はなん下からさき生まれた。

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北海道 10/2(日)②天狗岩と国後島

2006-04-03 11:38:27 | 旅行
羅臼から数km北上したところに、天狗岩と呼ばれる場所があります。

海岸にあるこの岩。

確かに天狗に見えますね。
ここも『北の国から』に登場しています。
『2002遺言』で、遭難したトド(唐十郎)のために篝火を焚いたのが、この場所なのです。

ところで、海の向こうにうっすらと陸地が見えますよね。
これ、国後島なのだそうです。
近いとは聞いていましたが、ホントに見えるんですね。
そこで、思ったことがあります。
北方領土問題とか、歴史的経緯が云々とか、そういう話ではありません。

「目に見えるところは自分の国だと思いたい。」

それだけのことじゃないか、と。
日本は島国ですからね。
先ず第一に、陸地に国境線がありません。
それに加えて、海が国境線であるという認識も薄いのではないでしょうか。
日本には、海岸線が100mあるものだけでも7,000近い数の島があるそうです。
その中には、本土から何100kmと離れた離島だってあります。

そう考えると、国後島などのほうがよほど身近に感じるのではないでしょうか。
その一方で、北方領土問題が北海道でだけ盛り上がっているのも分かるような気がします。
例えば僕は、生まれも育ちも神奈川です。
その僕には、国後島は見えないのです。
国の大問題ですから、このような書き方はまずいかも知れませんが、現実はこの程度でしょう。

『LADY PEARL』

2006-04-01 04:39:44 | 趣味
僕はちょくちょく、フリー(無料)のゲームをプレイしています。

ほとんどの場合は、VectorからDLしています。
アスキーのツクールソフトで作成したもの。
イチから自分でプログラミングしたもの。
それは色々ですが、中には相当な出来の作品があります。
スーパーファミコンのレベルなどは、軽く超えているのではないでしょうか。
以前に紹介した『マッスルファイト』という格闘ゲームも、その仲間です。

この中で、僕が特に気に入っているゲームがこれ。

『LADY PEARL(レディパール)』というRPGです。
イドリーという名の女性オークショニアが、伝説の宝珠を捜し求めるというお話。
そのうち仲間が集まり…と、ストーリーとしては王道の部類でしょう。

このゲームの魅力は、「キャラが立っている」ことだと思います。

パーティーメンバーは最大で9人になりますが、それぞれの背景や性格がよく描かれています。
台詞の場面で、丁寧にキャラの絵が差し込まれているのも良い感じです。

ゲーム自体の難易度は低めです。
その分、ストーリーやキャラの掛け合いを楽しんでください、ということだと思います。
キャラが強いと、作者の趣味ばかり強くなってオタクっぽくなる向きがありますよね。
しかし、このゲームは違います。
女性キャラの数も異様に多いのですが、決して「萌え系」ではありません。
キャラそれぞれが、ストーリーの語り手でありコマであり、ということが成立しているのです。

僕にとっては、フリーのRPGでは初めて最後までプレイしたゲームとなります。
今は2回目のプレイ中です。
次回作も製作しているそうなので(こちらはシェアウェアの予定)、それも楽しみにしています。

作者さんのHP(万泊後宴)のURLも書いておきますので、興味があればどうぞ。
http://banpaku.sakura.ne.jp/