マヤズムって Part2

Miasm(マヤズム)、一言で言うと“病気を作り出す土壌”の事。
「不自然なパターンが遺伝子レベルで固定化されたものだ」と何度か由井先生の講義で言っていました。

Miasmはその人らしさですので、根治しません。
寝かしつけるといった感じでしょうかね。

日々生きていく中で、自己批判をしたり、無いものねだり(物質欲ばかりではなく、不必要な心配事、妬み嫉み)をしたり、環境ホルモン、化学物質と何かと刺激が多いものです。

これに影響を受け、バランスを崩すパターンが其々の立ち上がったMiasmで
Susceptibilityや症状が違うようです。

・Psorinum Miasm(ソライナム：疥癬 Psoric)　クヨクヨさん。
　　　マヤズムの中で最も古く、根元的な欲望や恐怖を持っているそうです。
　　　症状：皮膚病にかかりやすい傾向。皮膚掻痒感や皮膚の湿疹など。
　　
　　Psorinum Remedy
　　　Sulphur,Calc-carb,Lycopodium,Silica,Phosphorus,Psorinum
　　
　　疥癬から淋病マヤズムへの移行 　　　
　　　Tuberculinum,Calc-phos

・Medorrhinum Miasm(メドライナム：淋病 Sycotic)　ねたみそねみさん。
　　　過剰の感情。物欲、肉欲。
　　　症状：イボ・子どもの膣炎、リウマチや粘膜の乾燥、子宮筋腫や子宮内膜症、腫瘍。

　　Medorrhinum Remedy
　　　Anacardium,Lac-caninum,Mancinella,Medorrhinum,Nitric-acid,Sabina,Staphysagria,Thuja

　　淋病マヤズムから梅毒マヤズムへの移行
　　　Arg-nit,Carcinosin,Cimicifuga,Chamomilla,Coffea-cruda,Gelsemium,Lyssinum,Mezereum

・Syphilinum Miasm(スフィライナム：梅毒 Syphilitic)　破壊さん。
　　　自己破壊・他人破壊。自殺願望や殺人願望を抱きやすい傾向。
　　　症状：骨や臓器の奇形、潰瘍など。異常に小さい子どもや奇形と関係すると言われます。
　　　　　　　小さく腺病質で病気になりやすい反面、性格的には暴力的な部分があります。

　　Syphilinum Remedy
　　　Aurum,Ars-alb,Bismuth,Cuprum,Fluor-acid,Kreosotum,Lachesis,Mercurius,Nitric-acid,
　　　Platina,Plubum,Phytolacca dec,Syphilinum,Tarentula-hispanica,Thallium

　　梅毒から急性への移行
　　　Plutonium-nitricum,Radium-brom

・Tuberculinum Miasm(チュバキライナム：結核 Tuberculinic)　泣き虫さん。
　　　新しいもの好きで非常にロマンチック。生きる喜びを謳歌したいという感情。
　　　常に新しいものを追求する。グランディングできていない人。
　　　症状：肺、気管支系が弱く、鼻水が垂れ、喘息で、中耳炎や下痢を起こしやすい。

　　Tuberculinum Remedy
　　　Chamomilla,

・Carcinosin Miasm(カシノシン：ガン Cancerinic)　我慢さん。
　　　自分の感情を抑え込む。日本人にはこのマヤズムが非常に多い。
　　　症状：癌や潰瘍など。
　　　　　　ホクロが多かったり、紫色の蒙古斑がいつまでも残ったり、イチゴ腫があったりします。

　　Carcinosin Remedy
　　　Carcinosin,Carcinosin bowel,

・Leprosinum(レプロサイナム：らい病 leprosy)
　　　小さな集団(宗教、政治・・・)に属したがる。難民、難民の子。何度も失敗を繰り返す。
　　　症状：胸腺(免疫機能など)。粘膜が弱く皮膚に何度も同じ出来物が出来る。
　　　　　　色素が薄い。発疹(骨の近く)。魚の鱗のような皮膚状態。手足の裏のヒビ(真菌)。脱毛。

間違っているところも有るかも知れません。
お気付きの方はご一報下さい

もう疲れたのでこの辺で止めておきます(o*。_。)oペコッ！

マヤズム(Miasm)って？

ホメオパシーでは、Miasm(マヤズム)が大事なKeyになります。
さぁ～て、マヤズムって何よって思いますよね！

マヤズム(Miasm)とは、ギリシャ語では“シミとか汚染”とか言う意味だそうです。
日本語では、“原始的土壌”とか言う意味になるそうです。

Homoeopathy的には、私たちの先祖が重い病気にかかり、
それを出し切らない状態で子孫繁栄してしまい、DNAに記憶されてしまったものがマヤズム。

私達は、次の5つのマヤズムのどれかを持って生まれるそうです。
現代では、二つ以上のマヤズムを持っている人が殆ど。

何か出来事が起こった時にする行動や傾向のパターンだそうです。(心身も含めてです。)
そういわれると、子供って親の行動パターンや病歴、似てますものね！

それでは、マヤズム分類を。

ホメオパシーの創始者であるハーネマンは、大まかに3つに分類。
・Psorinum(ソライナム：疥癬 Psoric)
・Medorrhinum(メドライナム：淋病 Sycotic)
・Syphilinum(スフィライナム：梅毒 Syphilitic)

あとに、追加されたもの。
・Tuberculinum(チュバキライナム：結核 Tuberculinic)
・Carcinosin(カシノシン：ガン Cancerinic)
以上、５大マヤズムといわれています。

他に、Leprosinum(レプロサイナム：らい病 leprosy)

現代では、予防接種マヤズム、医原病マヤズム、サプリメントマヤズム、HIVマヤズム等、人工的なマヤズムなど。

Psorinum(ソライナム：疥癬)は、病気の中では古代からあったものらしいです。
また、梅毒はコロンブスが大陸発見の航海に出てヨーロッパに持ち帰った病で、
まぁ～、比較的新しいものだそうです。

後日、其々のマヤズムのなりやすい病気や心裡に迫ってみたいと思います。