台湾を食す

今週は仕事ばっかりしていた


いつ出来たのか知らなかったのだけど
この９月後半はシルバーウイークなる大型連休で
日本からも普段の２倍に近い旅行者が押し掛けているとの事だった


というわけで今週、ハワイ旅行業界及びウェディング業界は
どこも「クレイジー」と言われるくらい忙しかったと見える


本当なら小学校時代からの友人Ｋが遊びに来てくれるはずだったのに
７月の時点で、ハワイ行きは既に４０人のキャンセル待ちと言われ
諦めて（？）韓国にいってしまった



まあ、そんな忙しい連休も過ぎ去り、落ち着いたところで
Ｈさんと、その友人Ｙさんと一緒に　台湾鍋　なる物を食べに行く事にした

お店の名前は忘れたのだけど、Ｓｗｅｅｔなんとか、とかいう
鍋屋には全く持って似合わない店名だった


お店は既にいっぱいで、３０分待ちと言われたがそこは諦めずにトライ
初めての台湾料理にみんな勝手に色んなイメージをふくらませていた




ここのお店のシステムはちょっと変わっていて
まずベースになる鍋のスープを決めてオーダーする

Ｂｅｅｆ、海鮮、薬膳、スパイシー、カレー味、トマト味　ｅｔｃ

種類もいっぱいで、希望すれば仕切のある鍋で２種類を同時に頼む事も出来る


中の具は、奥にある冷蔵庫から自分で好きな物を勝手に取ってきて入れる

白菜や春菊、キノコ、豆腐、魚介類など、一通りの食材が種類別に色分けされたお皿に盛られていた

これだと自分たちの入れたい物だけいれれるし、量も加減できる
考えた人は偉いなあ、と思った（人件費削減にもなるし）






Ｈさんと春菊やハマグリなどをわんさか抱えて席にもどったら
既に机上のコンロには鍋が設置されていて、いい具合に湯気が上がっていた


あとは日本の鍋の要領で、だーっと材料を入れて蓋をして
今度はつけダレを取りにいく

ポン酢、みそダレ、ごま、タイ風、中華風、イタリア風　と
タレも１０種類ほどあった

たかが鍋屋、とはいえ
これだけのスープベースとたれを組み合わせたら凄い種類になる

うむ、恐るべし台湾鍋
鍋は日本が一番と思っていたけど、これはけっこういい勝負だわ
というか、私はこっちのほうが好きかも…


今日はビーフベースのダシにしたので味は至ってシンプル
このほうが色んなタレも試せていいしね




３人でわいわいつついてキレイに完食した頃
お店のお姉さんが「サービスです」と台湾のかき氷を持ってきてくれた




黒蜜のシロップに、タピオカやミルクプリンなどがたっぷり乗せてあって
熱々の鍋でかいた汗を爽やかにおさえてくれた


ハワイの冬も時期によっては結構冷える
「これからの寒い時期こそバンバン来よう」と大満足した３人でした




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Ｍａｈａｌｏ

エジプトを食す

語学学校で知り合ったＡちゃんが　今週末に日本に帰るので
一緒にご飯を食べに行く事にした

せっかくだからお互い行った事のない店に、という訳で
私の独断のみで選んだエジプト料理、という斬新な提案に

「それも思い出ですから…（例え散々な結果となっても）」と
快く賛同してくれた彼女の心の広さ（＆食の間口の広さ）に感謝する



ずっと前からかなり気になって、それでも一人では訪れる勇気のなかったお店

カパフルにあるエジプト料理店、その名もベタなＰＹＲＡＭＩＤ


エジプト料理って、一体何が出てくるの？
と言うか、何をオーダーすればいいの？





そんな心配はご無用
ランチタイムはバッフェ（食べ放題）でした



お料理についても、クレオパトラみたいな民族衣装を着たウエイトレスさんが
丁寧に説明してくれるので安心




とりあえず一通り取ってみた、よく分からないが、美味しそうだ




味の感想はと言えば、どのお料理もわりと癖がなく、さっぱりしていて食べやすかった
野菜もいっぱい食べれるし、何より食べ放題で＄１２は安い



私は美味しいと思ったけど
唯一デザートのライスプディングがＡちゃんには不評で
一口食べて　「う、これは駄目かもしれません」　と言った


