I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

中国・朝鮮との決戦を想定している日米連合軍

2006-05-17 23:26:13 | 外交 (対特定アジア)
またまた自衛隊の資料が流出したそうです。

●ネット流出、海自文書計3千点 有事演習計画も(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY200605160541.html

 海上自衛隊の内部資料がインターネット上に流出した問題で、防衛庁は03年に行われた海自最大の実動演習「海上自衛隊演習(海演)」の作戦計画を含む大量の文書が流出していたことを確認した。総数は約3000点にのぼる。同作戦計画は事実上、朝鮮半島有事を想定したものだが、秘匿性の高い海演のシナリオが公になるのは初めて。流出文書は通信や暗号の分野にも及び、海自は共通するものも使っている米海軍と協議し、暗号については全名称を、通信については周波数の一部を変更した。
演習の概要図


 03年11月に行われた海演(10日間)には、艦艇約80隻、航空機約170機、人員約2万5000人が参加した。

 その内容を周辺事態と防衛出動事態に分けて詳述した3点の資料は、九州・沖縄を管轄する海自の佐世保地方隊が、主力部隊の自衛艦隊や米海軍とともに事態に応じて実施する作戦を列挙。いずれも防衛庁が定める3段階の秘密区分のうち、3番目にあたる「秘」に指定されていたが、問題発覚後に指定を解除された。

 海演のシナリオは、周辺事態で日本周辺の2カ国が、日本に対しても弾道ミサイルを発射する準備に入ったり、南西諸島の「S諸島」の領有権を主張したりするという筋書きになっている。

 佐世保地方隊は、対馬海峡から九州西方にかけての海域で、警戒監視活動や船舶検査活動、邦人輸送、機雷掃海などを行う。

 日本有事に移行すると、海自の主力部隊の自衛艦隊は、作戦海域に向かう空母部隊などの米海軍部隊を護衛、S諸島に陸上自衛隊の部隊を揚陸させるために艦船による海上輸送作戦を行う。また、米海軍は、朝鮮半島を中心に作戦行動を展開する一方、日本海でも海上阻止行動(MIO)などを行うとしている。

 このほか流出が確認された資料には、有事の際にも使う通信や暗号に関するものが多数確認された。有事に九州の沿岸部に派遣される移動通信部隊の周波数や通信可能範囲などを図示した「秘」指定文書もあった。


2003年の合同演習は中国・北朝鮮を同時に相手にする想定の下行われていたようですねwもっとも演習の内容なんて中国もとっくの昔に察知しているでしょうから今更流出してもどうということはないでしょう。

しかし、朝日は非情に熱心な記事を書いていて、流出した資料を自前で取得したようです。社員にWinnyをやっている人がいるのでしょうねw

演習の中身は米国が半島で北朝鮮と戦火を交え、その隙を狙って中国がせ…「S諸島」を奪いに来たときは自衛隊が相対して時間稼ぎをする…という次第でしょうか。とソ連が存在していたときは、ソ連南下の際には本気で迎撃するつもりだったと言われている自衛隊ですが、中国が尖閣を実力行使で奪いに来たときは迷い無く迎撃に動きそうですね。実に心強い。

さて、「S諸島」絡みといえばこんな記事も。

●尖閣諸島沖で中国漁船沈没、5人救助1人行方不明(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060516ic06.htm

 16日午前1時50分ごろ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島の北北西約74キロの東シナ海で、中国漁船(6人乗り組み)が沈没したと、台湾の海難救助調整センターから第11管区海上保安本部(那覇)に通報があった。

 乗組員はいずれも中国人で、約5時間後、小型ボートで漂流していた5人を僚船が救助したが、1人は行方不明。同海上保安本部の巡視船などが捜索している。


人命救助の美名の元に尖閣諸島に進入できる機会だったのに、中国人民軍は何をやっていたのでしょうねぇ?

最新の画像もっと見る