カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

Naupakaの花

2009-08-29 | 〜2011迄のハワイ生活記録
最近、私の周りは結婚ラッシュである
仕事柄、毎日結婚式に関わっているとはいえ
知ってる人の結婚となるとまた別物で、人ごとなのにドキドキする

先月のハレクラニの式も、凄く素敵だった

先週日本に帰った時、ビックリさせようと連絡無しで突然前の会社に行ってみたら
予測通りみんなビックリたまげてくれて、大変面白かったのだけど
逆にJyuriさんのおめでた婚を知らされて、ビックリ返しをされてしまった

そしてハワイに戻った翌日、以前サーフィンに連れて行ってくれた友人Tから
「あのね、結婚する事になったの」という初々しい声の電話をもらった


どんな形にせよ、別々に生まれ育った人間が、家族になるのだから
これほど大変で、楽しい事は無いと思う



前振りとは全く逆のお話しになってしまうのだけど

ハワイの海岸などに咲いている,、このNaupakaの花
よく見るとどの花も半分しか花びらがない


不思議な事に生息する地域も分かれていて
海に咲くのはオーシャンナウパカ、山に咲くのはマウンテンナウパカと呼ばれる

神話の上では、嫉妬に燃えた女神ペレに引き裂かれた恋人同士だそう


悲しい神話の宿るこの花だけど、私はナゼか好きだ

半分になった形が、正に人間そのものを表している気がして
人ってやっぱり一人では生きて行けないんだなあ、と
大事な事を思い出させてくれる気がする


今週末はTの結婚式がある(凄く急に決まったのだが)
また2つのナウパカが、一輪になるのだなと思う


             
              


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ウクレレ教室

2009-08-25 | 〜2011迄のハワイ生活記録


留守中、かつてのホストマザー、エムジから
狙ったかのように携帯にメッセージが残っていた

ちょうど、まんじゅうでも持って遊びに行こうと思っていたので早速連絡を取ると
月曜日に自宅でウクレレの教室をしているから遊びに来いとの事だった

6年前ホームステイしていた時も、この家の裏庭では
近所の有閑マダムを集めてフラスクールが開かれていたが
先生が亡くなった後はウクレレに転身していたとは知らなかった



エムジの家はワイキキを見下ろす住宅街のてっぺんにある
1時間に1本しか来ないバスは、快適な別宅暮らしでの唯一の難点だった

でもそんな道のりも今となっては只ただ懐かしい


便の少ないバスのせいで、予定よりかなり早く着いてしまったので
近くの森を散歩することにした

住宅地最後の家からなだらかな道が山へと続いている
静かで涼しくてマイナスイオンに溢れた森をゆっくり歩いていると
ランニング中のおじいさんが元気に挨拶を残して追い越していった

突き当たりの公園には他にカップルが1組と
見るからにホームレスっぽい男性が屋根のあるBBQサイトでたき火をしていた


行き止まりの公園のベンチに座って休憩していたら
なにやら茂みの中でうごめく音がした

一瞬ドキッとしたが、ただの鶏だった
「ハワイって野良鶏が多いよなあ」とそのままぼんやり眺めていたら

来るは来るは・・・・その数軽く10羽以上



人に餌を貰っているのか、私が動かないとじりじり距離を積めてくる
なんか急に恐ろしくなって逃げるように公園を後にした





ウクレレ教室にやって来たのは旧フラメンバーと同じ人たちで(要は娯楽仲間)
みんな私の事を覚えていてくれた

家主エムジもとうに80を過ぎているし
今日、初顔合わせのまりこさんは93歳だと言っていた
他のメンバーも若くて70だいだろうか…
いやはや、ハワイのおばあさんはみんな元気だ

自分のウクレレを持ってない私の為に
今日はエムジが自分のKAMAKA UKULELEを貸してくれた
高いんだよねこれ

教室と言っても簡単にハワイアンソングや童謡をつま弾きながら歌っているだけなので
気楽に参加出来るのはいいのだが

全員チューニングが違うので「気色悪いなあと思いながらしばらく黙っていた
言ったところで、私はチューニングの方法なんて知らない

三曲ほど歌ったら、ハワイアンっぽいおじさんがひょっこり現れて
それぞれのウクレレを手に取り、きちんとチューニングして去っていった

彼は今、エムジ家の一階(かつて私が住んでいた部屋)を借りている住人だった
聞けばプロミュージシャンで、ディナークルーズ船で毎晩演奏しているらしい
単に親切だったのか、あまりの音階の悪さが許せなかったのかは分からないが
彼のおかげで随分まとまった音楽になった


