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バロックヴァイオリン 佐藤 泉  Izumi SATO

「コンサート情報」や「日々の気づき」などをメモしています。

3つの門

2022年01月05日 | 日記

Before you speak

let you words pass through three gates:

Is it true ?

Is it necessary ?

Is it kind ?


5年前のヴィーラント・クイケンのSNSに引用されていた言葉。 でも まるでヴィーラントの視線が こちらに向かってこう問いかけているようだ。 





お寺の掲示板大賞2021

2021年12月29日 | 日記
長尾先生のブログに 第46回  「輝け!お寺の掲示板大賞2021」受賞作品 PART2  江田智昭(僧侶) 心に沁みる掲示板のことば が紹介されていた。
読むうちに嬉しくなってきた。

*「仏の顔は何度でも」撮影寺院 超覚寺(真宗大谷派・広島県広島市)

*「本当のものがわからないと本当でないものを本当にする。」 万福寺(浄土真宗本願寺派・福岡県行橋市)

*「置かれた場所で咲けないときは 逃げてもいいよ 咲けるところへ」(広島県・妙慶院)

*「いがみ合う世界から おがみ合う世界へ」(京都府・栄真寺)

*「もっとも優しい言葉はその人の名を呼ぶことである」(岐阜県・明淳寺)   

などなど。

過去の受賞作も見てみると、面白いものも沢山

*「隣のレジは早い」延立寺(浄土真宗本願寺派・東京都八王子市)

*「また失敗、またまた失敗 だからなに!」 円成寺(臨済宗妙心寺派・島根県松江市)



I wish you a peaceful Christmas !

2021年12月24日 | 日記


姫路の仁豊野教会前のポスターです。

もう何十年も前に帰化されたヴェトナム人の女性が書かれています。

外国で生活する際の心もとなさは、大昔身をもって経験したことですが、彼女のお陰で少しづつ思い出しています。

同じ言葉が通じ、 ライフラインが提供され、ご近所や仲間がいる母国の環境がどれほど恵まれたことか、特に1年目は身に沁みました。 

「ひゃ~~~」と嘆いていると、父は一言「そちらでも人間が暮らしているのだから、なんとかなる」

基本はそりゃそうだ!と 納得しながらも まずライフラインの手続きからして四苦八苦。 水道以外は しばらく待たねばならず、電気も日本の様にすぐには来ない。。。入試前に日本人のご家庭でお世話にならなかったら試験も通らず、そのまま帰国したかもしれません。そのご家庭にお世話になるにしても、

そもそも 地下鉄の駅名が フランス語とオランダ語二つ表記なので(まず読めない・・・) おたおたして こちらからメトロで動けなかったりして、結局迎えに来て頂いたり、、、、今思っても冷や汗もののサバイバルでした。 そういう時に色んな方に親切に助けて頂いたことは、一生忘れないし、大変だったことよりもずっと光って覚えている。

治安が良いとは言えないので、背中に目がある様な行動になったのも、この頃。 でも 8年間無事に過ごせたことは、今思うと 何かに護られていたとしか思えません。

具体的に覚えているのは、何とも頼りない一学生に 丁寧に、親切にして下さった カトリック教会の方々、先生方、先輩、友人の温かさ、誠実さでした。最初雑巾さえなくて、ハタ。。。と困っていたら、チェロの友人が色々もって来てくれたのですが、それは帰国の際にも持ち帰り、時々使っています。

その友人が車で迎えに来て、「実家に寄るけど、、、」と言うので、「うん、」と外を観ていたら、何だか広い門から入って行く。 「これはお城じゃないの?」というと、「うん、11世紀にはね」 という。 

馬小屋が うちの数十件分くらいありそうだった。 でも 彼女は日本では走っていないくらい くたくたになった車に乗っていて、学校ではまったくそんな素振りは見せない。楽しくおしゃべりして冗談ばっかり言っていた。

自分も新入生なのに、言葉が分からない私のために 授業中まるで手話をするように、必死で仏語を英語に訳してくれる友人もいた。(その英語も全部は分かっていなかった@@)

