杓子スラブ
2017-06-23 | 沢
トップをゆくFさん。
6月18日(晴れ)
浄法寺山/扇谷(杓子スラブ)
メンバー:Fさん・まつださん・shibata
ちょうど10年ぶりの再訪となった杓子スラブ。
前回は、降雨後ということもあり核心部分は大きく捲いてしまった。
しかし、今回は残置ピンを使ってではあったが捲くことなく直登、久しぶりの錆び錆びピンでの人工登攀は緊張しました。
標高500mの二俣までは作業道使って楽をする。それでも気温が高く汗びっしょり。
小さな滝を越えるとツルツルスラブが姿を現す。ちょっとが難しくロープを出して越える。
ツルツルスラブ。
ほんの1.2歩が難しい。
更に登り詰めると目の前は大きく開け、大きなスラブと壁が広がる。
ロープを出しFさん1ピッチ、更にそのまま適当に登ったあとトラバースで僕が1ピッチ伸ばすと核心部の真下に出る。
楽しみにしていた核心部分をトップで登らせてもらう。最初は、フリーで楽々登れるがほぼ垂直な壁になったところで足が止まる。昔同会のOさんが打ったピンがまだしっかりと残っている。当初は残置ピン使わずフリーで登ってやろうと思っていたが、岩は脆く、壁も逆層になっているため手がかりが無いためその考えはすぐに消えた。
1本だけ持ってきたアブミとスリングを駆使して久しぶりの人工登攀で越えて行くが、最後壁がうっすらかぶってきたところで手こずる。人口登攀は諦めフリーで登り、大きなランナウトに緊張しながらなんとか核心部分クリア。ふ~こわ楽しかった。
もともと登るつもりのなかったFさんとまつださんには、その後続いて登ってもらい苦労をかけてしまい悪いことをしてしまった。
手がガリがありそうでない。
緊張のランナウト
核心越えるともう難しい所も無く、藪こいで稜線へと登り詰めさらに反射板まで15分ほど藪漕ぎ。
のんびり休憩後、悪ーい作業道下って駐車地点へ戻る。
最近登攀系の沢登をしていなかったのでいい刺激となった。のんびりの沢登も良いけどこういったのもやっぱり楽しい。
ちょくちょく会のメンバーだまして行こう。
何とかクリア出来ましたが今年初めての沢登りがコレではこの先どうなるのでしょう…
核心部での技術、精神力、凄かったです!尊敬します(笑)
いきなりあんなところに行ってしまいすんませんでした。
でも、登りたくなっちゃうんですよね。
でも、まつださんもよくぞ登ってきました。なかなたの体力と技術です。
また行きましょう。