素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

ウルトラマンジード 第8話「運命を越えて行け」

2017-08-28 22:30:00 | ウルトラマンジード
人質を、そしてレイトを救うため、ギャラクトロンを前にして、ウルトラマンゼロは力尽きて消える。まんまと伏井出ケイの謀略にはまり、敗退を喫したことに悔しがるリク。レイトは“本物の”戦いに恐怖を覚え、リクたちに背を向けて出ていく。レイトの心情を察したリクは、再び活動し始めたギャラクトロンに対し、たとえ独りでも戦い抜くと誓ってフュージョンライズ。果たしてレイトはどんな決断を下すのか!?


ゼロさん、力をお借りし過ぎである。

あのベリアルをして「宇宙最強の肉体を持つ存在」と言わしめてウルトラマンゼロに
さらにニュージェネレーション4体重ねがけとか、もはや最終回レベルなんですが。
まぁ、宇宙最強の肉体だからこそ、このエネルギーてんこもり状態を制御できるっつーことかなと。

「若い・・・若いですよウルトラマンジード」

と言われるリク。殴ってもダメージのない相手に対して
ひたすら殴りつけるという、見るからに無駄な攻撃を続けます。
「必ず倒す」という強い気持ちはとても大事だけど、
気持ちだけじゃどうにもならないことだってあるんだよ・・・。

さて。ウルトラマン初心者ながらも
なんとか今まで戦い、勝利をおさめてきたリクですが。

「言ったでしょ、ヒーローには強い悪役が必要なんです」

「あのとき君は負けていた。なんでかよくわからないけど
 あの怪獣に・・・伏井出ケイに見逃してもらった」

「そろそろだ。ウルトラマンジード。
 逆転の舞いを踊る時間だ」


どうやら、これまでの活躍はすべてケイの演出によるものだった雰囲気。
「逆転の舞いを」とのことで、ジード一人でも勝てるシナリオだったのかもしれない。
でもなぁ。なんかものすごく居心地の悪い感じになってますね。
ケイは、そしてベリアルは、いったいなにを企んでいるんだろう。

ともあれ。そんなケイにとって計算外であるゼロの存在に救いを求めたい。
これが描かれたシナリオだなんて、リク達には気づきようもないから。

レイト。

「僕には家族がいるんだ。君たちみたいに無責任に命を賭けることなんてできない。
 無駄死になんてしたくないんだ!」


「無駄死に」はさすがに言い過ぎだと思うんですが、
しかし、リクのやり方は「無責任に命を賭ける」そのものであって、
それにつきあいきれないレイトの気持ちは、よくわかるっていうか、むしろ共感したり。

というか、むしろ「守るべき存在」を見つけられないまま
他人に理解されることなく、何の報酬も受け取ることなく
ただひたすらまっすぐに戦い続けるリクの気持ちが、わからずにいる私です。

ウルトラマンってそういうものなのかな。基本的に仮面ライダー畑の人間なので、
「戦いたくない、怖い」とグジグジ悩んでもいいんだぜ?とか思ったりする。
そう考えると、ウルトラマンはそもそも人外なんだなぁと、あらためて思ったり。

「あなたは、ウルトラマンの力で何がしたいの?」
「守りたい。僕には二万年早すぎますか?
 それでもやってみたいんです。『みんなを守る』ってことを」


しかし。勝てる見込みがない戦いでも、あとがなければほかに選択肢はなく、
遅まきながら、戦うことを選択するレイト。それに応えるゼロ。
いや、生きてたのかよゼロっつー話ですが。

うーむ。なんだろうな。これでいいのか?
全部ウルトラマン任せでいいのか?
勝てる見込みがなくても、何の策もなくても、
「ジーっとしててもドーにもならない」で体当たりするしかないのか?
いや「ジーっとしててもドーにもならない」だからこそ、
考えるより先に飛び込む戦法でいくの? ジードそれでいいの?

今回はヒカリさんが来てくれたから助かったけども。
っていうか、ヒカリ、どうやって来たの?
この地球に来るのって、かなり大変じゃないの? ゼロとか瀕死でたどりついたんですけども?

・・・と。なんかちょっと迷子になってる感じです。
このあとどうなるのかなぁ。

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