ふるさとの情景2

日常のアレコレ

標高364mの城跡

2013年06月30日 | 登山
但東町河本集落の東側、標高364mの高所に河本城跡があるという。

「豊岡市の城郭Ⅱ」によれば、山頂に長軸41.2m、短軸27mの主郭があり、南北朝期の築城起源で、
戦国期に主郭を中心に曲輪の改修と竪堀の補強が行われた模様である。更に、城は地侍の城郭にしては規模
が大きく、天谷峠を越えて夜久野へ至る街道の押さえの役割を担う城と考えられる。と記述されている。

これが主郭跡とされる山頂は結構広い。



登山口は河本集落側ではなく、途中オシャレなcafe「静暖の里」のある相田集落の亀谷から。

歩いた道:  林道をしばらく歩き ●印 から山に入る。

ここから山へ



最初はなだらかな山道



ここから急坂・・・画像で見るよりはるかに急。人が入っていない尾根は歩きにくい。



いくつかの狭い平らな場所を通過し、目の前は山頂。 この平らな場所は、後で城郭地図を見れば曲輪跡。



山道入口から約40分で山頂。城の主郭跡に植樹などしなければいいのに・・・

その昔杉などを植樹するとき歴史遺物は避けるなどの配慮がなかった?



登ってきた途中に三つの曲輪跡。画像では見にくいですが、目にははっきり数えられる。



北方面に四つの曲輪跡



三つ目と四つ目に近寄ってみました。



虎口や竪堀などもあるようですが・・・全体の縄張りは知識不足の素人では無理。

同じ道を引き返しました。往復1時間40分。ちょうど昼時で「静暖の里」で昼食休憩。同行者は同じ村のミスターK.



     以前から我が集落近くに南北朝から戦国期時代にかけての城跡が多数あると、先人から聞かされていました。
     そして、但東町には規模の大きな亀ケ城跡、金蔵寺城跡、岩吹城跡を含めて23の城跡があるそうです。
     近所のおじさん誘って城跡探索しますか。宝ものは出てきませんでしょうかね。

淡路島から花のお客さま

2013年06月29日 | 花と緑
花とみどりの本場、淡路島から あわじオープンガーデン参加のガーデナーさん達 が但馬にが来られました。

こんなボードの寄せ植え体験と但馬の3庭を観てみようというもの。

寄せ植えはともかく 庭はそれぞれ皆さん方の専門分野で、観られる方が恥ずかしい位です。


      ユニークなボードに多肉植物の寄せ植え。 その見本です。





            参加の28名の皆さんです。(拙宅での集合写真)


 

    
             同じ画像を使っていますが、詳細をここよりご覧ください。

                    但馬情報特急6月29日 

カサブランカ

2013年06月28日 | 花と緑
独特の香りを発散させて、今満開のカサブランカ。


育て方のセオリーに反して、球根の掘り起こしや分球もしていません。  

毎年同じ場所で見事に開花しています。

半日陰がいいそうですが、最も陽あたりのいい場所に咲いています。

この場所が気に入っているんでしょう。




背丈は1m80から2m弱。ほかの花を見下ろしています。





明日、花の本場ともいえる淡路から、ガーデンを観るのに少し時期はずれですが、20数名の方が来られるそうです。

和田山公民館を借りて、額縁型プランターの寄せ植え教室もするそうです。  私は荷物の運び屋さんで待機態勢です。



花菖蒲

2013年06月27日 | 花と緑
ピークが少し過ぎ去っているのを承知で、宍粟市山崎町の花菖蒲園に行ってきました。

自然の地形をそのまま利用した回遊式の散策道に、約100万本の花菖蒲が植えられている。






















園芸店などでは見れない品種もたくさん。

    



    






紫陽花も綺麗に咲いていました。




     
         神子畑鋳鉄所をひさしぶりに見学し、花菖蒲を楽しみ、この後ちよっと大回りして若杉原生林へ。
         ひさしぶりに晴天になる との予報を信じての3ケ所めぐり。29号線から大屋に入り、ガソリン
         を補給してまだまだ明るい時間に帰宅しました。






ブナの森林浴

2013年06月27日 | 散歩道
岡山県西粟倉村の標高1000mを超える場所に、いろいろな樹木が空を覆う緑豊かな別天地があります。

鳥の囀りが森をこだまし、涼感あふれる渓流の水音がリズミカル。   若杉原生林 です。



鳥取県、兵庫県、岡山県の3県に境を持つ国定公園の特別保護地域です。
入口に着いた時間が遅く、1時間程の予定という事で森を散策してきました。

ブナの高木が林立しています。













30分ほどで展望台に到着しました。天気は余りよくありませんが、ここからの三室山方面と後山・舟木山方面の展望です。






         若杉峠のお地蔵様に、今度来るときは ”もっと時間の余裕を持って来ますわ”と挨拶申し上げ・・・





         小リュックにつけた鈴をリズミカルに鳴り響かせ、来た道を戻りました。

         周辺には登山に適したいろいろな山や、日帰り温泉のあるレジャーランドも有りいい場所ですね。
         6月上旬頃でしたか、神戸新聞に「ちくさ高原にクリンソウが群生している」との記事が有りました。
         その時期を選んでいろいろ組み合わせ登山をしたいですね。元気が続いておれば・・・ ですが。
       






これなに!?

