル、高さ4.2メートル、幅4.8メートル、重さはなんと2000トンもある。
一体、これほど大きな石をどうやって運んだのだろうか? イギリスBBC放送で行われた実験では、丸太のコロを使い、1トンの切石を1日1マイル(1.6キロ)運搬するのに16人必要だという試算が出ている。
この試算に基づけば、トリリトンのような最大970トン級の巨石では1万5000人以上が必要となり、南方の石では3万2000人も必要になってしまう。
しかもこれだけの規模になると、ロープの強度の問題や、多くの人たちの力をひとつに集中させることの難しさなども出てくるため、現実には運搬不可能といえる。
また一方で、人力ではなく現代の最新技術を用いても巨石の運搬は不可能である。世界最大のクレーン運搬装置の吊り上げ可能な重さの限度は、NASAがロケットの移動に使用しているもので700トンしかないからだ。
したがってバールベックの巨石に対しては、人力も最新技術もまったく歯が立たないということになる。これぞまさに驚異の巨石オーパーツといえるだろう。
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