71%が「姑息」=「ひきょう」と間違い記事を印刷する日記を書く
「姑息(こそく)」の言葉の意味を71%の人が誤用し、「声を荒(あら)らげる」という慣用句を「荒(あ)らげる」と間違える人は80%に上ることが15日、文化庁の2010年度国語に関する世論調査で分かった。
「言葉遣いに関心がある」と答えた人は06年度調査より4ポイント増えて81%に上ったが、「来れる」「見れる」など本来、正しくない「ら抜き言葉」を使う割合も増えた。文化庁は「メディアの影響で言葉への関心が高まる一方、言葉が変化していると感じる人も増えている」と分析している。
言葉の意味を尋ねる質問で、「姑息」を「一時しのぎ」と正しく回答したのは15%にとどまり、71%が「ひきょうな」と誤った。「号泣する」を48%が「激しく泣く」と間違え、「大声を上げて泣く」と正解したのは34%だった。
慣用句の使い方では、大きな声を出すことを本来の「声を荒(あら)らげる」と答えたのは11%しかおらず、80%は「荒(あ)らげる」とした。することや話題がなくなって時間を持て余すことを「間が持てない」と正解したのは29%で、「間が持たない」と間違った人は61%に上った。
「雨模様」を「雨が降りそうな様子」と正しく答えたのは43%で、48%は「降ったりやんだりしている様子」と誤った。世代別の正答率は16~19歳が63%、60歳以上53%に対し、40代は29%。若年層の正答率が高い言葉も目立ち、文化庁は「誤用を学校で取り上げるようになったからではないか」とみている。
ら抜き言葉では、「来れる」は05年度調査に比べて8ポイント増え43%、「食べれない」は8ポイント増の35%。「見れる」を使う人は、本来の「見られる」とほぼ同じ47%となる一方、「考えれない」を使う人は8%だけだった。
また、アイヌ語や沖縄語など消滅の危機にある言語や方言を守る対策が必要と考える人は50%。大阪と神戸のローマ字表記についての質問では50%以上が、長音の記号が付いた「■saka」「K◆be」が読みやすいと答えた。(共同)
※■=マクロン付きO、◆=マクロン付きO小文字
[2011年9月15日18時2分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110915-835481.html
「姑息(こそく)」の言葉の意味を71%の人が誤用し、「声を荒(あら)らげる」という慣用句を「荒(あ)らげる」と間違える人は80%に上ることが15日、文化庁の2010年度国語に関する世論調査で分かった。
「言葉遣いに関心がある」と答えた人は06年度調査より4ポイント増えて81%に上ったが、「来れる」「見れる」など本来、正しくない「ら抜き言葉」を使う割合も増えた。文化庁は「メディアの影響で言葉への関心が高まる一方、言葉が変化していると感じる人も増えている」と分析している。
言葉の意味を尋ねる質問で、「姑息」を「一時しのぎ」と正しく回答したのは15%にとどまり、71%が「ひきょうな」と誤った。「号泣する」を48%が「激しく泣く」と間違え、「大声を上げて泣く」と正解したのは34%だった。
慣用句の使い方では、大きな声を出すことを本来の「声を荒(あら)らげる」と答えたのは11%しかおらず、80%は「荒(あ)らげる」とした。することや話題がなくなって時間を持て余すことを「間が持てない」と正解したのは29%で、「間が持たない」と間違った人は61%に上った。
「雨模様」を「雨が降りそうな様子」と正しく答えたのは43%で、48%は「降ったりやんだりしている様子」と誤った。世代別の正答率は16~19歳が63%、60歳以上53%に対し、40代は29%。若年層の正答率が高い言葉も目立ち、文化庁は「誤用を学校で取り上げるようになったからではないか」とみている。
ら抜き言葉では、「来れる」は05年度調査に比べて8ポイント増え43%、「食べれない」は8ポイント増の35%。「見れる」を使う人は、本来の「見られる」とほぼ同じ47%となる一方、「考えれない」を使う人は8%だけだった。
また、アイヌ語や沖縄語など消滅の危機にある言語や方言を守る対策が必要と考える人は50%。大阪と神戸のローマ字表記についての質問では50%以上が、長音の記号が付いた「■saka」「K◆be」が読みやすいと答えた。(共同)
※■=マクロン付きO、◆=マクロン付きO小文字
[2011年9月15日18時2分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110915-835481.html