日本では友人と喧嘩したことがなかった大人しい?私が、ガチで大喧嘩出来る友人と出会ったのも留学中だった。自分でもその応酬中に自分の英語が堪能なのに驚いた! 本気で怒るとこんなに脳が活躍するのか!と。不思議なのは、大喧嘩した人とは一生の付き合いになっていること。 しっかりぶつかるというのは、信頼しているから出来ることらしい。 めんどくさい喧嘩を受けてくれたのも、親切の一つなんだと今分かる。

さりげない親切、これほど人生を温かく、美味しくするものはないと思う クリスマスです。

キリストが一番喜ばれるのは、そうした隠れた素朴な思いやりなのではないか。。。
勿論「友のために命を捧げることほど尊いものはない」と究極の愛の説明が聖書にあるけど、その第一歩は こうした親切から始まると思う。何故なら、その時に初めて お互いの存在がどれほど尊いか知るからだ。

そしてそんな 愛と慈しみのある所に神はおられるという。



雅楽版 君が代

2021年12月23日 | 日記
今日は上皇陛下のお誕生日。 米寿おめでとうございます。

私はキリスト者だが、日本人なら まず陛下にお祝い申し上げねば。
僭越ながら 雅楽版 君が代でお祝いするのはどうでしょう。

芸大作曲科を出た方が、「君が代のアレンジだけは 西洋音楽の和声進行が馴染まなくて、どうしようもなかった」と仰っていました。

なら雅楽で演奏すれば。。。と思ったら 長野オリンピックは 雅楽だったのですね!

このアレンジの素晴らしいこと。 西洋音楽の楽譜には、書こうとしても無理かも。。。の微妙なリズムと音程が、何ともかっこいい~~~~~。

これはどこから来るのかと想像するに、打楽器の自然な放物線を描くようなリズムと言い(まるで花火が散って行くような放物線)、微妙な音程の上がり下がりといい、きっと作者不詳なのも、日本の自然から借りているから?  西洋の様に だれが作曲したか・・・に重きは置いていないのではあるまいか??

などと思う 日本晴れの一日である。

世界一長い歴史を持つ日本。 それをことさら誇らないので、国民だって日頃その有難さをすっかり忘れているが(失礼@@) 世界のどこにもない稀有な国、 不思議の国 日本にいる贅沢をこうして実感する。

続こうのとり

2021年12月11日 | 日記
こうのとりの写真を送ったら、ハンガリーやベルギーから、「ヨーロッパでは天然のこうのとり(嘴が赤い)が増え続けているよ。。。」との返事があった。こうのとりが赤ちゃんを運んでくるという話は共通らしい。

あちらでは、電柱の上にお盆をのせたようなポールが設置されていて、その上に二羽並んで座ってる。 日本の電柱の上にはスペースがないから雨の中14時間も立っていたのか・・・

カスタネットのような鳴き方は同じだとか。同じ言葉を喋っているのだろうか。 それとも お互いに 相手が”訛ってる、、、”と思うのだろうか・・・

最近雀の声も中々賑わって聞こえる。過ごしやすい環境が整っているのかも。。 母がパンくずを雀に用意するのだが、先日雀たち用に買って来た 安いパンは いつまでも残り、国産小麦のみで作った美味しいパンだけがすぐに消えている。自然なものは自然を知る・・・らしい。

良い週末を!

こうのとり

2021年12月09日 | 日記
今日は雲一つない晴天でした

数日前から 近くの池にコウノトリが3羽住みついています。 豊岡まで行かないと遭遇しないと思っていたので、大興奮。数年前から瀬戸内海側に飛来していたと知ったのはさっき。

ご近所さんによると大雨の夜は14時間も電柱の上で動かなかったり、民家のベランダで音がするので、出てみると なぜか2匹魚が落ちていたり、お気に入りの電柱が出来るとずっとそこにいます。

歌うことはなくて、嘴をカスタネットの様にして音を出すのですが、ほぼ32分音符くらい速く、しかも2羽 ぴったりテンポが合っている。思わず ブラボー

写真アップします。 幸運シェアさせて下さいね~。では、良い週末を!








