昨年の仙台ハーフマラソンで13年ぶりにマラソン大会に戻って以来、6月東根さくらんぼマラソン、10月松島とハーフを走り、11月には第2回神戸を走り、そして建国記念の日の前日、第4回いわきサンシャインマラソンを走りました。
いわき市陸上競技場をフル出場者5000人がスタート、雲ひとつ無い正にサンシャインそのものの天候に恵まれた中を小名浜港方面へ南下、1年11ヵ月前の大津波に襲われた爪痕残る海岸線を江名港へ。全てを奪ったあの海が今日は穏やかに美しい白波を見せるコースで、被災された地元の皆さんが熱烈な声援を送ってくれました。「頑張れ!」の声援に、こちらの目頭が熱くなりました。
中間点21キロの先にある公園の坂を登ると小名浜港の絶景大パノラマが待っていました。そしてアクアマリンでは大ギャラリ―が待っていて、まるでビクトリ―ロードのような賑わいの声援に力を得て、そこから後半をゴールまで乗り切る気持ちを確かめました。
ところがフルの正念場である30キロ地点から工業団地への長い登り坂と下り坂に足は悲鳴を上げて34キロからの再びの登り坂には気持ちが萎えそうになりました。しかしそこでエイドステーションの心温まる一杯の味噌汁が私に力を与えてくれて、小学生のチアガールが登りの頂きで”一所懸命”に応援してくれる姿に最後の力が湧いてきてゴールまでの残り5キロを走り切ることができました。
駐車場からのシャトルバス、スタート会場、コース上の全ての給水給食エイドステーション、沿道に続く熱烈な声援の帯、そしてゴール会場と「いわきサンシャインマラソン」は最高の大会でした。早朝から夕刻までピンクのジャンパーで大会を支えてくれたボランティアスタッフの皆さんにも頭が下がるばかりです。
山形東根市、松島町、神戸市、そして今回のいわき市と地域を上げてのマラソン大会の開催は、地域の壮大な“お祭り”であることを確信しました。
この5月の杜の都仙台ハーフマラソン大会は、大震災からの確かな復興の歩みを刻む大会として、昨年の大会よりまた前に進む大会にしていきたいと思います。