これはエジプト料理だから、と言うより
ムニュムニュした物が苦手な人にはきつかったみたいだ


夜はここでベリーダンスのショーも行われるらしいので
今度はディナーで来てみたいなあとも思った





食後のコーヒーを飲みつつ

「これならエジプトに行っても大丈夫だね」と
二人ともしっかり未知の味を堪能し

私は、二人最後の晩餐（？）が散々な結果にならなくて良かったと胸をなで下ろした



日本に帰ったら、また当分は会えなくなるけど
またいつか、ひょっこり一緒にご飯を食べれたらいいなと思う

その時は、また新しい国の料理に挑戦しようね




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Ｍａｈａｌｏ

転ぶ女

先週、かの有名なＣａｌｖａｒｙ教会で仕事中

おもいきり　転んだ


実はこの１年で３回転んでいる私

年のせいで足下がおぼつかないのかどうか分からないが
日本にいた時は、いい大人が転ぶなんてありえなかった

大人になって転ぶと、体もダメージを食らうがそれよりも精神的なダメージが大きい気がする



去年、就活中に某企業に面接を受けに行く朝
フードパントリーの向かいのバス停で、植え込みにはまり転んだ

只でさえ悪目立ちするスーツ姿で、手にはライオンコーヒーを持っていた
買ったばかりの熱々コーヒーを頭からかぶってしまい
熱いし痛いし恥ずかしいしで死ぬかと思った

おまけにその日初めて着たスーツは、その激しい転倒でひざが破れてしまった

人に話すと「ウソでしょ～」と言われるぐらい漫画みたいな設定だが
その後私が半泣きで家に戻って
インナーを着替え、頭を拭いている間に、速攻でズボンの膝を縫ってくれた母が証人だ

結局その面接は落ちた



２度目はダイアモンドヘッドの麓の公園で
挙式の後に集合写真を撮る時、散らばった家族を呼び戻そうと走っていてこけた

広ーい原っぱのど真ん中でキレイに転んだ


そのまま消えてしまいたかった…




そして昨日
キャルバリーの裏でこれまた挙式後の記念撮影の時
家族を誘導しようとして、椰子の木の根本にあった電機ケーブルにスネを打ち付け転んだ

今回はしばし声が出ないほど痛かった

気づいたチャイニーズのカメラマンが
「ダイジョッブカ？ダイジョッブカ？？」と聞いてくれたが
声が出なくてパクパクしてしまったので余計気まずかった



要は私、注意力散漫なんだな～

でもどれも激しく転んだ割には大したケガをしなかったのは幸いだろうか



うちの社長は半年ほど前、お店で思いっきり転んで後頭部を強打してしまい
意識を失ってＩＣＵに運ばれた

もう元気になったけど、首にコルセットをして働く姿は痛々しかった
今でも時々針治療に通っているし、大変だなあと思う



笑い事で済まない事件が起こらないように
ちょっと落ち着いて生活しないといけないなあ、と足の※あおじを見ながら思った

※広島では青あざの事をこう呼びます






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Ｍａｈａｌｏ

Ｍｙ favorite!

久々に出会った「美味い物」

写真が適当であまり美味しそうに見えないところが悔やまれるのだけど
スコーン好きの私が、食べた瞬間
　多分今まで食べた中で一番美味い　と思った


カメラマンＭ兄ちゃんの差し入れ
DaiamondHead Market & Grill　のブルーベリースコーン


堅すぎず、しっとりしてスコーンにしては少し甘めの生地に
大粒のブルーベリーがいっぱい入っている
外側にはちょうど良くフロスティングがかかっていて
甘い物を食べたい朝にはぴったりな気がする


この日、結構手厳しいお客さんにこてんぱんにされて
オフィスに戻ったところに頂いた差し入れだったので
余計に心にしみたのかもしれない

やっぱり女子の疲れた心には、甘い物が一番ですね


今度の休みの日には早起きして、焼きたてを買いに行きたくなっちゃったな

　　　　　　　　　　　　　　




