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東北 12/6(火)①中尊寺

2006-07-12 23:26:32 | 旅行
「五月雨の 降残してや 光堂」

松尾芭蕉が、中尊寺で詠んだ句です。
「光堂」とは、国宝「金色堂」のことを指します。
この金色堂、金箔張りの豪華極まりない仏堂なのですが、建てられた当時は雨ざらしだったとか。
けれども、芭蕉の時代には「覆堂(おおいどう)」というものが外側に出来ています。
ですから、実際には雨露がお堂に掛かったりはしなかったはず。
まあ、俳句ですから、イメージの世界ですね。
おまけに今ではガラス張りにもなっていますから、空調設備も完璧。
湿度までコントロールされていることでしょう。

僕は2回目ですが、ここはホントに見事です。
もちろん、お堂そのものも見事。
それに加えて、奥州藤原氏4代の遺体が安置されているという事実も、これまたすごいことです。
奥州藤原氏を描いた小説、高橋克彦の『炎立つ』を読んでいると、何やらしびれるものがあります。
撮影禁止なので「金色堂」の写真は載せれませんが、それはそれ。
実際に見に行く価値は、十二分にある場所です。

で、何となく撮っておいた写真がこれ。

「何となく」というのは失礼なんですけどね。
一応、こちらが「本堂」です。

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