2013年06月27日 | 散歩道
            晴になる っという事なので、久しぶりにちよっと遠出してきました。
                   その途中の国道429沿い、朝来市佐嚢にこんな建物跡?




                  神子畑鉱山選鉱所跡です。
          ずっと以前、まだ神戸に住み、但馬の事をあまり知らない頃、
          これを見てびっくり (@_@。 しました。
          その頃はまだ建物跡が残っていましたが、その後取り壊され今の状態になったようです。

          明治11年に発見された優良な銀鉱山として稼働していたのが、
          出鉱量の低下により大正6年に閉山。大正8年にすぐ近くの明延鉱山で採掘された主に錫
          などの鉱石の選鉱所として稼働。1987年、明延鉱山の閉鎖とともにここも閉山。


これは国指定重要文化財の 神子畑鋳鉄橋 です。








          選鉱された鉱石を生野の精錬所へ運ぶための運搬路として、神子畑川に架けられた橋。
          長さ16m、道幅3.6m、全体が鋳鉄で作られています。
    
              宍粟市山崎町の花菖蒲を見に行く途中にここがあり、立ち寄ってみました。  



          




雨の紫陽花

2013年06月26日 | 花と緑
                        本降りの雨です。  

               梅雨入りしたのに雨降らず・・・と文句言っていたのはだれ?

               そろそろ神戸市北区の植物園に行かないと  と思っています。

                ここには、ここが発祥の紫陽花 シチダンカが咲いている。


我が家にあるのはありふれた品種ですが、今いきいきとしている。










話はかわりますが・・・これは以前の朝来市の竹田城跡、中央が天守です。





天守の石垣が崩れそうになってきているらしいです。 原因は観光客の増。

今、対策を検討中との事。 貴重な国史跡。天守は立ち入り禁止にしてでも保全してほしいですね。







夏ツバキ、ゆり、蓮・・・夏の花たち

2013年06月25日 | 花と緑
ここ但馬は、むし暑く梅雨らしい天候が続いています。  庭の様子はすっかり変わってきました。

カサブランカ がやっと花ひらき独特の香りを発散しています。昨年より随分遅い開花。



相田神社の 夏つばき は開花し始めましたが、満足のいく開花はもう少し先です。下旬から7月上旬でしょうか。
気になりますのでしょっちゅう見に行ってます。群生地をぜひ見ていただきたいです。



平家物語の「沙羅双樹」と夏つばきはどう違うんでしょうか? 専門家でもない私によく質問がやってきます。

             沙羅双樹はインド原産の熱帯性の植物で夏つばきとは全然別種。樹高30mにも達するそうです。
             ただ寺院などでは代用として夏つばきを植えている場合がある。現に出石のあるお寺は夏つばき
             の足元にこんな看板がついています。日本では沙羅双樹は夏つばきの事と考えていいのでは・・・ 
             花辞典からの知識でこんな訳のわからない答え方をしていますが、ぴったりした説明があれば教えてください。                     


 



早くも  の花が咲いています。

山東町のよふど温泉前です。但し咲いているのは鉢植えで、田んぼはまだまだです。このシーズン初めての顔合わせですから、新鮮です。






和田山のジャスコの店内に、もう七夕の飾りが設けられていました。 追っかけられる様な季節の移り変わりです。

                   最近の庭の様子です





万場から蘇武岳登山

2013年06月23日 | 登山
こんな大きな杉を見てきました。




薄曇りから雨に変わる今日の天候でしたが、新緑の蘇武岳に登ってきました。
但馬山友会6月後半行事、参加者48名。約7時間。

ブナの生い茂る登山道は、この春「神鍋高原山楽会」が整備された登山道。
若ブナ、奇形ブナ、大カツラ、大とちの木、大杉が生い茂る自然林豊かなコース。

マップ:
地元の「神鍋高原山楽会」から用意いただいたマップです。

マップ2:見にくいですので、これを参考にした地形図です。あくまでもイメージとして見てください。

上り:万場ゲレンデP→万場登山口→P1007(地元では大杉山)→P997(地元では金山)→名色からの登山道に合流→山頂
下り:山頂→名色からの登山道→林道手前の蘇武岳登山口→巨樹の谷→万場登山口→万場ゲレンデP

