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普段色々考えていることの日記です。

『サークル・オブ・マジック②邪悪の彫像/王様の劇場』

2007年12月27日 | 小説・本
サークル・オブ・マジック 2 (小学館ファンタジー文庫)
デブラ・ドイル,ジェイムズ・マクドナルド
小学館

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勢いで二冊目購入。こんなにはまった本は久しぶりです。

「サークル・オブ・マジック② 邪悪の彫像/王様の劇場」 小学館ファンタジー文庫
著:デブラ・ドイル&ジェイムズ・D・マクドナルド
訳:武者圭子

ウォルターがいねぇ!


…………
おおっと、感想だ。
私の大好きなウォルターがいなくてもたくさんの魅力的な登場人物は出ます。
ただ、ウォルターがいないとわさびが抜けた刺身を食べている気分です。

まさかの時の友ニックは相変わらず良いキャラです。
新キャラ、デイゴンはウォルターの次に私が好きなキャラです。もっと活躍してほしかったな。
ビンセントはちょっと見え見えだったので苦手です。
それよりはエアナンドの方が好きです。
デイゴンとエアナンドはまた登場すればいいのだけど。
そして、まさか再登場するとは思わなかった「あの人」。
びっくりしました。
でも、「あの人」には「あの人」なりの人生があるのだな、としみじみ思いました。
主人公と共に私たちはもうちょっと「あの人」の人生を知るべきだなと。
この辺はホント、作品を読んで確認して下さい。

話は始めから相変わらずかっ飛ばしています。
もう、次のページをめくるのがもどかしいぐらい。
ただ、ウォルターがいないことも含めてどうもインターミッション的な話すぎるな、と思います。
主人公の心の成長として必要だったのかも知れないけど、次の話への展開が見えてこない。
ちょっと番外編的な話という感じでしょうか。

といっても、まったく省いてしまって良いという話でもないのですけどね。
せっかく「あの人」が登場したのだから、もうちょっと上手く活用しても良いんじゃないかなぁと思ってしまうのです。
デイゴン……美味しい奴だったのに……


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