3/13(木） DＡI様 皆さんの顔を見ると・・断れなくて・・

　15回目になる訪問ですが、施設の対応状況は先月となんら変わりなく・・・
玄関にも出てこないのでフロアーに行くと職員がただ1人、老婆の相手をしていました。
「あなた一人？あとの人は？」聞くと、今「休憩で休んでる・・」とのこと
事情は分かるので仕方ないか・・と思い準備に・・・。

例のごとく、通知してあるにも関わらず、歌詞の用紙も何ら用意をしていなくて
相棒と2人がかりで探して準備、しかも用紙を張っても誰も誘導しようともしないし、
次の用紙を張るのは・・どうするのか・？・・こちらで指摘するとやっと1人やってきた。

開始の合図もなく、紹介もないので、時間がきたので勝手に開始・・・
テーマ曲が終わったと思ったら、
くだんの職員、張っててあった1曲目をモウ片付けてしまってしまうところ・・

さすがに腹が立って、「春の小川」はこれからですよ！プログラムにかいてあるでしょう！」と注意。
老人たちも、それは未だだ、まだやってない・・と口々に言うものですから職員はムッとした顔に・・

「4月の予約がはいっているが、それがすんだら今後は断ろう、
ボランティアだからと言ってもあまりにも誠意がなさすぎる」・・
そう思いながら演奏を続けました。

演奏が進むにつれ、老人たちが笑顔で歌い、涙し、話しかけてきて・・・
ああこんなに喜んでくれているのに・・と複雑な気持ちでした。

大阪大東市　”昔の野崎まいり”の風景

「野崎小唄」の演奏を聴いて、老婆が「私、むかしお参りしたことがあります。
子供の頃、踊りも習っていて近所の人に野崎小唄、踊って！と言われました」と
眼を輝かせて話しかけてきました。
こんな時は、ボランティア冥利に尽きます。こちらまで嬉しくなります。

「星影のワルツ」では
別の男性が「歌は泣けるからいいのだ！泣いていいのだ」と言って涙をふくなど
大変な盛り上がりで演奏が終了・・・

黒板の予定に「あきらとマドンナ」と書いてあると朝から楽しみでねぇ・・とおっしゃる男性、・
皆様に色々言われて気持ちがぐらつきました。

ここは、私から演奏させてほしいとお願いした施設でもなく
いつでも訪問を中止できますが、自分の感情で、皆様の心をないがしろにしてはいけないと思い直して
もう少し訪問を続けることにするしかなさそうです。(ー_ー)!!