91歳の姑
みかんの皮すら仕舞い込む日常に「捨てて!」は言うだけ無駄なんです
今朝、朝食を姑のベットのテーブルへ置くと
昨日食べたクリームパンの袋がたたまれているのを見つけたので
スッと私のエプロンのポッケに入れた。
「今、何盗ったんだん?」と。
・・見つかった
「ゴミ取ったの!」
「ゴミでない返して」
「昨日のクリームパンの袋! クリームついてるし捨・て・る!」
こんなやり取りが続き
機嫌を損ねた姑が朝ごはんを要らんとばかりに
食器を押す姑の手首を私が掴むと・・・
手に噛みつこうとしたno1
頭の中でプチンと音がして久しぶりに大バトル
91歳不整脈を持ちながら引きません
ブチ切れながらも、もうすぐデイサービスのお迎えが来る時間も迫り
二人で罵声をかわしながらデイサービスの準備にとりかかる
久しぶりに怒りが収まらない
それでもお迎えの時間が気になり
車椅子に乗せようと姑の部屋へ戻ると
・・・no2 、泣いてた
「朝からごめんね、朝からごめんね」と涙をぽろぽろ
びっくりと同時に私まで一瞬にして涙が
「いやいや私もごめんね、言い過ぎたね・・」
二人で泣いているところへお迎えが
「どうされました?」
指先を綺麗に彩るネイルサロンとは無縁の日常ですが
介護ってこんな一言で救われるんだよなぁ~
噛まれそうになったのも初めてですが所詮、入れ歯です(笑)
91歳さん、まだまだ頑張ってくれそうですね
夕方戻った姑はすでに今朝の記憶は無くなっているのも現実・・
夢か誠か「謝った」って事だけ私の記憶に残し
認知症と暮らすには毎日テキパキ気持ちの切替えが大切です
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