雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

ラピュタ

2007-06-15 22:40:09 | 雑想
DVD持ってるのに何故か見ちゃうね、TVのラピュタ。思い入れもあるだろうけど、20年も経つのに色褪せないストーリー。

その昔(・・・前にも書いたっけかな)大学入りたての頃、知り合った友人達に誘われ「宮崎アニメを見る会」に参加した。リーダーはTV局やフイルム配給会社でバイトしていたT野氏である。

そのコネで劇場用フイルムと機材、会場を貸切り、3本の映画を上映した。スポンサーを探したり、アニメ研究会のある高校にチラシを配りに行ったり、地元情報誌へ上映の案内を出したり、チケット印刷の発注やら会場の準備やら、すごい楽しかった。

創成川沿いの仏具店のビル最上階に何故かスクリーンがあり、そこを会場として「カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」の3本を上映したんだけど、エレベーターの入り口やら道路沿いのガラスに上映中のポスターを貼ったら、仏具店の人に怒られたのを思い出す。

僕は事前の広報活動と、当日はスポンサーからレンタルしたジュースの販売。時々会場で映画鑑賞。まぁ、パシリ的存在。

その時印象に残ってる1組の親子がいましてね。ラピュタの終わり近く、丁度「バルス」と叫んだ当りで女の子が泣きながら劇場から出てきた。多分あまりに悲しくてつい見るのを放棄してしまった、という事だろうか。おとうさんがなだめていたけど、その子の気持ちもなんとなく分かる気もする。

だけど、映画は最後まで見なきゃね。悲しい場面も数分後には楽しい場面に変わってるんだから。もしかしたら人生もそうかもしれない。悲しくても辛くても数年後にはハッピー&ラッキーに変わってるかもしれないのだ。

上映の結果は大盛況・・・では無かったな。もともとT野氏が趣味で始めた事なので、負債の50万はそのまま彼の借金となり、当時50億円の負債を抱えてたイベントに因み「歩く食の祭典」の異名を持つまでになった。

充実の大学4年間。いろいろ青春してたなぁ。


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