2023年の大晦日。
私は嫁に行ってから初めて実家で父と二人で年越しをしました。
「明日はオトンが餓死するまでには起きるから・・・」と言って
念願の朝寝坊宣言をして迎えた元旦
素晴らしい一年の始まり
毎日「やる事がある」から起きる役割 (母&嫁&妻)
いくつになっても「娘」に戻れる実家の醍醐味です。
こんな有難い居場所がもうすぐ無くなる事になりました
数か月前にまわりの住宅事情や私たち兄姉の事情も加わり
気持ちが追いかける形で土地の問題点がいくつも上がり
父がぼちぼちと始めた終活が
最後に「家を取り壊す」という大きな決断をするに至りました
「終の棲家」の予定でいた父にとっても青天の霹靂
4月から姉夫婦と一緒に暮らすことになった父
86歳にして50年住み慣れた場所を離れるとは
何十年も朝のお散歩してきた逢妻女川
徘徊に近い未明。
月明りの下、星を探しながら
小一時間は歩く老人の朝の日課です。
毎日のルーティーンがありあちこちタッチしながら
スタスタテキパキ歩きます。
橋の真ん中の折り返しで四股を踏む
予後宣告をされた86歳の逞しい日課です😆。
どうか新しい環境に
順応する力が残って居ますように・・
人生はまたまだあれこれと巻き起こる
2024年3月21日 逢妻女川の最後のお散歩