カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

ついにやってしまった その2

2009-06-23 | 〜2011迄のハワイ生活記録
Zoo横の駐車場に車を止め、サーフボードをかついで海へゆく

見れば彼女は必要な物だけポケットに入れただけの手ぶら状態
私も習って、ちょっと前フリマで買ったボディーボードを担いで彼女の後をついていった


サーフィンが大好きなTは、しょっちゅう海に来ていて
この日も浜から沖を見回して波を読んでいた

やっぱ、サーファーってかっこいいなあと思う


私はと言えばこの日、強い波にもまれて散々だった
Tの献身的なヘルプがあって、2回ほど立てたのが精一杯

ハナからも口からも大量に海水が入って、塩分の取りすぎになるとさえ思った


ただ、やはり体を動かすのは楽しい
海から上がって体はヨレヨレなのに、へらへら変な笑いを浮かべながら
また帰りも同じようにボディーボードを担いでTの後をついて行った


駐車場に着いた時、今度はTが

「ああっ!」と叫んだ


何重にも防水していたにもかかわらず、ポッケに入れていたお金や車のリモコンキーがびしょぬれだった

案の定、いくらボタンを押したところで防犯アラームのランプはつきっぱなし


「鍵、振ってみれば」という私の適当なアドバイスに従って、Tがブンブン振ると
鍵の内部からびゅんびゅん海水が飛んできた


ああ、やっちゃったねえ・・

とりあえず水着のまま駐車場に突っ立ってる訳にもいかないので
意を決してドアを開けたら、予想どおりクラクションが辺り一面に鳴り響き
周りの人がみんな変な顔で私たちと車を見た

Tはすかさずダッシュボードから携帯とアラームの説明書をとり、すぐにバタンとドアを閉めてしまった、私の服を取る間もなく・・・

その後、数分してクラクションは鳴りやんだが
30分以上も事態は変らなかった

友達やカーディーラーに電話してみたり、説明書を解読した結果
私たちはもう一度ドアを開け、アラームの解除方法にトライする事にした

説明書によれば、点滅しているアラームボタンを一度引っ張り
エンジンを回して今度はボタンを押し込むとなっていたが定かではない

「大丈夫、出来る出来る」と再び警報を鳴らす事をいやがるTをなだめてドアをあけさせる
これ以上水着でいるのがつらくなって来たという理由もあった

けたたましく警報が鳴る中、Tが素早くボタンを引っ張った瞬間、あろうことか


   ボタンが取れた



おまけに焦りからぽろっとシートの下に落としてしまい、呆然とする二人・・・

後はよく覚えてないけど、必死でとれたボタンを拾い
また押し込んだり引いたり鍵を回したりしたら
ナゼかブーンと急にエンジンがかかって、同時にあの警報音もぴたっとやんだ




帰り道、Tと「今日は鍵DAYだったねえ」などと大笑いしながら送ってもらったが
過ぎてしまえば何事も笑い話になるもんだ


あの時彼氏に電話したら「鍵の中を乾かせ」と言われたらしく
Tは無理矢理継ぎ目を指で開いて風にあてようとしていた

そりゃ無理だって・・・と思ったが人間パニックになると
藁にもすがるような行動に出てしまうものだ
しかし、帰り道に会った別の友人も「乾かせ。そして拭けば大丈夫」と同じような事を真顔で言った

ロコボーイの中では鍵は海水につけても乾かせば復活するというのは定説らしい



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