万場ゲレンデPから管理道を15分ほど歩いた場所に「一合目」「万場登山口」の看板があります。ここから山に入ります。






今日の様な曇りの天候では薄暗い登山道。しかし山楽会の方々が手を入れてくださった道は歩きやすい。
奇形のブナが現れ、若ブナの林の中を歩きます。  






P1007を地元では大杉山と名づけています。
ピークの少し手前にこんな大きな杉(冒頭の杉の反対側から)。幹周り7mを超える巨木です。登山口からおよそ2時間。



まだまだ続くブナ林、名色からの道と合流。

 


山頂は目の前。



上り3時間40分、やっと山頂に到着。  昼食後集合写真の撮影前の様子。

 


下りはまず名色コース。



名色から来る林道手前の蘇武岳登山口のこんな所から巨樹の谷へ入ります。



巨樹の谷はまさにいろいろな巨木が林立。 栃、カツラ、ブナなどいっぱい。

  






人一人しか歩けない細い道。一列の48名縦隊、渋滞。



最後にこんなカツラの門。 カツラにも牡と雌があるらしいですね。



               14時34分万場登山口、14時50分万場ゲレンデPに落伍者もなく全員無事に帰着しました。

               万場登山道は植林もなくブナ、杉、栃、カツラ等の巨木の道。急登もあるコースですが、
               自然がそのまま残された面白いコースです。道整備された地元登山の会のみなさんに感謝。

    

東里ケ岳の麓の村に伝わる昔話

2013年06月21日 | 日記
               数日天気が続いて、田んぼや水瓶を心配したと思ったら、 今度は雨天続き。 

               こんな時いつもの事ながら本を読みますが、これがまた苦痛 (´・ω・`)

               若い時の視力検査では、最高2.0が1.75位までの文字が見え、付近に

               「見えすぎちゃって困るの♪♪」と冗談をとばしていました。今はすぐ目が疲れる。


平成3年11月に編纂された但東町教育委員会発行の 但東の民話と伝説 という本を持っています。
              話が少し長くなりますが・・・

この本を本棚から引っ張り出して見るきっかけを作ってくれたのが 但東の観光協会の元気のいい後さん(うしろさん・苗字です)。
先般この方を含めて4人で東里ケ岳に登ってきました。山頂(標高663.7m)近くの9合目あたりの尾根に反射板があります。
2011年9月に、但東町三原地区から撮った反射板です。太陽に照らされて光っています。
季節や時間場所によって光る反射板が見えます。反射板から右が山頂です。








この反射板は平成17年に工事完了したようです。そのすぐそばになぜか小さな五輪塔が置かれている・・・というより放置されています。
           私はなんども見ていますが、後さんが なぜこんなところに?




ひっくり返ってバラバラになったりしていますが、登山者の善意で元の姿に戻ったりしています。下から地・水・火・風・空ですから順序はこれでいいですかね?
前からこんな所になぜあるのか???でした。  近くのやはり9合目あたりに東里の村の氏神さん 吉野神社跡 があります。



昭和41年に麓に遷宮され、今はその跡となっています。しかし、これはお宮さんですから五輪塔は関係ありませんねー
反射板が設置される前のこの周辺はどんなだったか見たいですが・・・

但東町の小谷地区からも太陽に照らされる反射板が見えます。この小谷地区に残る伝説にこんな内容があり、この但東の民話と伝説に掲載されています。

                話はやっと本題に

題は   「お城の門松になった烏松」  

     むかし、小谷と東里の村境の奥山(現在の東里岳)の頂上付近に、一本の大きな松がどっかり根をおろしていました。
     この松は、大人が数人で抱えるほど太くて枝を四方に広げ傘を広げた様な大きな松でした・・・・・(中略)・・・ 
     ある年の春のことです。出石の殿様が城を築くことになり、この大松があることを聞きさぞ立派な板が取れるだろうと、
     その板を門板に・・・その松を切るよう命じました。村人たちは、日頃から崇めていた松を切られることに・・・しかし
     殿様の命令にはどうする事も出来ません  ・・・

     やがて切り倒され一枚板の城の門松として永く残されたと伝えられています。このように切られた鳥松の供養として、
     その跡に五輪のお墓が建てられました。その五輪さんは、栗拾いに来た東里や小谷の人たちに拝まれており・・・今もそのままだそうです。

以上が「但東の民話と伝説」に小谷の村から出ている伝説です。  この五輪さんが今に残る五輪塔だとしたら・・・ (*゜▽゜*)
反射板(五輪塔)から、20分ほど尾根を歩けば山頂です。天気がよければ天の橋立も見えるビューポイントです。登山道も整備されています。



          東里の村→吉野神社跡→反射板(五輪塔)→山頂 →東里の村    所要時間上り150分ほど、駐車場は麓の下村神社にあります。
          シルク温泉、たんたん温泉の日帰り温泉があります。ぜひ登ってください。お問い合わせは但東シルクロード観光協会(0796-54-0500)