aiaiのきまぐれ日記

子どもたちとの日々、いなかの暮らしで感じたことを、きままにおしゃべり。

ほしはら山のがっこう新聞50号の記事を読んで

2009-06-27 15:27:56 | 『ほしはら山のがっこう』
さきほど、広島市に住む女性からお電話をいただきました。

「私は、上田の出身なんです。今、弟が上田に住んでいるんですけれど、
もう、私はお墓参りに行くこともできなくなってしまいました。
年齢よりは若いんですけどね。お墓が山にあるものですから。
今日、記事を読んで、懐かしくて懐かしくて、涙が出て、
お電話したんですよ。
私の同級生も、7人になりました。児玉さんが同級生です。
上田十三谷って言ってねえ、たくさんの谷がありますでしょ。
私は吉之口という谷なんです。
小学校の頃の思い出を今でもいっぱい持っているんですよ。
通信簿も持っています。懐かしくて、時々出して見るんですよ。」

そして、長い間、民謡の師範について、芸名をいただいて活動なさっていらっしゃったことや、短歌や漢詩を学ばれていたことなどのお話を聞かせてくださいました。

遠くに住んで、上田を思っている方と、
こうやって電話でつながる機会を得て、
ああ、50号まで出して、新聞に取り上げていただいて、
上田の里も喜んでいるかなあと思ったりするんです。

なぜ、「里を守りたい」「村をつないでいきたい」という心が
人間の中に生まれてくるのか、
「ふるさとを思う心」「懐かしむ心」が生まれてくるのか、
私は、そこを大切に考えていきたいなあと思います。
効率や経済では測れない価値を、どうやってつないでいくか、
だれが、その価値をすくいあげ、大切に守っていくのか、
そこに私は、ビジネスを入れてはいけないような気が
直感でしてしまうのです。
だけど、今の時代に、お金でない価値でものを動かしていくことや
もちろん暮らしを続けていくことは、難しいです。
お金でない価値を大切にする、ある部分を、
世の中が、そしてひとりひとりが、どう経済と同居させ、
認め合って、支え合っていくか。
価値という、目にみえにくい、評価できない部分であるだけに、
むずかしいなあ~~と思います。。

でも、人間の「感覚」は、鋭いと信じています。

感覚を信じて、私は、世の中とつながっていきたいと思います。

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