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GUAM

2007-06-20 00:40:19 | 国際(特定アジア以外)
●反露4カ国+日本 連携強化へ「価値外交」始動(産経新聞 6/19)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070619/wld070619005.htm
ロシアと対立する旧ソ連圏のグルジア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバの4カ国と日本による初の外相級会合が18日、アゼルバイジャンの首都バクーで行われた。双方は、エネルギーなど経済を含む協力の拡大をうたった共同声明を採択。欧州への統合を目指す4カ国を支援し連携強化を図る日本の「価値の外交」が本格的に始動した。

 4カ国は昨年5月、各国の頭文字を取って「民主主義と経済発展のための機構GUAM」を創設した。19日のバクーでの第2回首脳会合に先立ち、「GUAM+日本」会合が初めて開催された。日本からは藪中三十二外務審議官が出席した。

 双方はこの会合で民主主義の発展や人道分野への支援、安全保障問題など政治対話のほか、エネルギーや環境問題など経済分野での今後の協力について意見を交換した。対話を一層強化するために、年内に日本で専門家レベルの会合を開催するなどとした共同声明を発表した。

 日本側は、民主主義、人権、法の支配など基本価値を共有する国々とのつながりを「自由と繁栄の弧」と呼び、協力や連携を深める外交の新機軸を打ち出した。GUAM側もこれを歓迎する意向を表明した。

 GUAMは米国とも協議。米国は日本などの動きを歓迎、GUAMが新たな国際機関として発展することを望んでいるとし、ワシントンで今秋、GUAMと会合を持つと発表した。

 GUAM各国はいずれも、国内の親ロシア的地域が分離・独立しロシアへの統合を模索するなど紛争の火種を抱える。各国は今回、こうした紛争に対処するため共同の平和維持部隊創設でも合意した。

 ロシア側は19日、今回のGUAMサミットに特に反応は示していないが、日本や欧米が後押しするGUAMを親欧米派ブロックとみる。旧ソ連圏の影響力回復を目指すロシアは中国や中央アジア諸国とつくる国際協力機構「上海協力機構」を強化し欧米に対抗することをもくろむ。両陣営の対立構図が今後、さらに鮮明になっていくのは確実だ。



販路同盟かどうかはともかく、麻生外相も著書の中でこれらの國と緊密に連携し協力すると宣言していました。まずは豊かになってもらい、力を養ってもらうのぎいでしょう。「衣食足りて礼節を知る」とも言いますしね。

さて、ロシアとしては
中国や中央アジア諸国とつくる国際協力機構「上海協力機構」を強化し欧米に対抗することをもくろむ。
上海協力機構に縋るようでは露西亜も地に落ちたと言えます。あれって中共主導の同盟ですよ?さて、どんな手を打ってくるか。米ソ冷戦時のように身をすり減らしてでも周辺諸国に富を流そうとするか、あるいは軍事力で圧力をかけるか。前者を採れば再び経済破綻ですし(現在の露西亜の好景気は埋蔵している資源の売り飛ばしで稼いでいるので売れなくなった時あるいは値段が下落したとき痛い事になるでしょう)、後者を採れば米国・NATOが大喜びですw

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