I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

否決した結果がこれだよ!

2008-09-30 23:39:25 | 国際(特定アジア以外)
金融機関に公的資金をぶち込む…それは日本がバブル崩壊時に取った最終手段であり劇的な効果を挙げた政策でした。
いかに銀行が無茶な経営をしていようがつぶれてしまっては元も子もないです。
(もちろん中小の金融機関には見殺しにされたところも数多くあります。北朝鮮に金銭を送っていたという長銀は論外ですが。)

米国政府が打ち出した75億ドルの公的資金投入…それは日本がバブル崩壊でどのような対処をしたかを研究した結果だったのでしょう。

上院は可決しました。
下院は…

●NYダウ過去最大の下げ、777ドル安 金融安定化法案否決で(日経新聞 9/30AM)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080930AT2N2903R30092008.html

29日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が前週末比777ドル68セント(6.98%)安の1万365ドル45セントで取引を終え、史上最大の下落幅を記録した。成立が間近だと期待されていた金融安定化法案を米下院が否決。金融システム不安により景気悪化が深刻化しかねないとの危機感が強まった。金融株以外の業種にも投げ売りが広がるほぼ全面安の展開で、米政府は何らかの対策が避けられない情勢だ。

 ダウ平均がこれまでに記録した1日の下落幅では、2001年の同時テロ後初めての取引日である9月17日に記録した684ドル81セントが最大だった。この日の下落幅はこれを約93ドル上回り、ダウ平均の終値は2005年10月以来、約2年11カ月ぶりの低い水準に落ち込んだ。AP通信によると、下落率は過去17番目の大きさ。

 ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は1983.73と前日比199.61ポイント(9.14%)安と大幅に下落。節目の2000台を割り込み、約3年4カ月ぶりの安値水準。


なんということでしょう!(違
一応ブッシュ政権を擁護しておきますと、民主党・共和党の両議員で否決に回る人が出ました。それぞれの党から反対に回る造反者が出てしまったため、全体で反対票の方が多くなってしまったという格好です。

●NY株反発、一時200ドル超す上げ 金融法案修正案にも期待 (日経新聞 9/30 PM)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080930AT2M3004430092008.html

30日午前の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は取引開始直後に前日比で一時200ドル超上げた。前日に777ドル安となった反動から、買い戻しの動きが活発となっている。米金融安定化法案を巡り新たな修正案が出るとの期待感も買い材料。

ブラックマンデー…大恐慌は米国の株価が大幅に落ちた事を契機として始まったとされています。
それよりも怖いのは、大恐慌初期、米国の株価は乱高下を繰り返しながらじわりと下がっていった、という事です。ちょうどそのような事態が再現されているように感じられて仕方ありません。

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