藍風珈琲店

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大往生

2020年01月07日 | 介護日和

最後の食事が餅なしお雑煮とお屠蘇となりました。

2020年を15時間だけ過ごし永い人生を終えられました。

「最近老衰はとても珍しいですよ」と斎場の方のお言葉。

享年95歳 大往生です。

箸が転んでもおかしい年頃が戦争で

自称「お嬢様」ですが

「学校へ行く前にお使いに行かなきゃならず・・」など

ポロポロと零れる昔話に

お嬢様への憧れを滲ませた人生でした。

ここ数カ月 呪文のように「ありがとう」と「ごめんね」を

繰り返す様子に

なんとなく私の中に覚悟が芽生えていて

人の人生の最後に寄り添うとは

フルマラソンとか登山とか床拭きとか・・

ドМの夏子さんが大好物な「達成感」はどこにもなく

ただ「暇」になりました。

ここ数年の介護の事よりも

元気だった頃 時に「頭に血が上る」程怒鳴り合った事が ただただ懐かしい

あっちでお爺ちゃんに会えるといいね。

本当に本当に   お疲れ様でした  

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敬老の日

2019年09月15日 | 介護日和

週に3回のデイサービス

月に一度藍風の連休に合わせてショートステイ

週に一度の訪問看護

2週に一度の往診

何かあればすっ飛んで来てくれるケアマネさん

93歳の姑は在宅ながらも多くの方々の助けと関わりを貰って

生活をしています。

家族ではやってあげられない事もいっぱいやって貰えます

「敬老の日」

今年も町内最長老を更新し、90歳以上はお小遣いも増量

また来年も皆にお祝して貰いながら余生を謳歌してくれるといいな

名簿をみてあっぱれ

女は生物的に強い生き物です

 

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93歳の誕生日

2019年05月07日 | 介護日和

 

大正15年5月7日生まれ

本日93歳の誕生日です

毎年「来年ないかも・・」と思いながら

お祝いを重ねております。

お嫁ちゃんになって早20年

「フォーク・ナイフ・スプーン」で分類する

使いやすさ重視の私が仕事へ行き帰宅すると

整理整頓キチンと重視の姑に「大・中・小」で並べ替えらています。

嫁姑とはこんな小さな事が小さな台所で繰り広げられる大奥の世界

姑が歩かなくなり台所でいたずらに物が移動する事が無くなり

すっかり私の大雑把さが目に余る台所となりました

お嫁ちゃん最初の頃は目をパチクリする事だらけで

呆気にとられ数年・・

母になってからは「子供達の事だけは我慢しない!!!」と決め

この時とばかりに大げんか

普段の我慢も一気に爆発

言い過ぎた後は必ず無口な舅がボソボソと私に海軍時代の戦争の話をしてくれました。

その意図する事を理解しつつも「子供の事」だけは私も譲らず

嫁の立場から、言い合っても「後を引かない」姑に救われて居たのも事実です。

 

大正・昭和・平成・令和・・時代を乗り越えました

舅も亡くなった今、介護をしながら全てが懐かしいと思える時が来ております。 

我慢強かった舅は迎えに来てくれそうにもなく・・

天国からまだまだ修行が足りない私を見ているのかもしれません。

 

今年もまた町内最長老の記録を更新しました

また来年、美味しい🍰が食べられますように

 グルマンディーズさん素敵なケーキをありがとう

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鬼嫁と手品師92歳

2019年01月22日 | 介護日和

92歳の姑の一日は24時間の間に昼と夜の区別はありません。

寝て起きてを繰り返します。

私が手が空きお世話が出来るときに寝ている事もよくある事で

無理やりにでも起こして身支度をしなくてはなりません。

そんな時のご機嫌は絶好調

 

 婆 「ま~えーわっ

鬼嫁「良くない良くない、惨事になったら洗濯大変なんだから~頑張って起きて

婆「うるさいなぁ~ 寝とるがね」

鬼嫁「はいはい また後で好きなだけ寝ればいいから

婆「偉らそ~に、何様だ

鬼嫁「偉いでしょ、嫌いな人のオムツ替えれるなんてなかなか出来ないわぁ、ねぇ~

婆「はっ 何言っとるかわからんわ

鬼嫁「私はおばーちゃんみたいな人になりたくないからちゃんと最後まで看るから大丈夫よぉ~

婆「聞こえん

 

こんな恐ろしい会話を繰り広げながら認知症の介護は毎日続きます

それでも、一旦私が部屋を出て襖をしめ再び戻ると

ケロッとして

婆「今日、何曜日だね」と

昔は落ち込む私も居ましたがすっかり鬼嫁となり

ケロッと

「〇曜日、デーサービス行く日だよぉ~」と。

 

介護の現場はきれい事ばかりではお互いにやってられません

姑の洋服をたたみながら二人っきりの部屋で

「誰かあそこのカーテン ま~ちょっと開けなかんわ」と言う。

お嫁に来てからはや20年

彼女は私の名前を一度も呼んだ事がありません。

気位、プライド・・

女としても嫁としても母としても ある意味色々考えさせられるテーマをくれる生き字引です。

今の私を作り上げたのも間違いなく姑です

最強になりました

ここまで来たら「平成」の時代を

乗り越え新しい時代まで鬼嫁と共に頑張りましょうねぇ~

一週間どこを探しても見つからなかった入れ歯を

昨晩は突然手に握ってた・・・手品師92歳

 

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92歳の誕生日

2018年05月08日 | 介護日和

大正15年(昭和元年)5月7日生まれ

来年この日を迎える事が出来たら

昭和と平成を生き抜いた人生です。

あと一年頑張ってくれるといいなぁ~

ここ数年どんどん身体が小さくなります。

GWのお休みも重なりお嫁に行った長女家族と

マスターの弟さん家族も来てくれて

勢ぞろいのお祝いです。

 

先日、腎盂炎になりかけてしばらく入院

ほぼ毎日マスターが通い、私は定休日の月曜日に顔を出すだけでしたが

私の顔をみて「あぁ~」と笑う顔に

「やっと私も信頼されたか」って感じです。

お家に帰れるかと尋ねる姑に「大丈夫」と耳元で大きな声で伝えます。

本日92歳の誕生日

息子2人、孫5人、ひ孫2人

命のリレー です

 また来年のお祝いを楽しみに今年も

 

 

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