続いて さざんか

2021年11月26日 | 日記
先日お知らせした金木犀の続きです。

後輩の妹さんがよく覚えておられて、金木犀の下の学年は赤いさざんか 2年下の学年は白いさざんかを 卒業時に頂いたそうです。 

近所を散歩すると なるほど 金木犀と赤いさざんや白いさざんか また両方があるお宅もあり、そういえば、兄 妹と二人いらっしゃったなあ、、と思ったりしました。

近くに新しく宅地になった所に出来たお家にも、かなり大きい金木犀と サザンカが玄関脇に植えられており、引っ越しの際にもってこられたのかなあ? とか、同じ学校の先輩後輩でご結婚されたのかしら??などと想像逞しくしています。

しかも、金木犀の花が散った後、さざんかが少しづつ咲き始め、サザンカはかなり長く花をつけて冬を楽しませてくれる。もしそこまで考えて 当時木を選ばれていたとしたら、本当に素晴らしい配慮。

高校へ巣立って行く生徒を心配し、どうか健康で幸多かれ、と願うしか出来ない先生方の想いを受け取った様に思う朝でした。

金木犀

2021年11月05日 | 日記
散歩していると、一軒おきくらいに、オレンジの花を付けたキンモクセイの木が目に付く。しかも かなり年数が経っていそうな木々である。

丁度花が咲いているから目立つのだけど、ほぼ一軒おきとは、どういうことだろうか・・・と数日思っていた。
母に聞くと、中学校の卒業記念に皆もらったそうな。 

なるほど、そういわれれば、どこも昔・中学生、今・初老の人が住んでいる家っぽい。

数十年経ってこうして香りが町内を包んでくれることを知って、先生は選んで下さったのだろうか。

花が咲くたびに思い出が蘇ったり、中学時代の純な気持ちを思い出したり。 巣立って行く生徒に対する 先生の深い想いに感じ入った。その時は全然分からずに、何十年もしてから こういう形で伝わることもあるんだなあ、、

そういえば、その学校の校歌 (9分19秒辺りから)は、国語の先生の作詞と音楽の先生の作曲 編曲だった。 新設校で、校歌がなければ作ってしまうところが、子供心に凄いと思った。しかも中々の名曲である。

自分が子供の時は、親も先生も結構子供だ。。。なんて思っていたけど、親の心子知らず。先生のことも知らないままだった。年は取ってみるもんだ。。。

アライグマ現る

2021年10月28日 | 日記
気持ちの良い秋晴れとなりました 感染者が激減し、かなり日常が2年前に近づいています。良かったですね~。

昨日、うちの町内にアライグマが現れました ゴミ出しに行くと、近くの家の屋根や窓の上をゆっくり散策中。携帯持たずに出て残念

初めて見るアライグマ。見事にしっぽが均等な縞模様になっています(茶色と濃い茶色)。どうしたら、そんなことが出来るのか・・・数人が見守る中、初めて見るのに皆「かなり獰猛」と知っていて、警察に連絡することになった。

その数時間後には、「熊が出たそうだ」と情報が錯綜 ま、熊には違いないが・・・今日もまだ捕獲には至らず、洗濯干しに出るにも一応覚悟して出ます 

アオサギは昨日も魚を取っていましたが、何故か巣には戻らず、もしかして雛がいなくなったのか・・・と望遠でハラハラ見守る午後でした。 

色々ワイルドなうちの町内です。

良い一日を!


アオサギ

2021年10月13日 | 日記
先日ふと外を見たら、アオサギが池で獲った大きな魚を 道路にぺしっと落としていました。


雷魚??? アオサギの身長の半分くらいある魚です。 どうするのか見ていたら、しばらく魚が元気がなくなるのを待って、しかと銜えると 細長い喉に魚の頭から ぐぐっと飲み込んでいくのです。 

喉は倍くらいの広さに膨れて、呼吸や消化が出来るのかしらと ハラハラしながら見ていました。

すると あっという間に全部飲み込み 飛び立ちました。 流石に重いのか、ふら~~~っと右に傾きつつ 向かった先は、 なるほど、雛のまつ巣でした。お見事



カメラの望遠でも これ以上は大きく写せなかったのですが、小さな雛が何とか確認できます。喉も元に戻っているので、すぐに魚を取り出したのですね。

ライヴの「ダーウィンが来た」を経験。やっぱり迫力が違う。