なにが安全法だ

今日、防湿庫メーカーから電話。

メ「防湿庫のデモ機って、まだあります？」
僕「この間売っちゃいましたよ～。なんかありました？」
メ「いや、あれ、PSE付いてないもんだからさ」
僕「あ～、売っちゃいけないんだよね～」

ということで。

前から書きたかったけど、さっきのNHKの特集を見て改めて腹が立ったので書かせて頂く。

「電気用品安全法」

この言葉を聞いたのは社内の掲示板で「お客様からPSEマークの無い商品は中古で売れなくなるけど大丈夫？って言われました」云々の内容だったと思う。まだ一ヶ月もたってないんじゃないか？うちらの業界では、デジカメの充電器や用品関係のACアダプターがそれに当たるらしい。そういえば、○ヤノンのACアダプターが回収交換になったっけな。その関係だったのか。

その後、会社からその法律に関するガイドラインが示されたが、どう見ても後手に回った対応。というか、僕自身全く知らなかったのだから同罪というべきか。

この法律、知れば知る程おかしなところだらけ。だいだい、ひとつの業界を路頭に迷わせかねない法律を、施行される２ヶ月前まで当の業界人が知らない、というのはどう考えてもおかしい。

モノを大切にするココロはどこいったんだ？　リサイクルの時代に逆行しているし、古いものの良さってのを全く理解されていない。まだ十分に使える商品が「商品にならない」という法律から来る経済的理由でゴミになってしまうのだ。

多分どこの業界が反撥しようが「決まったことには従って下さい」という完全なお役所仕事で片付けられるだろう。公共事業と同じレベルだ。なにが「知らなかった方には周知させてゆく」だ。

この法律でどこの業界団体がほくそえんでるのか知りたいね。

どこの中古屋でもそうだと思うけど、売る方だってお客様の事を第一に考えて販売している。例えばペンタのSPに付いてきたストロボのACアダプターはちょっと危ないから捨てよう、とか。

はっきり言って電気用品安全法は、個人情報保護法と並ぶ悪法である。いいかげん学校の校則みたいな変な法律を作るのはヤメテクレや。


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