しま美の 日々是感謝 日記

日々のくらしの出来事の中で何か一つ「良かった」を見つけます。時々「驚いた」「不思議だ」があるかも 京都市在住😸🐱🙀

ツユクサは雑草だが…

2021-09-19 | 
皆様こんにちは(*^o^*)
お元気でしょうか。
台風がやってきたり
この1週間も 世の中、色々ありましたが、、

こちらは無事に過ごしております。
秋が来たので
運動がてら散歩という名目で
野の花を撮影しようと決意したものの、
なかなか決行できませんでした。
一つには雨、
一つには何かかんか雑用、
秋の夜長を楽しめば、
早起きが出来ず
であります。

そこで家のプランターにさりげなく生えている
ツユクサ を検索したところ
いろんな話が出て来て
大変面白かったのでご紹介したいと思います。
この雑草なら たいてい 皆様ご存知だと思います


まずツユクサの 生態です。
東アジアの温帯に広く分布する一年草で6月~9月に咲き、古くから親しまれています。
花は早朝から開花し午後にはしぼみます。
花弁は3枚あり、2枚は大きく鮮やかな青色、残りの1枚は小さく白い、下の方に垂れている部分がそれです。そのためあまり目立ちません。おしべは6本ありそのうちの2本がめしべとともに前に長く突き出しています。つまり、長く突き出している触覚のようなものが3本あって2本が雄しべ、1本が雌しべなのですね。
内側に黄色くかわいく控えているものも雄しべだそうです。
これだけでも不思議な花だと思います。


次にツユクサの名前の由来です
諸説あり、朝露を浴びながら咲くから。
朝咲いて昼前には萎む朝露の如く儚い様子から。
露を保つ草だから。
また朝露が乾かないうちにしぼんでしまうから。
いずれにしても露とイメージが結びついている花のようです。
ちなみに写真は露ではなく雨粒がついています。

ツユクサは染色や食料または薬草でもあったそうで、
あるHPでは
「万葉集では鴨頭草(ツキクサ)とよばれていますがこれは衣服を花の色素で染めていたので染料がつく、という意味の着草(ツキクサ)からきていると考えられます。」
ふーんあの花で染まるのか~と思っていたら
別のHPでは
「花の青い色素であるコンメリニンはアントシアニン系の化合物(金属錯体型アントシアニン)で、着いても容易に退色するという性質を持つ。この性質を利用して、染め物の下絵を描くための絵具として用いられた。」
とあった。
あれ それじゃ 万葉集の人は どうやって 衣服を染めたのだろうか ?

また薬草に用いられるという 話について
「花の季節に全草を採って乾燥させたものは鴨跖草(おうせきそう)と呼ばれ、下痢止め、解熱などに用いる。 青い花が咲いている時期は食用にもなる。」
とあった。


この花、ただの雑草だと思っていたらすごいではないか 。
勝手に 空いた空間に 生えてきて、
上手くプランターに植えた花と共存している
ただただ生命力の強い奴だと思っていた。
色は綺麗で楽しましてもらえるけれども
いずれ抜かなくちゃいけない 、
私にとってはそんな存在だったのだが。


最も 感動したのは
この花の学名の由来 について
【学名の 「communis」は「普通の」という意味。「Commelina(コメリナ)」は、オランダの植物学者ヤン・コメリンとその甥の植物学者カスパル・コメリンにちなみます。
コメリン家には3人の植物学者の兄弟がいました。2人は植物学者として名を残しましたが1人は早くに亡くなってしまいました。
ツユクサの、上に向いて目立っている青色の花びら2枚と、下向きに咲く目立たない白い花びら1枚を持つ露草の咲き方の様子がこの兄弟に似ているため、フランスの植物学者シャルル・プリュミエがこの名をつけて、スゥエーデンの分類学者カール・フォン・リンネが学名として選んだようです。】
引用元 https://lovegreen.net/flower/p145454/


まあ、なんとも 、日本だけではなく 世界中でこの花は愛されているのだ、ということが よくわかりました。
たしかにたくさん咲くけれど
午前中いっぱい、長くても午後一時頃までの
大変儚い命の 花なのです。
その間に 虫さんに来てもらって 受粉しなければならないのです。
この儚さが また愛されるのですね。

それではまた…。ヾ(^▽^*)))