昨日は今年初めての靖国神社・遊就館ツアー(全日本民医連兵庫県民主医療機関連合会主催の医学生研修ツアー 19人)のガイドをしてきました。
「現代は体験・証言の時代から記憶の時代になっている」(一橋大学吉田裕教授)
敗戦時、国民学校三年生で少しばかりの戦争の体験と記憶ですが若い方々に「語り継ぐ」バトンランナーとしての靖国ガイドの責務を感じています。
昨年、太平洋戦争開戦記念日に新宿で初めて行われた「ピースウイークinしんじゅく」では出品した本物の三八式歩兵銃を担いでもらいその重さ(約4キロ)から戦争のことを実体験してもらったことが好評でした。(遊就館にある三八銃はガラスケースに入っていて触れません)
その経験から学び、靖国神社・遊就館をガイドするときには館内の「説明文」は出来るだけ簡単にして、人間魚雷「回天」を触ってもらうことや、日清戦争の戦利品「清国の獅子」の台座に刻まれている「大清光緒二年・・・敬立」の文字を見てもらうようにするなど「見て、触って」日本の戦争を実感してもらうようさらに工夫をしていきたいと思っています。
昨年12月13日に南京大虐殺記念館の集会広場で行われた追悼式に参加しましたがパネル「南京事件」の前でその体験をどのように説明をすることができるか、ひと工夫もふた工夫も必要ですので考え中ですが、亡父が第九師団第九輜重連隊二等兵として南京攻略に参戦したこと、13日に父に代わって邑江門の慰霊碑で謝罪し献花したことを素直に話せば良いかとも考えています。