秋 田 奇 々 怪 会

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オーパーツ13 聖徳太子の地球儀

2018年07月15日 | 地球・宇宙・太古
兵庫県にある聖徳太子が開いた寺院、斑鳩寺。西暦606年に建立されたというこの寺には聖徳太子とゆかりのある宝物が所蔵されている。その宝の一つが、聖徳太子の地球儀・地中石である。

漆喰と海藻糊でできたこの地球儀には、アジアやアフリカ、ユーラシア大陸などはもちろん、アメリカ大陸までが正確に記されている。レリーフのように、陸地を盛り上がったように、そして海の部分をへこませて表現しており、全体は球をなしている。
その当時は、地球が丸いという事実さえ知られていなかった。いったいどのようにしてこの地球儀は作られたのか。

さらに、太平洋と思われる場所には、12000前まで存在したと言われるムー大陸が、そして南半球には「黒瓦臘尼加(メガラニカ)」という大陸が記されていた。


実は、聖徳太子の地球儀は、実際に聖徳太子の時代に存在したものではない。
まずその材質であるが、地中石は漆喰と海藻糊を混ぜて作られている。この技法は戦国時代以降に特有の技術であるとされている。
さらに、その地球儀に記された地形が、江戸時代に寺島良安が編纂した日本最初の百科事典『和漢三才図会』に載っている「山海輿地全図」一致している。そのため地中石は、江戸時代半ば、西洋より伝来した地理的な知識に基づいて作られたものであると推測されている。

聖徳太子の地球儀は、聖徳太子ゆかりの寺に納められてはいるが、製作年代は江戸時代だというのが現在では最も濃厚な説となっている。
しかしその製作理由や、なぜ斑鳩寺へと所蔵されたか、またその名前の由来など明らかになっていないことも多い。
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