カードは語る２

30代女性。フリーランス。入社したい会社に出会い、正社員になるべく努力しています。

自身の仕事運と今後の事をみて欲しい、ということでした。早速タロットをシャッフルしてもらいました。
占いはそこから選んだ７枚のカードで行ないます。

１枚目のカード＝問題のこれまでの状況を表します。
：塔/塔が落雷を受け、屋根が吹き飛ばされている図。
ふき飛ばされた屋根は、『意識の頂点』を意味しています。
『意識』は常に見直され修正されて時代とともに進化するものだ、というのがタロットの考え方です。
見直しや修正を怠った『意識』は、時代に対応できず、新しい柔軟な思想に接触して、木っ端みじんになってしまうということです。その人が正しいとか正しくないとかということが問題なのではありません。天災はだれにも等しくやってきます。問題は被災後どうすれば早く立ち直る事ができるのか、判断する事だという示唆でもあります。
これに基づいて、『仕事、学業運』を判断すると、
不本意な状態が続いている。それは誰のせいでもありません。あなたの力と努力が足らないためです。

２枚めのカード＝問題の現在の状態を表します。
：カップ７／選択者の前に並んだ７つのカップ。それぞれ異なる品物が入っています。
選択者が選ぶ事ができるのはひとつだけです。自分に本当に必要なものはなんですか？選ぶ前にもう一度慎重に見直してください。
ここから判断できる、仕事の状態は『停滞』。目下のところ進歩はありません。

３枚めのカード＝仮未来・このまま放置した場合の問題の行く末
：カップのキング（逆位置）／海上に設けられた玉座に座っているのは精神的に満ち足りた表情の男性です。波は穏やかで、航海は順調のようです。
ただし逆さま。この場合、玉座は転覆。幸い海は荒れていないので、命だけは助かります。

カードが示す相談者の仮未来です。仕事をこのままの状態で続ける事は可能ですが、そのために人命以外の大切なものを失う事になります。それは、物質ではなく精神的なものです。

これらのことから、相談者の仕事の状態は良いものではありません。それは、だれのせいでもなく自身の努力が足りないからです。このまま続ける事も可能ですが、そのためには精神的に相当無理をしなくてはならないようです。つまり、自分の信念やポリシーを捨てて、持っている技術を道具としてのみ役立てる事ができるなら、何もしなくてもなんとか生きて行けるという座標に立っているのです。しかし相談者はそこから、なんとしても抜け出したいともがいています。しかし、アレもしなければ、これも必要かも、選択肢を絞れないで立ち往生しています。
残る４枚のカードは、次に進むべき方位をしっかり示してくれました。
to be continued