しゃぼん玉の歌

野口雨情の詩集が実家にあります。

　藍風珈琲店の施工会社㈱ミズノが毎月だしている゛旬感だより゛に野口雨情の記事が掲載されていました。

　雨情はなかなか子宝に恵まれず、半場あきらめかけた結婚8年目に待望の女の子を授かったそうです。その子を雨情は目の中にいれても痛くないほど可愛がったそうです。

　ところがその子が二歳にもならないとき、伝染病にかかり雨情の願いも虚しく亡くなってしまいました。

　悲しみのあまり雨情は酒に溺れ前後不覚の日々が続いたそうです。そんなある日、雨情の夢の中に目に一杯涙をためた娘さんが現れたそうです。

　これが転機となり、雨情が後世にのこした詩集は「七つの子」「青い目の人形」「十五夜お月さん」等など・・

　「しゃぼん玉」は娘さんへの父の想いを託した詩だったのですね(/_;)

　

　しゃぼん玉飛んだ

　屋根まで飛んだ

　屋根まで飛んで

　こわれて消えた

　しゃぼん玉消えた

　飛ばずに消えた

　生まれてすぐに

　こわれて消えた

　風、風、吹くな

　しゃぼん玉飛ばそ