雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

さよなら親父、の8

2023-05-21 20:27:50 | 雑想

閉店後。店を出て帰宅しようと車に乗ったら視界を遮る無数の鳥のフン。おいええ加減にせいよ。暗くてわからないけど車体にも相当ありそうな。経験上、簡単には取れない事はわかっているので、アパート帰る前に自動洗車機で洗ってきましたよ。近くに何の鳥かわからないけど巣があるんですよね。何とかならんかな。

*****

火葬が終わると館内放送で呼ばれるシステムらしいのですが、その音声が廊下だけに響いて控え室にいるとよくわからない。ドアを開けて確認するのだけど変なシステムだな、と思っていたら控え室に呼び出しの音声が響く。そうか、関係無い控え室には呼び出しの音声が出ない仕組みなのね。そりゃそうだよな。ということで、いよいよ焼き上がった(という言葉も変だが)らしい。ここの斎場に入る時と一緒で、喪主である母が木製の位牌、僕が骨壷(割と重い)、以下、喉仏を入れる小さい壺、箸の刺さったご飯、花その他を各自持って整列しながら、さっき間違えて入った収骨ロビーへ。

収骨室に案内されてしばらくして電動カートのモーター音とともに骨になった親父が入室。いやまぁ、キレイに骨になってるものだな。なんか唖然として写真撮るの忘れてしまったくらい。頭蓋骨はドーム状になった頭部のみ残っていて、遺跡とか発掘して出てくるような「いかにも頭です」って感じじゃなく、崩れ落ちていた感じ。顎の骨だったかな、重要と思われる骨を近親者で橋渡しして骨壷の中へ。そのあとは足の方から各自の箸で骨壷に拾い上げていく。

親父の骨なので僕は見てもなんとも思わないのですが、かなり拾った後の撮影ですけどサムネの写真は小さくしておきました・・・。

柔道やっていたせいなのか骨だけは丈夫だったらしく、パッとみてわかる目立つ大腿骨の立派さよ。これ、骨壷に入るのかな?とおもったら「入れた遺骨は棒で割って潰してください」だそうで。だよな、じゃなきゃこんな壺に骨の形そのままで全部入るわけない。なんでか僕が叩き割って潰す係になってしまい、こういう表現もどうかと思うけどすりこぎ棒でみんなの入れる骨をガシガシ押しながら潰していく。係の方から「もう少し細かく潰してください」のダメ出しをいただく。どうも無闇に骨だけを上から潰すのではなく、骨壷の内側を使って骨を挟んで潰すと細かくなるらしい。この知識を次に使うのは何時で誰なんだろ。

足元から順に拾い上げていよいよ頭部。このドーム状になった頭部だけは潰さないそうで、係の方が手際良く骨壷内の骨を地ならし(?)して喪主である母が頭骨を乗せていく。係の方が最終的にちょうど蓋が収まるように形成してくれて無事収骨終了。

骨壷に布を被せたら、トイレに行く余裕もなくすぐに帰る準備。行き同様、骨壷係の僕は重くなった骨壷を持って、斎場の職員に見送られながらバスの中へ。流石に当事者だと全然写真撮れないな。なんとなく時間も押しているようで・・・片付けのために式場へ向かいます。

もうちょっと続きます。

 

 

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