明子の秘密基地

このブログはほぼ放置してるので「新ブログ」へどうぞ。
今さらですがコメントを受け付けない設定にしました。

「懐石料理」と「会席料理」

2006-05-12 12:21:24 | 日本語マメ知識
職場にころがっていたフリーペーパーをパラパラとめくっていたら、

「懐石料理」と「会席料理」の違いって?

というコラムを見つけて興味深く読みました。


『「かいせき」料理は2つの漢字で表現されますが、その違い
をご存知ですか?
簡単に説明すると「懐石料理」は、お茶を楽しむための料理、
「会席料理」は、お酒を楽しむための料理ということ。
ご飯を主体にする懐石に、お酒を主体と考える会席。
ご飯にまずは箸をつけるというのが前者、料理が出された後に
ご飯、味噌汁、香の物が出されるというのが後者のスタイル。
 一般的に、結婚式の披露宴や弔事、宴会で出される料理が
「会席料理」ということです。
 ただ現在ではそのような認識は薄れ、同じ意味合いで使わ
れるように。どちらも一汁三菜をベースに、季節に応じた料理
を加えた、”お酒を楽しむための料理”というとらえ方が主流
なのです。』


へぇ~!知らなかった!



まあ、こんな贅沢な料理を食べる機会はめったにないんですけどね。

夫婦仲の良いことを表す四字熟語

2006-04-12 20:46:37 | 日本語マメ知識
今日、通勤帰りの電車内で「連理の枝」という韓国映画の広告を
見かけました。
残念ながら韓流ブームには全く興味がないので、その内容はどうでも
良いのですが・・・・。
そのタイトルを見た瞬間、「比翼連理」という四字熟語が頭に思い浮かびました。

「比翼連理」(ひよくれんり)
出典は白楽天が作った、楊貴妃と玄宗皇帝の悲しくも美しい恋をうたった
「長恨歌」の一節です。

 「天に在りては願はくは比翼の鳥と作り、
  地に在りては願はくは連理の枝と為らんと」

「比翼の鳥」とは、雌雄の二羽が翼を共有して常に一体となって飛ぶという
想像上の鳥です。
「連理の枝」とは、根や幹が別なのに、枝と枝が結合して一つになって
いるものです。
男女(または夫婦)の情愛が深く、仲睦まじいという意味です。
参考にどうぞ

さて、同様の意味の四字熟語をいくつか挙げてみます。
(参考:日本漢字能力検定協会発行「四字熟語辞典」)

「偕老同穴」(かいろうどうけつ)
「偕」はともに、いっしょにの意。「穴」は墓穴の意。
夫婦がともに仲良く年をとり、死後は同じ穴に葬られること。

「琴瑟相和」(きんしつそうわ・きんしつあいわ)
「瑟」は大型の琴のことで、琴と瑟は合奏すると音色がよく調和することから。

「鴛鴦之契」(えんおうのちぎり)
「鴛鴦」とはおしどりのことです。

「関関雎鳩」(かんかんしょきゅう)
「関関」は鳥の和らぎ鳴く声の形容。「雎鳩」は水鳥の一種・みさごのこと。
仲の良い雄と雌のみさごが、川の州でのどかに鳴き交わしているさまから。
(この四字熟語は漢字検定1級の問題集で最近覚えました)

ところで・・・・・ウチの夫婦は、これらの言葉にはどうも当てはまらない
ような気がします。
結婚して20年目になりますが、ケンカしたことが一度もない。
「それって仲がいいのと違うの?」と思われそうですが。
ワタクシがつまらないことで一方的に怒っても、向こうがすぐ折れるので、
自分が怒ってることがすぐアホらしくなって、ケンカにならないだけ。

結婚以来、お互いに一度も生の感情をさらけ出したことがないんちゃうかな?
「仲がいい」というのとはちょっと違う気がするんですけど。

う~ん。
ま、このままで、いいっか~。(それがオチかよ!

「おしゃかにする」

2006-04-10 21:07:10 | 日本語マメ知識
一昨日(四月八日←ここが重要)、書くつもりで忘れていた話題です。

物を作り損ねて破棄することを「おしゃかにする」と言いますね。
そう言えば私も先日作った「ムスカリ」のうち最初に作ったものは
大きすぎてブサイクだったので思い切って「おしゃか」にしました。

さて、なぜこの言葉が生まれたのでしょう?

一説によれば、金物細工の溶接をするとき、火が強すぎて失敗したことから
きたといいます。
江戸下町では「ヒ」を「シ」と発音するので、「火が強かった」が
「シガツヨカッタ」・・・・=「四月八日だ」に聞こえたこと、そしてまた
この四月八日はお釈迦様の誕生日であることから・・・・・だそうです。

ちょっと強引な駄洒落&こじつけの二段技から生まれた言葉かも?という
気がいたします。

ずっと前読んだ本に書いてあったのを思い出して、さきほどその本を
探しだし、参考にさせていただきました。

ではまた、役に立つかどうかわからない「日本語マメ知識」をお送り
させていただきます。