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サッカー界のアラブ資本注入について考えてみた-2

2011-10-08 22:15:55 | サッカー
昨日の続き。

どこまで書いたか正直忘れたけど(笑)。

それでもきりがなかったので、まさかの3部構成で。

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さてさて、ここで考えていきたいのは、その近年頻繁に行われる資本注入は果たして無限なのかということ。
そりゃもちろん常識的に考えてノーなわけですが、現時点ではそのことについてあまり考えられていません。
なぜなら現在はまだ資金の上限を考慮する状況に陥っていないからだと思います。

これが多くの資本家がサッカー界を牛耳る状況になれば、必然と選手の移籍市場はマネーゲームの場と化します。
より多くの資金を持つ資本家がより良い選手を獲得する、昨日述べた状況です。
マネーゲームにより選手の値段が高騰すれば、それだけその年に選手に投資できる資金を圧迫し、
ゆくゆくは資本の限界を迎えてしまうことにもなっていくでしょう。


ここで、資産家たちの立場に立って考えてみると、
彼らが潰れそうなサッカークラブに投資する理由とは何でしょうか。
一概には言えないですが、
自分のサッカークラブを所有したい、そのサッカーチームを自分の力で強くしていき、そして勝ちたい、
そんな考えが多いのではないでしょうか。

当然のことですが、彼らのビジネスは他にあります。
サッカークラブ経営は言ってしまえば彼らの趣味の一環とさえ言えるでしょう。
ならば彼らはどこまでクラブチーム経営に真剣に向き合ってくれるのでしょう?
本業の利益を削ってまでサッカー界のマネーゲームを渡り合う意思があるでしょうか?
彼らはいずれもビジネスの世界で成功してきたやり手の方たち。
高額な投資をしたにもかかわらず結果は出ない、というような、
サッカー界への投資が割りの合わない状況である、資金的にも厳しくなる一方である、
と敏感に察知したとしたら?
最悪のケース、彼らが経営者の判断として撤退する可能性も否定できません。

その場合最も被害を被るのは買収されたクラブ。
頼みの綱であった資金源はなくなり、残るのはマネーゲームの末獲得した、多くの高額年俸の選手たち。
クラブの状況は買収前と同等か、それ以下の経済状況になるでしょう。
そんなクラブが増えればサッカー界全体で想像も出来ない経済恐慌に陥ることも、
決してありえない話ではありません。



そしてその可能性(危険性)は、今後多くの資産家がクラブチームを買収していくにつれ、拡がっていくのです。


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