読書の森

旧統一教会について




安倍晋三元総理がテロに遭ったのが7月8日、今日は9月25日、この間3か月弱しかござません。

この短い間に日本の政情が激変したと感じます。
コロナ禍で揺らぎ、さらにコロナ禍も絡んだウクライナ戦争で揺らいだ世界です。
さらに日本では、カリスマ的な指導者がこの世を去られた事でこんな簡単に変わってしまったか、と薄ら寒い気が致します。



今迄楽しい夢を見ていたのが、現実の生の世界を突きつけられた感じがするのです。

これも旧統一教会と政治家との関係が明々白々となった為でございましょう。
今迄何かを恐れて口をつぐんでいた弁護士や有識者が一斉に口を開いたからだと思います。

実は自分の母校でも統一教会は原理研究会という名で存在してました。
昭和42年部室の前ウロウロしてたらオルグされました。曰く「親は神様なのです。あなたの親に対する感情を穏やかにする為に是非入会してください」とかなり怖い顔で勧められたのですが、気味悪いのでさっさと逃げました。
昭和50年代、社会人となって一人暮らしを始めた時も、優しそうな女性二人が休日のアパートに訪れて、「お話をしたいのでお時間ください」とおっしゃる。世間智に疎い私は真面目そうな二人を部屋に通したら、やたら私を褒め出しました。
どうも私の勤務先を知っているらしい。
「あなたは本来とても良い方なのに、名前の字画が最悪です。運命を開くには改名するか良い印鑑を作るしかありません」とかおっしゃる。
まあ買えない値段では無いし、きちんとした実印が欲しかったので印鑑を作る事にしました。相場より1万円程高い3万円位でしたね。今でもありますが品質が悪くないけど1万円程で買える品物です。

それで済むかと思えば休みの度に押しかけてやたらお喋りするんです。断るとちょっと電話をと言って何処かと連絡し出す。
その事だけが原因ではなくて、もっと便利な部屋に移転してこの件は終わりになりました。

これまで統一教会に限らず色んな宗教のお誘いは私に数限りなくありました。
先ず私は脚が悪いのは直ぐ分かりますし、よく外出した方ですので、目につきやすいのでしょうね。又、話しかけられると喜んで応じるので、女性の宗教勧誘者のよいカモでありました。

しかし、基本的にどんな宗教についても(勿論それを否定している訳でなく)信者になれません。懐疑的になってしまうのですね。
正直にボンと断った為、好意から勧誘した信者が不快感を持たれているかも知れません。

信者にとって自分の生きる指針を全否定される事は、自分の存在を否定されるのと一緒なのだ、とやって気づいた次第です。

多分宗教はそこに理屈で割り切れないオカルト的なものがあるから、犯罪の事実の有無の他は追及出来なくなるのでしょうね。

統一教会自体の歴史は古くて、岸元総理が政治的に利用しようとした事があり、そこから日本の政治家が「宗教の自由」という観点から、かなり大目に見た部分があったのでしょう。
さらに、この教会は歴史のある強固な団体であります。

どうすればこの悪徳商法の根を絶やせるか、それは単なる詐欺商法と分けて考えるべきかと思います。





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