一時間後
「Aloha Oe」を歌いながら自分を戒める

イケナイ…ウクレレを欲しいなんて思っちゃイケナイ
私は三年前のぼせ上がってギターを買って、結局弾けずに人にあげた過去がある

今回は同じ過ちを繰り返したくはない

ただ

あと三回続いたら…、安いやつなら…
などと考えている自分もどこかにいるのだった







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戻りました

2009-08-20 | 〜2011迄のハワイ生活記録
今朝7時の飛行機でホノルルに戻ってきた

「飛行機を降りた途端、清々しいハワイの空気」を想像していたのだけど
実際は結構蒸し暑くて、狭い機内でくたくたになった体にはこたえた


でもやっぱり、あのほのかに甘い花のような匂いは健在で
この匂いをかぐといつも「ハワイに戻ってきた」という感じがする

町なかではあまり遭遇しないこの匂い
「空港の香り」とでもいいますか

この匂いの好きな人は結構多いようで
いっそのこと芳香剤で「ホノルル空港の香り」として売り出せば
間違いなく爆発的に売れると思うんだけどなあ



実は出国前に散々色んな人から「入国拒否」「強制送還」などの話を聞いていたので
いつにも増して恐ろしかった

やっと7時間もかけてたどり着いたのに、すぐ次の便で送り返されてしまうなんて
悪夢意外の何者でもない


以前Hさんの話では、友人がハワイに遊びに来た時
3人の内一人がイミグレで引っかかったという

とっくに出てきた2人と一緒にいくら待っても最後の一人が出てこない
携帯も無いので連絡も出来ない

しょうがなく先にホテルに入ったが音沙汰はなく
心配する皆の元に電話があったのは12時間後で
彼は強制送還され日本にいた

          


どうやら遙か昔に若気の至りで酔って喧嘩して
警察に補導された事が理由らしかった
でも今まで何度もハワイに来ていたのに、ナゼ今回急に?と
腑に落ちない一同だったが、もう仕方が無く
彼は二度とアメリカに来れないそうだ



私は交通違反ぐらいしかお巡りさんにはお世話になってないし
ちゃんとビザを持って正当に入国しているのだから恐れる事など無いのだけれど
どうしても入国検査官の前に立つと緊張してしまって
いつも微妙に落ち着きがなくなってしまうのだった




今回、空港までは社長がお迎えに来てくれる事になったので
個人出口の近くの花壇に腰掛けて30分ほど待った

じっと座っていると、また帰って来たんだなあと
じわりと安堵の波が押し寄せてきた


この2週間、日本にいる間は
まるで1年間のハワイ生活がウソのように感じられて
「実は夢を見ていたのかもしれない」と思う朝が何度かあった

でもこうして社長の車に乗せてもらい
途中のマックでローカルに囲まれて朝ご飯を食べたり、
留守中の出来事や日本での営業活動の結果報告などをして
会社に立ち寄り仕事の申し送りを受けたり