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Ｍａｈａｌｏ

FIRST FRIDAY @DOWN TOWN

日没後　決して行ってはイケナイと言われているダウンタウンエリア


麻薬の売人さんやホームレスが沢山いて
何が起こっても「そんな時間にあそこに行く方が悪い」と言われている場所だ

そんな危ない匂いのプンプンするダウンタウンだけど
毎月第一金曜日だけは全く違う様子らしいとちょっと前に聞いた


もともとあの辺はオフィス街だが
結構有名なアーティストのアトリエやこじゃれた雑貨屋も多い

それがこの日だけは夜遅くまでオープンし
色んな催し物や屋台まで出るという


興味はあったがやっぱり一人で行くのは怖い、と思っていたところに
Ｈさんが誘ってくれたので喜んでついていく事にした



ハワイのダウンタウンはチャイナタウンと隣接している
私がここに来ると言えば
休みの日にチャイナタウンに野菜を買いに来る時ぐらいだ

午前中のチャイナタウンは食材を求めるアジアの移民で溢れていて
「ここはどこ？」と思うぐらいハワイっぽくない


なのに第一金曜日の夜だけは、オシャレなアートの町に変わってしまうのが不思議だ

いつもは薄暗いシアターにもこうこうとネオンが点っている

それぞれのお店ではスナックや飲み物を用意してお客さんを迎えてくれる
みんな楽しそうにワインを片手に雑貨や絵を物色している

でも私たちが一番驚いたのはそこを訪れている人種がほぼ白人だと言う事だった


私たち以外にアジア人はほとんど見なかった
いつもはアジアのおばちゃん＆おじさんしかいないのに…


ハワイにいて、こんなに白人率の高いエリアが他にあるだろうか
この日ご一緒したＨさんのお友達も２０年以上ハワイに住んでいるけれど
こんな場所は初めてだと驚いていた






ウインドーを飾るのは、マネキンではなく本当の人間
少しずつポーズを変えたり踊ったりしながら、見る人を魅了する





かと思えばこちらは静かなアトリエ
ここの猫は意地でも起きなかった




３人でウロウロ色んなアトリエやショップを見て回り
Ｈさんは＄１８で可愛い老眼鏡を買った（大体年代が分かるだろうか）

どのショップもオシャレで、可愛くて
こんな言い方は変かもしれないけど、またしても「南国ハワイじゃない」みたいだった


でも私たちが持っている「ハワイのイメージ」をことごとく裏切るような
様々な顔を持っているのがハワイの一番の特色ではないかと最近思うようになった
それだけ色んな人が住んでいると言う事なのだと…

またハワイのおもしろさを再発見した夜だった






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Ｍａｈａｌｏ

Beach Wedding

「結婚する事になったの」との電話をくれた次の週末
彼女は本当にあっという間に結婚してしまった


電話の時点では、ほぼ何も決まっていなかったので
約１週間で全てを決めてしまった超スピード婚と言える

それもこれも、ビザ　という問題が背景にあったからだ

私たち外国人にとっては、いつもこの問題がつきまとう
日本にいれば全く気にする必要のない「滞在期間」という物が
仕事にしろ、結婚にしろ、絶えず関係してくる

面倒くさいがグリーンカードを持たない限り避けては通れない大きな問題なのだ


どうしても８月中に申請を出さなくてはならないと言う理由から
こんなに急な展開になったのだけれど
超短期間で決めた結婚式とは思えないほど、素敵で心温まる式だった


電話を受けた時、「二人で簡単にビーチで挙式出来れば」といった感じだったのが
蓋を開ければ２０人近い人間が式に参列し、レセプションでケーキカットまでしてしまったのは感心した

どうやら新郎の母が、あれこれと人を誘ってる内に多くなってしまったらしい
でもＴの家族は急すぎてか、ハワイに来る事は出来なかった

そこで国際電話を使い、式を実況中継、お母さんにも挙式に参加してもらうというユニークな形をとった


「二人を夫婦と認めますか？」という牧師さんの問いかけに
お母さんは電話の向こうで泣きながら「ハイ」と言ったという


ハワイと日本は、近いようで遠い
でも６０００キロの距離を越えて、全員が同じ時間を共有している

なんだかとても不思議な気分だった


二人は来年、改めて両家での結婚披露をするという
今度はお母さんにも是非彼女のドレス姿を見てもらいたいものだなと思う

そして願わくば、またその幸せな瞬間に立ち会えますように







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Ｍａｈａｌｏ