宮城県下、公立高校の卒業式。
母校(仙台三高)の卒業式に列席。ちょうど30年前に私も卒業生だった。保護者の席を見ていて想った。無鉄砲な私を亡き父は30年前にどんな気持ちで見守ってくれていたのだろうかと。
第46回卒業式は男子校として最後の卒業式。在校生代表の送辞は女子生徒。「夢を語ることさえ憚れる閉塞感にあふれている」と謂う。政治に身を置く者として、前途ある後輩のそのような訴えが胸に刺さった。18歳の彼らが10年後には、どのように自分を活かして社会で暮らせているだろうか。旅立つ彼らの将来への責任は、私たち大人にあり。まして今の立場をいただいている自分には。