友人からのメールが携帯に入っていたりするのを見ると
やはり自分は確かにここに住んでいたんだという実感が戻ってきた

一年前には無かった人との繋がりが
そのまま私とハワイとの繋がりになっている気がする

今回も更にその辺を強化しようとお土産のもみじまんじゅうと母恵夢(ポエム)を
買い込むあたり、私はイヤらしいだろうか…




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ハワイ土産

2009-08-15 | 〜2011迄のハワイ生活記録
日本に帰ってからというモノ、毎日が芸能人並みに忙しくて
やっと一週間たった今 落ち着くことが出来た

お盆もあって、友人との飲み会や食事会、法事、英語教室
その合間を縫って両家の実家に帰り、下関まで旅行に出かけた

帰りに岩国のZabonの店に立ち寄って癒してもらい
宮島花火大会の渋滞に巻き込まれて、家に着いたのは真夜中だった

ちなみに今日は同窓会だったりする


たくさんの人に会えることは嬉しい
たかが1年で、大人はそんなに変わらないが
子供達の成長は著しい

というか、恐ろしいモノがある

ある者は赤ちゃんから子供になり
またある者は子供からお姉さんへの変化を遂げていた

1年前は存在しなかった命も芽生えていたりする


今回帰省するにあたって、荷物は多く2つになった
中身はほとんどが子供服やお菓子などのお土産だった



仕事中よくお客様から「ハワイのお土産は何がお勧めですか?」と聞かれる
私は無難にチョコとマカダミアナッツを勧めている

この二つを抑えておけばとりあえず甘党辛党老若男女対応できるからだ


そしてハワイと言えばコナコーヒー
銘柄はこだわらないが個人的には10%ほどブレンドされたのが飲みやすいと思う
100%コナコーヒーだと苦すぎて飲めない
後はバニラマカダミアなどのフレーバー付きも珍しくてお勧め


去年ハルハルちゃんに袋入りのマカダミアチョコをあげたら
日本の暑さのせいで全部溶けてしまっていて
1個の巨大な固まりになっていたという惨事が起きた

それ以来、帰国してすぐに会えな人にはクッキーをあげることにしている
パイナップルの形をした「ホノルルクッキーカンパニー」が最近はお気に入りだ




無難な配り土産も大事だが、アメリカらしいお菓子もなかなか好評だと思う
ただこれらはかさばる上、味が今ひとつなのでよく吟味して選ばないと後で大変なことになる
それが解っていてもみんなの「なんじゃこりゃ!反応が楽しくてつい買ってしまうんだよね


今回も友人宅での飲み会に10人近く子供が集まることが解っていたので
Samsで巨大なチーズボールの樽を買った


最初は「誰があんなもの買うんだろう?」と鼻で笑っていたのに
その後3歳ぐらいの男の子が
お菓子の樽にコアラみたいにかじり付いたまま、カートに投げ入れられて運ばれていくのを見た時
なんか「ぎゃひーとなってしまって
Hさんが止めるのも聞かず買ってしまった


私の予定では子供達が「わあ!」と驚く予定だったが
予想外にでかすぎて、子供にはお菓子と認識出来なかったらしく
最初はみんな無反応だった

空けて初めて「これは食べ物」と解ったらしく寄ってきたが
味は例のごとくやはり今ひとつで
唯一濃い味好きの友人3女のみが気に入って細々と食べていた
3歳にして辛いつまみや、もろきゅう好きのこの子は
将来飲んべえになるなあと思った(母に似て)


どちらかと言えば大人のほうが
「どうやってこんなデカイのを持って帰ったのか?」というあたりで興味を示してくれたのだった


また来年、会うときには更におっきくなってるであろう子供達

今度はもっと面白いモノを…と すでに今から変な挑戦意欲に燃える私だった





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里帰り

2009-08-09 | 〜2011迄のハワイ生活記録
私はどこにいるのでしょーか
ハイ ハワイ好きの人ならすぐわかる ホノルル空港です



この度2週間ほど休暇をもらい、一年ぶりに日本に帰ることにした

今までこんなにウキウキした気持ちでここにやって来たことはない

いつだって空港から日本行きの飛行機に乗るときは
「旅行も終わっちゃったし…次はいつ来れるんだろう…」
というような暗ーい気持ちの時が多かったが 
今回はまるで今からハワイに行くような気分だ


夏休み、お盆前というだけあって、飛行機は満席だった
ほとんどの人が楽しかった旅行を終えて少し疲れた表情をしている
満席にもかかわらず機内は静かで、久々に日本の映画を二本も堪能し成田に着いた



成田空港について思ったこと
日本ってなんか全てがキチンとしている、ピカピカしている
そして至る所から聞こえる、売店の売り子さんの声にちょっと引く

別に何も質問してないのに
新商品の美味しさや期間限定だなどとまくしたてられてさらに引く

ハワイのシーンとした空港とは天と地の差だ


乗り継ぎをするまでにかなり時間があったので
地下にあるシャワー室でさっぱりしてからリムジンバスで羽田に向かった

バスの中から一年ぶりに見た東京は全体的に灰色で煙った印象だった
そして何よりも暑い

ハワイ=常夏=暑い と連想する人は多いと思う
だけどハワイの夏は日本に比べて格段に涼しく過ごしやすい
大げさかもしれないが空港から外に出たとき湿度の違いでしばらくの間息がしずらいなぁ、とさえ感じた

