秋 田 奇 々 怪 会

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO等不思議大好きの会です

      「奇 々 怪 会」 とは、どういう会なのか


昭和30年前後にイギリスのネス湖で恐竜ネッシーの存在が話題となり(湖面を泳ぐ姿が目撃され、写真に撮られたりした)、ヒマラヤで雪男の足跡が発見された等などが新聞やテレビで話題になりました。
こうした話題は昔から私達の興味を引く出来事だったようです。

いや、もっともっと旧くには・・・
秋田出身の国学者・平田篤胤は異界・幽冥の世界の有様をまとめて、1822年(文政5年)に『仙境異聞』を出版しています。
実は文政3年秋の末、篤胤45歳の頃、江戸で天狗小僧寅吉の出現が話題となっていたそうです。
寅吉は神仙界を訪れ、そこの住人たちから呪術の修行を受けて、帰ってきたというのです。
篤胤は、天狗小僧から聞き出した異界・幽冥の世界の有様をまとめて、出版したのが『仙境異聞』であります。これが当時大きな話題となったと伝えられています。
ことほど左様に”不思議な話”は、いつの時代でも人の興味を引き付けるのだと思われます。

心霊現象、死後の世界、臨死体験、輪廻転生、古代文明、オーパーツ、超常現象、UFO、UMA、ツチノコ・・・・・
身近では霊的な場所、遺跡、神社、お寺、巨木等なども私達の興味を引き付ける様です。


奇々怪会は、こうした事に興味を持つ人の集まりです。
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「東北見聞録~謎と不思議と珍談と」第三十話

2018年03月01日 | 本・雑誌から
「東北見聞録」UFO

地上波やBS・CSのテレビ番組表を見ていると時々「UFO」の文字を見つけて、ついつい気になって見てしまう。CSでは、あの矢追純一さんの懐かしいUFO番組も放映されている。
ところで、そのUFOをご覧になった経験をお持ちの方は居られるだろうか?筆者も小学6年生の時に澄み切った青空の中に赤く光り輝く物体を見つけて「すわっ!空飛ぶ円盤!(当時は未だUFOの呼称は無い)」と興奮したが、激しい動きは無く、その後色々調べた結果、人工衛星との見間違えが有力…と、自分で結論づけた。こうした例も多々あって約99%が光りの屈折や雲への反射など自然現象で説明されるが、残る僅かの例は正に「アンアイデンティファイド・フライング・オブジェクト=UFO=未確認飛行物体」なのだ。

①空飛ぶ円盤
当誌2014年1月号で若干UFOについて触れているが、改めてその歴史をひも解いてみよう。
現代の騒動発端は1947年(昭和22年)6月、アメリカのワシントン州上空で、自家用機を操縦していたケネス・アーノルドが9個の奇妙な皿型の物体を目撃した事に始まる。目撃したその形状から「空飛ぶ円盤=フライング・ソーサー」として一躍注目を浴びた。
また同年7月にはニューメキシコ州ロズウェル近郊に「空飛ぶ円盤」が墜落、乗員の死体や円盤を米軍が回収し隠蔽したとされる「ロズウェル事件」が発生、更に翌年にはケンタッキー州上空で、アメリカ空軍機を操縦するマンテル大尉が謎の飛行物体を目撃した後、墜落し犠牲となった「マンテル事件」が起きて「空飛ぶ円盤=宇宙人説」への関心が更に高まって行く。

この後は堰を切ったかの様に目撃例が続々と寄せられた他、映像も公開されるなど世界的な関心事に発展。アダムスキー型円盤の名付け親ジョージ・アダムスキーの「空飛ぶ円盤同乗記」など著作物も登場して賑やかさを増す。筆者もアダムスキーの著書は読みまくった口だった。が、後にアダムスキー型円盤はインチキだったとの報道が有り、夢中になった身としては少々ガックリ。しかし、インチキだけでは片づけられない実例も多々あって、ミステリー度は増して行く。
ところで、UFO=未確認飛行物体とは本来は航空・軍事用語で、日本でも1950~60年代は「空飛ぶ円盤」が主体だったが、1070年代以降TV番組「謎の円盤UFO」等の登場により一般化して行った。

②怪光現象
さて、UFOを想像させる飛行物体は、古くは聖書の記述やキリスト教の絵画に描かれている怪光等が、UFO研究家によって様々な見解が示されている。日本でも古文書等に不思議な光現象が記載されている例が見られる。地元秋田県の身近な例では、男鹿市で文化七年(1810年)8月26日、男鹿地震の前触れとも思われる怪光現象が「暮れに日の影が2つ現れ、真の光(太陽)は海に落ちかかる一方で、もう一つの光は明るさを増し…」と、地元民の記述に残されていて、翌日に男鹿大地震が発生している。
「地震雲」現象はよく言われているが、この古文書では「光」現象だ。男鹿市では現代に入っても目撃例が数多く有り、地元民放TV局でも不規則に夜の空中を浮遊する映像が報道されたケースも有る他、こうした動きを受けて最近では男鹿半島のドライブインにUFOラーメンもお目見えした。UFOがらみの町興しで有名なのは、石川県羽咋市(はくいし)や、「UFOの里」として様々な取り組みをしている福島市飯野町などが挙げられる。機会が有れば、是非とも現地に足を運んでみたい。

③1枚の絵
ところで、三角山から発する「怪光」や上空に「UFO」が飛来したとする目撃談は結構多い。その怪光現象をスケッチとして収めた画家の作品に、筆者はかつて直に触れた。
作者の名は日本画家の鳥谷幡山(とやばんざん)、明治9年青森県七戸町に生まれ、寺崎広業の門下で活躍し昭和41年に90歳で没した。絵画に専念する傍ら晩年には「日本のキリスト」を出版した他、キリストと弟イスキリの墓が在る旧戸来村(現在の新郷村)のキリスト渡来伝説を世に広める事に専念する。
そこには思いを同じくする複数の「仲間」が存在したが、これについては非常に複雑で一言では語れないので後日に譲るとして、肝心のスケッチ画は鹿角市大湯の大湯ホテルが所蔵していた。

平成3年~6年にかけて、ピラミッド説の山「クロマンタ=黒又山」に謎を究明する本格的な学術調査のメスが入った折、筆者も報道兼調査員として加わっていた学術調査団の定宿となっていたホテルで、当時の専務と会話を交わす中、「鈴木さん、面白い物をお見せしましょう」と風呂敷包みを取り出して来た。
そして貴重な文献と共に姿を現したのが、「我帖」と書かれた一冊のスケッチブックだった。昭和17年8月から9月にかけて鳥谷幡山が周辺をスケッチしたものだ。表紙をめくると先ずストーンサークルの日時計状特殊組石が、そして次のページに不思議な現象を捉えたスケッチが描かれていた。昭和17年8月23日、「ピラミッド黒又山、俗にクロマンタと言う山頂に…突如、光芒が現れる」との注釈が添えられている。ジグザグに動いている怪光を描いたミステリアスな絵だ。ピラミッド説の三角山と怪光=UFOの組み合わせは、謎を更に深めた。鳥谷幡山はスケッチを通じて、何を語りたかったのだろうか?

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