Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

祈りつつ、東へ

2011年08月04日 | ヨミモノ・キキモノ・ミモノ
■昼過ぎに広島を発たなければ、夜大阪にはたどり着けない。そう、帰路は「青春18きっぷ」なのだ。それまでの時間は効率的に使わなければと思う。路面電車で広島港まで往復して能美島と江田島の遠景だけ見てから、平和記念公園へ向かう。
■別館から本館へと足を進めるに従って、内容の重さとは別に、自分の皮相的なものの見方を深く反省し続けることになるとは思わなかった。これまで原爆と原爆が引き起こしたことについて、知っていた「程度」がどのような程度であったかということを知れたのはよかったと思う。
■6日の平和祈念式典を目前にして急ピッチで会場の設営が進む公園の片隅で、岐阜での平和展で読ませていただいた「曇り日の行進」の抜粋を読んだ。編集後にアップロードします。ゆっくりドームに歩いて近づき、じっと水の青さと空の青さを見つめてみた。
核武装を叫んでいるけしからん連中がいたが、逆に宣伝になるので名前は書かない。攻撃性は依存の裏返しだ。そのくらいのこと、35歳くらいでわかれよな。
■正午過ぎ、ポカリスエットだけを握り締めて糸崎行きの各駅停車に乗り込んだ。夜は大阪女優の会「せんそう童話集」の朗読を聴きに行く。天満橋のたもとだ。元安川と淀川、水に近しいこの2日間だ。

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