たった一年しか経ってないのに体は環境に合わせて変化しているのだと思った



それにしても、たかが売店のおむすびでさえ日本のご飯は美味しい

まだしばらく出発まで時間があるので
売店で買ったおむすびを感心しながらかじっていたら
急に後ろから肩をたたかれた

振り返ったら若い女性が気の毒そうに
「あの…よけいなお世話かもしれませんが、服裏表逆ですよ」

日本の人って親切だねー、などといった余裕はなく
真っ赤になって焦って上着を着直した
お姉さん、教えてくれてありがとう

ちょっと(かなり)ハワイぼけした頭を治さないといけない
そう思いつつ広島に着いたのは家を出てから12時間後のことだった



と言う訳で しばらくはまた広島からお届けします



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可哀相なチャリ

2009-08-04 | 〜2011迄のハワイ生活記録
一度、チャリの事を書いて以来
ぷつりとそのネタが出てこない事にどのぐらいの人が気づいていただろうか

喜び勇んで買ったチャリも 今は駐輪場に放置されたままだ

先月ダンナに見せてやろうと久しぶりに行ってみれば
見るも無惨にホコリまみれで既に所々が錆び始めていた

いつも休みの日は、乗ればいいのに、と自分でも思っていた
ただ、ハワイは車道を走らなくてはけないので乗るのが怖いのだ

いい気分で自転車をこいでいて、ふと後ろに気配を感じて振り向けば
すぐ真後ろまでバスが迫っていたり

あと数㎝の所を車が猛スピードで走りすぎたりする事が多々あって
すっかり恐ろしくなってしまった




後は荷物を積めないとか 駐輪場までが遠いとか
色んな言い訳を並べ立ててしばらく放って置いたのだけど

数ヶ月前、やっぱりせっかく買ったのだから、と駐輪場に行ってみたら
何とサドルが盗まれていた

「お尻が痛くないように」とわざわざ買い換えた奴だったのに・・・

その一件以来、チャリに対するテンションは私の中で急激に下がってしまい
放置のまま今に至るという訳だった

ハワイでは、自転車を止める時、標識やチャリ止めにしっかりとチェーンで止める
チャリ自体に鍵をかけてもすぐに持って行かれてしまうので意味がないとの事だ
従ってチャリ止めの無いところには駐輪できない
鍵をかけていても、良くサドルを盗まれる
ひどい時は車輪が盗まれたりもする

ショッピングセンターにチャリを止めて
サドルだけ外して買い物に行く人の姿も時々見かける

私は自分のコンドの中にある駐輪場に止めていたので大丈夫だと思っていたが
どうやら考えが甘かったらしい




そんな可哀相なチャリに久々に注目する人が現れた
研修生の子が今月半ばでメインランドに帰るので
それまでチャリを貸して欲しいと言ってきたのだ

「掃除してくれるなら好きに乗っていいよ」と二つ返事でOKし

早速その日の夜
最初についていたサドルとドライバーを持って二人で駐輪場に行ったら
薄汚い私のチャリは相も変わらず押しやられるように隅っこに置かれていた
何とか引っ張り出して雑巾で拭いてやる(結局自分が掃除している)

今まで放置していた罪悪感からちょっと解放され
私は得意げに「好きなだけ使ったらいいよ」と彼女に鍵を渡した
「ありがとうございます!助かります」と彼女もうれしそうに笑った

ではいざサドルを取り付けようとした時、彼女が

「これ、どうやって付けたらいいんでしょうか・・・



良く見ればチャリ本体とサドルをつなぐパイプが無かった
サドルと供に盗まれていたのだった

私たちは無言で10秒ほど立ちすくみ
彼女が「これは・・・無理・・ですねっ」と仕切るように言った


私は夜の駐輪場でサドルとドライバーを手に
「ごめんね~~、ホントにごめんねええ~~と何度も言い
散々期待を持たされたにも関わらず、何も収穫の無かった彼女は
私の声に何度か振り返っては軽く会釈をしながら帰って行った


我ながら、超が付くほど間抜けだと思った

そして、久しぶりに脚光を浴びたかに思われたチャリだったが
新たにパーツを買い足さないと乗れない事という面倒な問題が発覚したにすぎなかった


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